平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

安倍晋三氏の国葬儀~献花に来た人の中に統一教会信者の姿「日本のために尽くしていただいてありがとうの気持ちを伝えたい」

2022年09月28日 | 事件・出来事
 安倍晋三氏の国葬儀が終了した。

 菅義偉の追悼メッセージと昭恵夫人の涙がよかったらしい。
 さて、これで世の中の空気はどう変わるのか?
 政治は情緒じゃないんだけど、情緒で動いてしまうのが大衆だ。

 僕としては、これで安倍晋三氏を忘れたい。
 安倍氏をめぐって分断する言動には疲れ果てた。
 モリカケサクラは政権交代でも起きないかぎり解明されないだろうし……。
 でも、自称愛国保守の連中は今後も「安倍さん」「安倍さん」と言い続けるんだろうな。
 自民党も「安倍氏の遺志を継ぐ」とか言って政治利用しそう。
 いい加減、安倍氏を静かに眠らせてあげなよ。

 そのためにも『安倍氏の神格化』については水を差しておきたい。

 ネットでの拾い物だが、
 TBSの『ひるおび』でインタビューを受けていた、献花に来た女性。

 
 ※一応、顔を隠しています。

 安倍氏を礼賛。
「長い間、日本のために尽くしていただいてありがとうございましたという気持ちを伝えたい」
 でも、胸もとをズームして見てみると──

 

 統一教会のペンダント。
 金額157万円らしい。

 献花に来た人は2万人らしいが、この中に統一教会の信者さんはどれくらいいたのか?
 報道に拠ると、現在の統一教会の実質的な信者数は6万人らしいが……。
 つーか『ひるおび』、どうして「日本のために尽くしていただいてありがとうございました」の所だけ赤字なんだ?
 世論はこうして作られる。

 公の場で「日本のために尽くしていただいて」などと平然と言える人も、どこか胡散くさい。

 というわけで、これから起こるであろう
「たくさんの人の献花=安倍氏はすごい政治家だった」という言説には水を差しておく。

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鎌倉殿の13人 第37回「オンベレブンビンバ」~本当の幸せは身近な所にある

2022年09月26日 | 大河ドラマ・時代劇
 義時(小栗旬)・政子(小池栄子)VS 時政(坂東彌十郎)・りく(宮沢りえ)
 対立、分裂する北条家。

 そんな中、時政は家族で酒を飲もうと言う。
「オンベレブンビンバ」
「ホントカクウソワカ」
 おそらく、この呪文の言葉は役者さんのアドリブだろう。
 段取りだけ決めて、呪文は好きなようにしゃべって下さい、と指示されている。
 その後はナスの苗の埋めかえ。
「ナスの苗はもっと間を開けるんだ」
 楽しそうな時政。
 笑う政子と実衣(宮澤エマ)。

 これが幸せなんですね。
 幸せは権力から遠い所にある。
 権力闘争がなければ北条親子はこんなふうに暮らしていた。
 幸せの青い鳥は身近な所にいる。
 …………………………………

 権力闘争は熾烈だ。

 時政、りくが推す次期鎌倉殿・平賀朝雅(山中崇)は京でつぶやく。
「これから鎌倉で何が起こるかわからぬ。
 ひとつ手を間違えると命取りぞ」

 三浦義村(山本耕史)もそれがわかっている。

 義時は泰時(坂口健太郎)に権力闘争の過酷を伝える。
「そなたに来てもらったのは父の覚悟を知ってもらうためだ」
 義時が守ろうとしているのは何だろう?
 それは「鎌倉」だ。
 武家政権の鎌倉を守るために何でもする。

 一方、時政は?
「わしは何も要らん」
「わしの宝はりくだ。りくの喜ぶ顔以外、何も要らん」
 この時点で、時政は権力闘争から脱落しているんですね。
 権力を求めているのなら「何も要らん」などと言わない。
 時政は「わたしは強欲なのです」という悪女りくに引っ張られてしまった。

