平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

鎌倉殿の13人 第8回「いざ、鎌倉」~鎌倉入城! 先頭を畠山重忠にしたのはイケメンだから。笑

2022年02月28日 | 大河ドラマ・時代劇
 義時(小栗旬)は武将というよりは能吏・行政官タイプのようだ。
 鎌倉に入ると町の配置や武将たちの調整を任されるようになった。
 まあ、本人も言っているように「木簡を数えるのが好きな人」ですからね。

 とはいえ、まだ未熟。
 武将たちの要望をぜんぶ聞いてしまう。

 知恵も足りない。
 頼朝(大泉洋)と板東武者たちの軋轢が生まれると、どう調整していいかわからない。
 一方、三浦義村(山本耕史)は『武衛』という言葉だけで解決してしまった。
「武衛、こっちに来て飲め!」
「俺たちは武衛だ!」
 後半はグダグダだったけど。笑

 武田信義(八嶋智人)との交渉でも、信義の加勢は難しいと決めつけていた。
 だが状況が変われば、人の考えも変わる。
 平家の追討軍の攻撃を真っ先に受けるから、頼朝の力を借りざるを得ない。
 これを頼朝は見抜いていたが、義時は見抜けなかった。
 義時にはまだ学ぶことが多そうだ。
 だが資質はある。
 前回は上総広常(佐藤浩市)を味方にしたし、今回は武田信義。
 そして梶原景時(中村獅童)。
 頼朝を始め、さまざまな人に揉まれて成長していくのだろう。

 しかし、人ってわがままだねえ。
 頼朝は亀(江口のり子)と浮気をして政子(小池栄子)に会うのを一日延ばせと言うし、
 政子や母上(宮沢りえ)は新しいきれいな着物がほしいと言う。
 そんな彼らの間で義時は右往左往。
 状況に翻弄される古き良きアメリカの喜劇映画の主人公みたいだ。

 頼朝の判断基準も面白い。
 鎌倉での御所の位置を的確に判断したかと思えば、鎌倉入城の先頭を畠山重忠(中川大志)に言い渡す。
 その理由は重忠がイケメンで見栄えがいいから。笑
 まあ、民の心をつかむのは大事だよね……。

 義経(菅田将暉)も今までとは違った人物像。
 ウサギの取り合いで、相手をダマして殺害してウサギを奪う。
 富士山が見えれば、兄に会うのを先送りにして富士山に行き、海が見えれば海に行く。
 これには何か裏があるのか、それとも単に自由奔放なのか?

 さて鎌倉で地盤を築き始めた頼朝。
 西進を急がず、鎌倉で地盤づくりをしたのはなかなかの戦略家。
 次回は仇敵・大庭、伊東との戦いのようだ。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア、ウクライナ侵攻~日本の右派はこれを機会に「憲法改定」「敵基地攻撃」「核保有」を言い出す

2022年02月25日 | 事件・出来事
 ロシアがウクライナに侵攻。
 ウクライナはNATO加盟国ではないので、アメリカ・フランス・ドイツは兵を派遣せず、出来ることは経済制裁のみ。
 ウクライナは自力でロシアと戦わなければならない。
 ウクライナの兵力は20万人。人口は4000万人で、国土は日本の1.6倍。
 ロシアの兵力10万人では制圧は難しいだろうと思っていたが、戦況はウクライナにとって思わしくないようだ。
 原発事故のあったチェルノブイリも占拠された。
 ここから核汚染物を川に流されたら……。

 さて、どうなる?
 僕はフランスかドイツか仲介に入ると思ったのだが、対ロシアにまわった。
 国連も機能していない。
 だとすると仲介に入るのは中国か?
 この連携のシナリオは中国・ロシアの間で開戦前から出来ている?
 結果、落ち着く所は──
・ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国の独立
・ウクライナのNATO不加入
・現ゼレンスキー政権の退陣、親ロシア政権の誕生 か?
 だが、これでは完全にアメリカやNATOの敗北。
 このまますんなりと認めるわけがない。
 さて、どうなる?
 ……………………………………

 これを受けて日本の右派の動きは活発に。
・憲法改定~自衛隊を他国で戦える軍隊に
・敵基地攻撃能力を持つべき
・核保有

 核保有はアメリカが許さないだろうが、
 このままだと憲法改定と敵基地攻撃能力は実現しそう。
 75年余りの戦後は壊れつつある。
 この国の大きな転機。
 さて2022年の日本国民はどんな選択をする?

