平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

「官房機密費」を選挙に流用!~裏金に続き、やりたい放題の自民党!

2024年05月15日 | 事件・出来事
 自民党が官房機密費を選挙に流用!?
 中国新聞のスクープだ。

 官房機密費。
 内閣が政策遂行のために自由に使えるお金だ。
 その金額は年間12億。
 これには領収書は要らないし、チェックも受けない。
 だから自由に使える。
 私事に使ってもわからない。

 では官房機密費でおこなう政策遂行とは何かというと──
・日本人が海外のテロリストに捕まった時の情報収集や交渉のための費用
・拉致被害者奪還のための情報収集や交渉のための費用
・表立ってできない台湾との外交交渉のための費用
 などだ。

 これらに使われるのなら何も問題ない。
 だが、自民党の選挙対策に使われたとすると、完全に目的外使用だ。
 つーか自民党のために官房機密費が使われたことになる。

 中国新聞に拠ると、
 2013年の参議院選挙の時に安倍晋三氏から『陣中見舞い』として100万円が提供されたらしい。

 はい、アウトー!!
 僕は裏金は選挙買収に使われたと考えているが、まさか官房機密費まで使われていたとは!?
 つーか裏金より質(たち)が悪い。
 裏金はパーティ収入で稼いだカネだが、官房機密費は完全に税金だぞ。
 自民党、完全にたがが外れているな。
 まあ、裏金も「政治資金規正法違反」で「脱税」という点でメチャクチャなのだが。
 国税、仕事をしろ!

 さて野党。
「裏金問題」と共に「官房機密費」についてもメスを入れてほしい。
 具体的には──
『20年後の使途の公開』だ。
 20年後が不都合なら30年後でもいい。
 いずれ使途が公開されることになれば、さすがに私事や選挙に使うことは控えるだろう。
 20年後に公開なんてをすれば外交に差し支えるという反論も出て来るだろうが、
 何十年か後の「外交機密の公開」はすでに制度化されている。
『官房機密費』だけが聖域であっていいはずがない。
 それに、外交に関することなら「外交機密費」という別の機密費もある。

 さて官房機密費。
 選挙以外に何に使われたのか?
・マスメディアの懐柔
・御用評論家、コメンテーターへの謝礼
・ネット工作
 などに使われたんじゃないのか?

「裏金」「官房機密費」──やりたい放題の自民党。
 つーか、これらを使って当選した自民党議員って正当性があるのか?
 正当性がない連中が法律を作ったり、憲法改正や国の方向性を決めるのはおかしくないか?


※参照記事
「官房機密費の実態」(中国新聞)


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5 コメント

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おおやけとわたくし (2020-08-15 21:07:49)
2024-05-15 23:07:26
>僕は裏金は選挙買収に使われたと考えているが、まさか官房機密費まで使われていたとは!?
>つーか裏金より質(たち)が悪い。
>裏金はパーティ収入で稼いだカネだが、官房機密費は完全に税金だぞ。

わたしは「裏金は選挙には使っていないだろう」と考えて、ここにも書いてきました。
おそらく、偉い政治家のみなさんにとって裏金は、パーティやら何やらで「オレが稼いだ大事なカネ」なので、手もとに取っておきたい私的な性質のものです。
それに対して選挙は「公的行事」なので、それにかかる経費は「公的なもの」です。せっかく稼いだ私的なカネはできれば使いたくない、機密費という公金を使う方が合理的ですし、むしろ使うべきという感覚なんだと思います。つまり「サラリーマンの出張の交通費は会社持ち」という考え方と同じです。
そんなバカなと思うかもしれませんが「公私の別」をそう考えているとすれば、腑に落ちるんです。
安倍はやりますわね (半沢)
2024-05-16 02:11:36
コウジさん今晩は
記事の作成お疲れ様です

まぁ 裏金だわ官房機密費の流用だわで本とにやりたい放題ですね。 自民…
コメントされてる方にサラリーマンの出張費は会社持ちとおっしゃって
ますが 其れは会社のお金ですよね。官房機密費は国税ですから質が悪い。
国民が納めたお金で好き放題使用すると言う悪質な行為は許されないですね。
思考のアップデート (コウジ)
2024-05-16 09:03:55
2020-08-15 21:07:49さん

またそれですか?
では永久にそう思っていて下さい。

たとえば、以前も書きましたが、河井克行氏の買収事件は?
すでに公になっている『陣中見舞い』と称されるものに関してはどう考えます?