 権力闘争は強欲な者が勝つ。
 権力を手に入れたくてギラギラしている者が手に入れる。
 この点、時政、平賀朝雅、そして実朝(柿澤勇人)は負けている。

 義時は権力にギラギラというよりは、背負ってしまった業に殉じて生きている感じ。

「オンベレブンビンバ」と笑って暮らせば、人生はそれなりに快適であり、
「わたしは強欲なのです」と何かに固執すれば、人生は修羅になる。

「オンベレブンビンバ」は幸せを呼び込む呪文だが、
 これを唱えたことで北条一家は一時の幸せを得ることが出来た。


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最近、嫌われている三浦瑠麗氏~ひろゆきに居場所をとられて焦っているんだろうな

2022年09月24日 | 事件・出来事
 国際政治学者を名乗る三浦瑠麗氏。
 相変わらず、言葉が長くて何を言ってるのか、わからない。

 たとえば、これ。
 テレビ番組に出て「大喪(たいそう)の礼」を「たいものれい」と読み間違えて総ツッコミをされた発言。

「日本で少し私が憂慮するのは、天皇陛下の国葬は当然だと、これはもう“たいもの礼”だと。
 天皇陛下という方は国民のために祈っていただいている、本当にプライバシーを自己犠牲している。
 だから権威は認めるけど、民主主義で選んだ総理大臣に対して、毀誉褒貶もあろうだけれども、政治はダメってのは民主的にはおかしいと思っているんです」


 長々といろいろ語っているが、要するに三浦瑠麗氏が言いたいのは──
「天皇陛下が国葬になるのは当然だが、総理大臣がならないというのはおかしい」
 ってことだろう。
 もっと簡潔に語ろうよ。

 まあ、これはテレビのナマ放送だし、会話だし、
 言葉が過剰になったり、文法的に間違ってしまうのは、ある程度仕方がない。
 ではツイッターではどうか?

『わたしは投票に加え、物事を言葉にして考え、対話することを通じた政治参加を広めたいと思っています。
 暴力でないと国や社会を変えられないんだと教える教師もいるのでしょうが、それは正しくないばかりか、他の人々の権利や幸せまでをも奪う考え方です。
 非常に危険な思想であると言わざるを得ません』


 長々といろいろ語っているが、要するに言いたいのは──
「議論や投票によって政治に参加しよう。暴力で世の中を変えようとするのは間違い」
 ってことだろう。
 ツィートする前に推敲しないのかね?
 言葉を簡潔にすると、内容がスッカラカンなのがわかってしまうから、わざと長くしているのかね?

 そして、この発言には前提で大きな間違いがある。
『暴力でないと国や社会を変えられないんだと教える教師もいる』
 はあ? そんな教師どこにいるんだ?
 具体的な名前を出して教えてほしいものだ。

 前提の間違いはこんなツィートにも。

『女王が亡くなったときの国葬と、国に功績があった方の国葬では、英国でも国内の受け止めや儀式の厳かさは当然違う。
 そんなことは当たり前だが、戦後日本は国として人を悼むことを考えてこなかったので戦後日本は国として人を悼むことを考えてこなかったので参照地点を海外に求めがち


『戦後日本は国として人を悼むことを考えてこなかった』
 いやいや、広島・長崎、終戦記念日には毎年、国として悼んでいるのだが……。
 沖縄でもそうだ。
 3・11でもそうだ。
 だから三浦瑠麗氏の前提は間違い。

 学者なのにどうしてこうした間違った前提でモノを語るのかな?
  ……………………………………………

 作品、政治、道徳をゴッチャにして語る傾向もある。

 山上徹也をモデルにした映画が製作され、上映されることに対して、
『山上をモデルにした映画についての朝日新聞の取材記事を読みました。
 殺された人と遺族の思いには寄り添わず、殺した人の思いにばかり寄り添ってきたのが、この夏の日本でした。
 正義感がもたらす破壊願望ゆえなのか、自分より恵まれていると考える人には共感を寄せられないからなのかはわかりません』