 僕は自衛隊が他国で戦える軍隊になれば、防衛費が増し、国民の生活はますます苦しくなると思うんだけどな。
 昭和の高度経済成長はアメリカの戦争に荷担せず、経済に集中できたから成し遂げられた。
 今でも停滞している経済はますます停滞。

 仮に台湾や朝鮮半島で戦争が起きれば、アメリカと共に戦うことに。
 となれば日本の国土への攻撃も免れない。
 まあ、中国やロシアと戦っても、僕は勝てないと思うんだけどね……。
 痛い目に遭って終わり。
 尖閣と南洋諸島、北海道の一部を取られて終わり。場合によっては沖縄も。
 頼みの綱はアメリカだが、現在のウクライナが示すようにアメリカが本気になって戦うとは思えないし。

 さて、これらを踏まえて2022年の日本国民はどんな選択をする?
 日本国民は上記のことを引き受けられる?

 僕は憲法9条を盾に外交と専守防衛に徹した方がいいと思うんだけどな。
 ともかく中国やロシアにつけ込まれない状況を作るのだ。
 まあ、日本に米軍基地があるかぎり無理かな?
 
 最後はアインシュタインの言葉。
「第4次世界大戦は石と棍棒で戦うことになる」
 つまり第3次世界大戦は核戦争になり、人類は滅びるということだ。
 今こそ人類の叡智が試される時だが、僕はほとんど期待していない。

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪維新の会~「身を切る改革」のマイナスが露呈。僕の街に維新は来てほしくないな

2022年02月23日 | 事件・出来事
 大阪維新の会に行政担当能力はあるのかね?

 人口あたりの死者数は大阪がダントツでトップ!
 ひとつの保健所が担当する市民の数は何と270万人!

 厚労省のハーシス(コロナ感染者情報管理システム)への感染者の入力。
 東京や名古屋では医師が直接入力しているのだが、
 大阪はいまだに保健所がやっていて入力が追いつかない。
 おまけにそれを民間に外部委託したが、契約書も発注書もない。
 どこに委託したか明らかにされていないが、個人情報はどうなっているのか?
 発注金額は妥当なのか?

 行政から支給される大阪のホテル療養者の朝食はこれ。
 

 大分のホテル療養者の食事はこれ。
 

 朝食と夕食の違いはあるが、どうなんだろう?
 ネットには大阪が支給した食事として、
 昼はカツカレー、夕食はレンジで温めると容器が歪む弁当の画像がUPされていたが、大切なのは「気持ち」だぞ。
 病気で苦しんでいる方に早く元気になってもらいたいと考えていれば、パンと牛乳はない。
 病人にカツカレーもひどい。
 大分の弁当の方が気持ちが伝わる。
 要は「タダで飯を食わせてやってるんだから有り難く思え。これで我慢しろ」みたいな発想だろう。
 自助を第一義とする新自由主義の悪い所が出ている。

 なお、この食事代、一日ひとりあたり1500円が国から支給されているらしい。
 大阪市はこのうち900円を食事代にあて、残り600円を他のコロナ対策に使っているらしい。
 それでいいのかね?
 その600円は有効に使われているのか?
 …………………………………

 以上のことを考えると、維新の会は僕の住む街に来てほしくないな。
 きっと行政がメチャクチャになる。

 その一番の原因が維新の看板政策の「身を切る改革」ってやつだ。
 つまり今まで行政がやっていたことを民間に委託する。
 これで行政コスト削減! バラ色の未来!
 んなわけあるかー!
 民間っていうのは利益を出さなくてはならないから、
 どうしても手厚いサービスが難しくなる。

 別の言い方をすれば、
 民間ではやれない業務をやるのが行政サービスだ。
 なぜなら行政は利益を出さなくていいから。社会的に有用なら赤字でもOKだから。
 たとえば赤字のバス路線、赤字経営の市民病院。
 図書館などもそうだ。
 民間に任せたら赤字になってしまうが、行政なら無償で本を提供できる。

 つまり維新の会の言う「身を切る改革」というのは「行政サービスの低下」を意味する。
 保健所や公立病院を削減した結果が今の大阪の現状だろう。

 今、大阪では維新が人気のようだが、そろそろ化けの皮がはがれて来ているような気がする。
 大阪の方、これでいいの?
 少なくとも僕の住む街には来てほしくない。

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌倉殿の13人 第7回「敵か、あるいは」~帰れ! 礼儀を知らぬ者とは共に戦えない!