2020さんって本当に変わらないですね。
最近、思考のアップデートをされましたか?
たとえば拉致被害者問題に使っていたら (コウジ)
2024-05-16 09:17:01
半沢さん

いつもありがとうございます。

これは僕の「安倍晋三論」なのですが、安倍晋三氏は公私混同が当たり前のメチャクチャ軽い人だったと考えています。

だから友人に頼まれれば簡単に獣医学部を作ってしまいますし、国民のために使うべき官房機密費も選挙に使ってしまいます。

たらればの話ですが、たとえば官房機密費を、拉致被害者の情報収集や交渉ルートの確保のために使っていたら、拉致被害者問題は違ったものになっていたかもしれません。
Unknown (2020-08-15 21:07:49)
2024-05-17 06:35:01
>では永久にそう思っていて下さい。

>たとえば、以前も書きましたが、河井克行氏の買収事件は?
>すでに公になっている『陣中見舞い』と称されるものに関してはどう考えます?

>最近、思考のアップデートをされましたか?

これは手厳しいですね(苦笑)。

今回わたしが書こうと思ったのは、以下の2点です。

1.政治家先生の皆さんは、政治資金パーティーなどで集めたカネを選挙には使わないであろう。なんとなれば、彼らは「自力で稼いだ私的な収入」と考えるからである。一方選挙は公的行事のため、できうる限り党が(あるいは国が)経費負担すべきと考えるからである(つまり、サラリーマンの出張交通費は会社が持ってくれるよね、の理論です)。

2.現在の連立与党の大きい方は、今や永久与党のような状況下にある。そのため、政治家たちは自分の所属する政党を「国家に準ずる存在」と考え、党のカネと国のカネを混同することに対する心理的ハードルが相当低くなっている可能性がある(つまり、おっしゃるような「公私混同が当たり前のメチャクチャ軽い人だった」というのは、永久与党的状況からもたらされた側面もあり、個人の資質だけが原因ではない、ということです)。

以上です。

平成時代以降の与党政治家は、一部の党幹部を除けば、党に雇われているサラリーマン的な感覚の人もいるのではと思います。
昔は賄賂をとるにしても売買収をするにしても、政治家が個人の責任でやったように思います。ところが、おっしゃるようにK井議員の件ですが、党中央の命令で買収をさせられているような印象もあります。
Wikipediaで調べたところ、K井議員はもともと地方議員出身で世襲ではないそうで、現在の与党内部の序列で言うと、おそらく下の方です。彼らのような立場だと、道兼のような役回りを押しつけられているのではないかという推測もできるわけですね。
そして、背景にあるのは、今の「永久与党」にとって、中途半端な田舎は戦いにくい土地だという点でしょう。
大都会だと、ハナっから買収工作は無理なので、知名度の高い候補を立てての浮動票狙いですし、超田舎になれば、自治会町内会レベルでの人間関係の締め付けがあるので、自動的に票が集まりカネをかけなくても安泰です(保守王国と言われるような土地です)。
それに対して、中間の感じの土地だと、どちらの戦術も採りにくいということはあるでしょう。恐らく広島はそういった土地柄だったのではないかと考えます。
ジェラルド・カーティスの「代議士の誕生」は読んでませんが、狭い村落的な社会で、地元の老練なボスと与党の新米政治家がタッグを組んで、選挙を進めていくシーンがあるそうです。基本は今も変わっていないと思います。

面倒でしょうから、コメントはなくてかまいません。

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