 三浦瑠麗氏は山上徹也の映画が作られることが不謹慎だと言っているのだが、
 そもそも作品って不道徳で不謹慎なものですから。
 作家というのは、山上徹也の心の闇に迫りたい、描きたいと考える人種ですから。

 三浦瑠麗氏は小説とかを読んで来なかったのかね?
 作品とは何か? 芸術とは何か? がまったくわかっていない。
 作品と政治・道徳をゴッチャにして語っている。
 ………………………………

 ここからは推測だが、
 三浦瑠麗氏はひろゆき氏の登場で焦っているのだろう。

 ひろゆき氏は物事を簡潔にわかりやすく語る。
 その発言はわりと鋭く的確だ。

 一方、三浦瑠麗氏は長くて何を言ってるのかわからない。
 結果、テレビなどのニーズはひろゆき氏に向かう。
 結果、自分の居場所を確保するために、安倍シンパが喜ぶ発言をし、第2の櫻井よしこになろうとしている?

 さて、長くて何を言ってるのかわからない三浦文学はどこへ行く?

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今週の1枚~ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の生原稿。あふれるエネルギー、そして怨念!

2022年09月22日 | その他
 ネットで見つけた今週の1枚。
 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の生原稿。

 

 何だ、これは!?
 19世紀の西洋の作家は総じて、饒舌・濃密だが、
 おそらく言葉が次から次へと湧いて来たんだろうな。
 思考が速すぎてペンが追いつかない。
 書き進めていくうちに、あれも書かなきゃこれも書かなきゃと思いついて加筆・修正の連続。
 イラストまで入っている?

 原稿から溢れ出るパッション&エネルギー!
 怨念すら感じる!
 作家の開高健は草食の日本人作家は肉食の西洋人作家にはかなわないと、どこかで書いていたが、
 まさにこのドストエフスキーの原稿がその証明。
 日本人は5・7・5(俳句)、5・7・5・7・7(和歌)の世界ですからね~。
 これはこれですごいけど。

 そう言えば音楽家のベートヴェンも悪筆だったらしい。
 譜面がほとんど判読不能。
 ベートーヴェンの場合も次から次へとメロディが湧いて来て、
 ペンが思考に追いつかなかったのだろう。

 それにしてもこの原稿を判読して活字にした編集者の方、お疲れ様です。

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鎌倉殿の13人 第36回「武士の鑑」~命を惜しんで泥水を飲めば末代までの恥! もうちょっと生きようぜ。楽しいこともあるぞ

2022年09月19日 | 大河ドラマ・時代劇
「いくさなど誰がしたいと思うか!?
 だが、ここで屈すれば臆病者のそしりを受ける。
 命を惜しんで泥水を飲めば末代までの恥!」

 畠山重忠(中川大志)のいくさは「権力」のためでも「自衛」のためでもなかった。
 ただ自らの誇りのために戦った。
 理不尽なことをされて自棄になったのではなく「筋」を通した。

 誇りのために死ぬ。
 自分の筋を曲げずに生き、死をも厭わない。
 美しいと思うが、僕は少し違和感を覚える。
 和田義盛(横田栄司)の「もうちょっと生きようぜ。楽しいこともあるぞ」の方が共感する。

「死力を尽くして戦おう」と言って別れる重忠と義盛のシーンよかったな。
 ふたりはお互いを理解し合っている。
 理解しているから義盛が「横から攻めて来る」ことがわかる。笑

 義時(小栗旬)とは殴り合い。
 殴り合いながらふたりは心の中で会話をしている。
 いったい何を話していたのだろう?
 ここには憎しみはない。悲しみがある。
 運命に流されてこうなってしまったことを嘆いている。
 義時は重忠の思いも理解している。
 重忠は前回言っていた「本当に鎌倉のことを思うのであれば、あなたが戦うべきは……」を訴えていたかもしれない。
 これまた和田義盛の時と同じ友情だ。

 いくさもなぁ。
 兵を動かしての殺し合いでなく、義盛の言う「腕相撲」でいいのに。
 それで勝敗を決めて、負けたら、ガハハッ! と笑い合う。
 だが、こうならないのが大人の世界……。
 さまざまなしがらみや生きて来てこびりついたものが人をがんじがらめにする。
 重忠がこだわった「誇り」などいうものもがんじがらめにするもののひとつ。

 ちなみに最近、僕の中で和田義盛の好感度爆上がりです!
 巴御前も死を選ばずに生きて、楽しい生活を送っている。
 和田義盛と巴御前の夫婦は、「生きていれば楽しいこともある」という三谷幸喜さんのテーマを体現している。
 …………………………………………………

「本当に鎌倉のことを思うのであれば、あなたが戦うべきは……」
 と重忠に言われた義時がおこなったのが、父・時政(坂東彌十郎)の排除。
 りく(宮沢りえ)の言動も極端になって来た。
 義時は時政排除のために策を弄する。
 妹の夫でもある 稲毛重成(村上 誠基) を犠牲にして、時政を政治的に葬るという謀略だ。
 義時は重成が時政を焚きつけたとして重成を殺害する。
 御家人達は重成がそんなことをするわけがないとわかっているから、執権・時政への不信は収まらない。
 現代風に言えば、政治家が「秘書がやりました」「官僚が忖度してやりました」と言う感じかな?
 結果、時政は力を失う。

 親戚の稲毛重成を屠って、父・時政をも排除する義時。
 そんな義時に政子は言う。
「おそろしい人になりましたね」
 義時は修羅の道を歩んでいる。

 まあ、義時は頼朝(大泉洋)が没した時に鎌倉から身を引こうと思ってたんですよね。
 政界から身を引いて穏やかに暮らしたいと思っていた。
 それを止めたのが政子。
 だから、義時は政子にも自分の背負っている重荷をすこし担いでくれと思ったのかもしれない。
 政子に鎌倉の頂点に立つように求めた。

 結果、義時・政子 VS 時政・りくの図式が出来た。
 迷走する鎌倉。
 自分は望んでいないのにどんどん闇に落ちて行く義時。

 義時は重忠の首桶を時政の所に持って来て
「執権を続けたいのならあなたは見るべきだ」と迫った。
 悪をしでかした者は自分の犯した罪と向き合わなくてはならない。
 時政はそれから目を逸らしたが、義時は向き合っている。

 義時が身軽になって楽になるのはいつなのだろう?
 心の中の嵐はいつ穏やかになるのだろう?
 それは義時が亡くなる時なのかもしれない。

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自民党・二階俊博、絶賛炎上中!~国葬は「黙って手を合わせ見送ればいい」「終わったら反対の人たちも良かったと思うはず」

2022年09月17日 | 事件・出来事
 自民党の元幹事長・二階俊博が国葬をめぐる発言で絶賛炎上中だ。
 二階、いわく
「終わったら反対していた人たちも、必ず良かったと思うはず。日本人なら」 
「長年つとめた首相が亡くなったのだから、みんな黙って手を合わせて見送ってあげたらいい」
「国葬がどうだとか、こんな時に議論すべきではない。控えるべきだ」


 以前、自民党・北海道道議、道見やすのりが「国葬に反対するやつは黙ってろ」と発言して炎上したが、今回の二階発言もこれを同じ発想だ。

 麻生太郎もこんなことを言っていたらしい。
「理屈じゃねえんだよ」

 要は麻生も二階も「感情」なんだよなぁ。
 感情や思いで安倍晋三氏を悼め、と。
 そこには法律も議論も入る余地がない。
 個人レベルの葬式ならそれもあるが、今回は政治性の高い案件だからなぁ。
 声をあげるのは当然。

「個人」と「政治」をごっちゃにするな。
 ……………………………………………………………

 以下はネット掲示板の言葉

・普通の葬式なら反対しないし、手も合わせよう(安倍の家族葬はもう済んでるが)
 しかし税金を使ってやる国葬は普通の葬式ではない

・「ぜ・い・き・ん」じゃなければね

・葬儀前だけど
 エリザベス女王はみんな行列して追悼してるよな
 あれこそ国葬だよな

・オリンピックの時も同じ事言ってたなw
 オリンピック終わってやって良かったなんて言ってる奴一人もいないぞw

・丁寧な説明とはwwwwwwwww

・これもう民主主義への挑戦だろ

・政治家が
 国民に
 黙ってろとか
 民主主義否定しとるだろ

・国民の半数以上に黙れと言う代議士
 この国に不要だろ
 マジで北朝鮮とかロシアの政治家の発想だわ

・日本人ならって日本人にも色んな主義主張の人いるでしょ 
 本音は黙ってろ、だよねw

・日本人だから税金の無駄遣いの国葬に反対するし五輪も反対した
 賄賂まみれのクソ五輪になってんのなんなんだよ

・自民党議員と対話なんて不可能とわかっただろ

・日本の政治家が国民なんぞに向いてないとやっと世間一般に浸透した

・コイツらホント税金を自分達のポケットマネーだと思ってるのな
 恐ろしいほどそれが分かったのが今回の件

・安倍の葬儀は既に終わっている
 葬儀中、黙って安倍の成仏を祈れず
 安倍の死を政治利用することばかり考えていたのは
 自民党だろ

・「絶対に捕まらないようにします」と汚職の教唆犯を国葬
 さすが自民教

・そもそもなんで元首相ごときで国葬?
 しかも死んだ後に膿が出るわ出るわ
 こんなんで国葬を納得する国民がいる訳ねーじゃん

・長らく首相を務めた人物とはいうが、在任中に消費税増税を何度も行い、
 オリンピック等で日本の金を無駄遣いし、一般国民の生活を一層貧しくした上に
 官僚の人事等も介入、虚偽答弁を繰り返し、政府の屋台骨を崩した
 戦後最悪の自民党総理という印象だがな。
     ↑
・独裁者だったから長期政権が保てたとも言えるな
 今でも洗脳とけてなくて国葬やろうとか言ってるのいるし

・貢献してればいいが、
 自国領土までプーチンに献上した最悪の朝鮮壺の売国奴だからさ
 さらに政府統計まで捏造・偽装してGDP改ざん、公文書改ざん、議事録破棄、名簿も破棄、
 数々の違法をおかし、国会で虚偽答弁

・長年勤めた首相が亡くなったというのに
 四十九日も済まないうちにゴルフに行って
 コロナに感染した首相がどこぞにいましたなあ

・二階さんってどんな偉業を成し遂げたの?なんで偉そうなのこんなに

・月末の平日の首都高止めておいて何を言ってるんだこいつは

・国民総出で安倍に感謝しろって事だ
 日本を守ってくれてありがとう
 日本を良くしてくれてありがとう
 日本人が生きて来られたのは安倍さんのおかげです
 これから安倍さんを拝んで生きていきますって
 …………………………………………………………

 さて、27日の国葬儀の本番だが、どのようなものになるのだろう?
 すでに案内状の発送などでゴタゴタしているが、大丈夫か?
・案内状は速達
・修正テープで締め切りの日付けを訂正
・「謹啓」の結び語は「謹言」「敬白」なのだが、案内状では「敬具」
 案内状も満足に送れないのかよ!笑

 この国の劣化が激しい。

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銀河英雄伝説を読む4~第13艦隊誕生! ヤン、副官フレデリカ・グリーンヒルに出会う

2022年09月14日 | 小説
 アスターテ会戦で功績をあげたヤン・ウェンリーは提督に。
 新設の第13艦隊を指揮することになる。
 第13艦隊を指揮するにあたりヤンが選んだ主要メンバーはこうだ。

・副司令官~堅実な艦隊運用をおこなう老巧のフィッシャー准将
・首席参謀~独創性は欠くものの緻密で整理された頭脳を持つムライ准将
      彼には常識論を提示してもらい作戦立案と決定の参考にする。
・次席幕僚~叱咤激励を担当するファイター・パトリチェフ大佐

 そして副官。
 ヤンは自ら人選せず「優秀な若手士官を」という注文のみだったが、
 後方主任参謀アレックス・キャゼルヌが選んだのは──フレデリカ・グリーンヒル中尉だった。
 士官学校次席卒業。現在は統合作戦本部情報分析課勤務。
 抜群の記憶力の持ち主。
 若く美しい女性だった。
 この人選にヤンは驚く。

 フレデリカは過去にヤンと関わりもあった。
 8年前のエル・ファシル脱出作戦の時、空港でサンドイッチをかじりながら指揮を執るヤンにコーヒーを渡した少女がフレデリカだったのだ。
 その際にヤンは少女のフレデリカに「コーヒーは嫌いだから紅茶にしてくれた方がよかった」と言った。親切で渡してくれた見ず知らずの少女によくもまあ。笑
 おまけにフレデリカはこのことを鮮明に覚えていたが、ヤンは覚えていなかった。笑
 そして、こんな会話。
「そんな失礼なことを言ったかな」
「ええ、おっしゃいました。空のコップを握りしめながら……」
「そうか、謝る。しかし、君の記憶力はもっと有益な方面に生かすべきだね」
 ……………………………………………

 田中芳樹先生は女性をあまり描くことのない作家さんだが、
 この時のフレデリカの気持ちを想像すると面白い。
 少女のフレデリカは、自分たちを無事脱出させた『エル・ファシルの英雄』をすごい人と思ったことだろう。
 そんなすごい人にコーヒーをあげたことはとんでもない栄誉であり、
「紅茶の方がよかった」と言われたことはショックで、ずっと忘れられない出来事として心に刻まれたに違いない。

 そしてフレデリカはずっとヤンを追いかけていた。
 8年後、副官として再会することが出来た。
 その喜びたるや、どれほどのものだっただろう?
「紅茶の方がよかった」と言われたことにも文句を言って仕返しすることが出来た。
 積年の恨みをついに晴らした!
 原作の小説は第三者の客観描写で、フレデリカの心の中は具体的に語られていないが、
 おそらくフレデリカはこんなことを考えていたに違いない。

 ヤンもなぁ……。
「君の記憶力はもっと有益な方面に生かすべきだね」とヤンが返したことについて、原作ではこう書かれている。
『もっともらしく言ったが、それは負け惜しみ以上のものではないようだった。』

 何とフレデリカにやり込められて、ヤンが負け惜しみの気持ちを抱いたのだ。
 ヤンにしてはめずらしいリアクションだ。
 もしかしてヤンは無意識にフレデリカを意識している?

 アレックス・キャゼルヌが、なぜヤンの副官にフレデリカを選んだかを想像するのも面白い。
 キャゼルヌは、男やもめで色恋から縁遠いヤンに花を添えてやろうと思ったのではないか?
 つまりヤンに対する友情と遊び心。
 キャゼルヌは、ヤンがジェシカ・エドワーズと祝勝会から逃げた時もからかってたしなぁ。
 もしかしたらフレデリカの気持ちに気づいていたのかもしれない。

 というわけで、このフレデリカのシーン。
 400字詰め原稿用紙にすれば、2~3枚くらいのものだろうが、
 登場人物たちのさまざまな思いを読み取れる。

 行間を読むとはこういうことである。
 小説を読む楽しさはこういう所にある。
 
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鎌倉殿の13人 第35回「苦い盃」~本当に鎌倉のことを思うのであれば、あなたが戦うべきは……

2022年09月12日 | 大河ドラマ・時代劇
 北条政範(中川翼)の毒殺で、畠山に濡れ衣が……。
 毒を盛ったのは平賀朝雅(山中崇)。
「畠山の策略にはまってはいけません」
 保身のために朝雅は罪を畠山になすりつける。
 りく(宮沢りえ)は息子・政範を失ったことで心乱れ、親戚・朝雅の言葉を信じる。
 同時に畠山の領地・武蔵を手に入れれば北条の基盤は盤石になると考えている。
 時政(坂東彌十郎)は畠山毒殺説には懐疑的だが、武蔵は欲しいし、何よりりくを失うことを怖れている。

 朝雅、りく、時政──こうした三者の個人的な思いが交錯して歴史は進んで行くんですね。
 それもこれも頼朝(大泉洋)という重しがなくなったから。
 重しがなくなり、配下は自由に動き始める。
 そして重しとして実朝(柿澤勇人)は力不足。

 義時も重しになれない。
 義時は鎌倉での序列もそうだが、参謀役・補佐役の器。
 頼朝というカリスマがいたから義時の能力は活きた。
 現在の鎌倉の実質的なトップは時政だが、時政は私的なことに走りすぎる。
 そんな時政を義時は、実の父であることもあり、コントロールできない。

 だから畠山重忠(中川大志)は義時に言う。
「北条の邪魔になる者は退けられる。
 鎌倉殿のためというのは便利な言葉だ。
 本当に鎌倉のことを思うのであれば、あなたが戦うべきは……。
 あなたはわかっているはずだ」

 義時は物事を大局的に見られる聡明な人物でもある。
 だから現在の鎌倉の混乱を招いているのが、父・時政とりくであることがわかっている。
 決して北条の権勢のために、時政とりくと与することはない。
 聡明であるがゆえの悲劇であるとも言える。
「時政についていくのは当然なこと」「北条の権勢のために畠山を討とう」と素直に考えることが出来たらどんなに楽なことか。

 そんな義時が実朝亡き後、『鎌倉の重し』として担ぐのは政子(小池栄子)になるのだろう。
 組織には重しが必要だ。
 それがなくなると、たちまちバラバラになる。
 ……………………………………………

 今回の見せ場は何と言っても「歩き巫女」の大竹しのぶさんだろう。
 何という怪演!
 歩き巫女は占う。
「この中にひと月体を洗っていないものがいる」
 和田義盛(横田栄司)のことだが、これは臭いがするので普通の人でもわかりそう。笑
「この中にすごろくが苦手なものがいる」
 北条時房(瀬戸康史)のことだが、時房はすごろくをやると気分が悪くなるらしい。笑
 これは簡単にはわからない。
 だとすると歩き巫女は本当にすぐれた能力を持っているのか?
 そして実朝(柿澤勇人)に対して
「雪の日に出歩くな。災いが待っている」
 実朝暗殺を予告しているんですね。
 これで歩き巫女がすごい人であることがわかった。
 三谷幸喜さんはこういう人物描写が得意だ。

 のえ(菊地凛子)の描写も面白い。
 裏で義時のことを「辛気くさい男」と言っている。笑
 だが、三浦義村(山本耕史)には見破られた。
 裁縫をしていたのに米粒がついている。
 にぎりめしを食いながら裁縫をしていたに違いない。
 義村、シャーロック・ホームズのような名探偵か!

 見せ場と言えば、畠山重忠。
「一度いくさになれば一切容赦しない」
「本当に鎌倉のことを思うのであれば、あなたが戦うべきは……」
 カッケー!
 おまけに美形ー!
 最後に畠山重忠が全部持っていきましたね。

 すべての登場人物に見せ場をつくる。
 これが三谷幸喜作品なんですね。
 善児役の梶原善さんも「善児は自分の代表作になった」と言っていたそうだ。
 確かに他のドラマで梶原さんを見たら「善児」を思い出すだろう。
 
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今週の1枚~エリザベス女王、ロンドン五輪で007と共演! 空からパラシュートで降りてくる!

2022年09月11日 | その他
 今週の1枚はこちら。
 ロンドン五輪で、エリザベス女王が007ジェイムズ・ボンドと共演!

 

 英国のユーモアですね。
 007は世界的なキャラクターなんですね。
 エリザベス女王もよく引き受けられた。
 日本に例えれば、天皇陛下がゴジラに乗ってやって来た! って感じだろうか?

 女王がヘリコプターからパラシュートで降りてこられたのには驚いた。
 もちろん代役だが、そこまでやるのか?
 まさに「スカイフォール」!
 これに出演されて女王は「愉快だったわ」とおっしゃったとか。

 ユーモア溢れるエリザベス女王のご冥福をお祈りいたします。

 それでは動画を御覧下さい。
 よく観ると、チャーチルの銅像が動いたり、いろいろ遊びが入っている。
 宮殿に登場する2匹の登場するコーギー犬も女王の愛犬だとか。
 ロンドン五輪 エリザベス女王とジェイムズ・ボンド共演シーン
 
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エリザベス女王の「国葬」は議会の承認を得ておこなわれる。一方、日本は内閣の独断……

2022年09月10日 | 事件・出来事
 英国エリザベス女王が死去。
 各国首脳、ポール・マッカトニーなど著名人が次々に弔意を表明している。
 在位70年、第二次世界大戦や冷戦時代など20世紀のほとんどを女王として
 英国民を引っ張って来られた。
 18日にはロンドン・ウエストミンスター寺院で『国葬』が行なわれるらしい。
 これにはアメリカ・バイデン大統領なども参列。
 日本からは天皇陛下も参列予定だ。

 さて、ここからが政治のテーマ。

『国葬』にふさわしいのはエリザベス女王のような人物を言うのである。
 ところが日本政府は安倍晋三氏を国葬に。
 ずいぶん国葬が安っぽくなってしまったな……。
 まるで日本円のようだ。
『国葬』って、もっと神聖で重いものだと思うんだよ。

 エリザベス女王の国葬は議会の承認を得ておこなわれるらしい。
 もう一度黒字にして繰り返そう。
 エリザベス女王の国葬は議会の承認を得ておこなわれる。
 当然のことだ。
 何しろ議会は国民の代表が集まっている所なのだから、
 いかにエリザベス女王であっても議会の承認を得るのは当然。

 ところが日本は──
 議会の承認もなく、行政府の内閣が独断で勝手に決定。
 法的根拠もなく、政府が苦しまぎれに持って来たのが『内閣設置法』。
 ここの25条に『内閣は国の儀式の事務をおこなう』という条文があって、これを根拠にしている。
 でも、25条に書いてあるのは『国の儀式の事務』をおこなうということ。
 そう、内閣府がおこなえるのは『事務』なのである。
 決して、国の儀式の『決定』ではない。
 このことは先日の国葬をめぐる集中審議で、国民民主党の議員が質問していたが、
 なるほどと思った。
 つまり今回の国葬には法的根拠がない。
 岸田首相、失敗だったね。
 少なくとも、この件、国会に諮るべきだった。
 憲政史の汚点となるだろう。

 追い込まれた岸田政権は、こんなことを言い出した。
 今回おこなわれるのは『国葬』ではなく『国葬儀』である。
『国葬儀』って何だよ?
『国葬』とどう違うんだよ?
 安倍政権が得意とした得意の言葉の言い換えか?
 やり方がせこいんだよ。
 最近ではこれが揶揄されて『なんちゃって国葬』と言われている。

 というわけで、今月29日におこなわれる安倍晋三氏の国葬儀。
 エリザベス女王の国葬とは嫌でも比較されるだろう……。
 そして日本のせこさが明確になる。
 中途半端で、オリンピックの開会式のような失望が起きる。
 斜陽日本の象徴になる。

 それと自民党の議員さん、安倍信者の右派の方、
 そろそろ安倍さんを静かに眠らせてあげようよ。
 政治の道具にしないでさ。
 それが安倍晋三氏に対する供養だと思うよ。

コメント (2)
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