2022年02月21日 | 大河ドラマ・時代劇
「上総広常殿、参陣!」
「ようやった、小四郎!」

 今回は上総広常(佐藤浩市)を口説く物語だった。
 広常は損得で動く人物。
 官職には興味を示したが、いくさで勝ち取った所領には「もう十分に持っている」と言って興味を示さなかった。

 では主人公・義時(小栗旬)は広常に何を提示したか?
「われらについても得にならないかもしれません。
 われらは板東武者のために立ち上がったのです。
 われわれのための板東をつくるために力を貸してほしいのです」
 何と目先の損得ではなく、壮大なロマンを提示した。
 義時はさらに語る。
「こんな面白いことはないと思いませんか?
 実に愉快ではありませんか?」
 面白いから加勢してほしい。愉快なことをいっしょにやろう。
 この誘いに現実主義者の広常は心を動かされたようだ。
 おそらく広常は富も所領も得て、退屈していたんでしょうね。
 現実的な利益など、お腹いっぱいになっていた。
 そこへロマンを提示された。

 もっとも現実主義者の広常はこれだけでは動かない。
 頼朝(大泉洋)が託すに足る人物かを見定めようとしている。
 だから義時が「佐殿は運が良く、天に守られている」と語ると、それを確認した。
 頼朝に暗殺の手が及んでいることを知っていて、逃げのびられれば「天に守られている」と確信できる。
 結果、頼朝は逃げのびた。
 逃げのびたのは近くの漁師の妻・亀(江口のり子)に手をつけて、怒った夫が漁師を引き連れてやって来たからだった。笑
 頼朝は逃げて隠れて暗殺の手を逃れた。笑
 人間、なにが幸いするかわからない。
 やはり頼朝は運がいい!

 だが、広常はまだ動かなかった。
 頼朝の頭領としての器を見たかったのだ。
 広常は2万の兵を引き連れて、頼朝の陣にわざと遅参した。
 これで頼朝がへりくだって自分を迎え入れれば、頭領の器ではないと考えていた。
 これに対し、頼朝は──
「帰れ! 焦らしておのれの価値を高めようとしたか!?
 遅参する者など役に立たない! 礼儀を知らぬ者とは共に戦えない!」
 これに広常は感服し、頼朝を認めた。

 巧みな作劇ですね。
 参陣で広常が仲間になるかと思ったが、さらにもうひと山持ってきた。
 表面では見えない頼朝と広常の心理戦。
 これに気づかなかった義時はまだまだ若く未熟だ。
 視聴者としても、あっと驚かされた。

 ちなみにこれで思い出したが、
 下関でおこなわれた安倍・プーチン会談。
 プーチンは2時間も遅れてきたが、安倍は駆け寄って笑顔でプーチンを迎え入れた。
 ここで頼朝のような対応をすれば、プーチンも安倍に一目置いたかもしれない。
 ……………………………

 女性パートも進行中。

 八重(新垣結衣)は千鶴丸が殺害されたことを確認すると、「もう、あなたを父とは呼びません」

 政子(小池栄子)は頼朝の無事を知って、「髪をおろそうとしていたのに」と怒りながら喜んだ。
 そして、頼朝の弟の僧・全成が現れて、政子たちを捕まえに来た僧兵に風を起こして対抗しようとしたが、「今日は難しいようだ」と失敗。笑

 第三の女・漁師の妻・亀はどさくさにまぎれて「夫もついでに殺して下さい」笑
 政子もそうだが、みんな高貴な人が好きなのか?

 それぞれの人物がイキイキと描かれていますね。
 すべての人物を視聴者はどんどん好きになっていく。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真犯人フラグ~阿久津刑事の人気が急上昇! 陽香逮捕シーンではマトリックスのようなアクションも!

2022年02月18日 | 推理・サスペンスドラマ
『真犯人フラグ』
 ついにバタコ(香里奈)と本木陽香(生駒里奈)が逮捕された。

 ちなみに僕は本木陽香が橘一星(佐野優斗)のことが好きで、嫉妬から光莉(原菜乃華)を誘拐・監禁したことを当てました!
 一部には陽香と一星が仲間だという説もあったが、一星の監禁シーンを見ると仲間説は否定していい気がする。
 ただ陽香のバックにはもうひとり別の存在がいると思う。
 それは、おそらく強羅(上島竜兵)?
 ……………………………………………

 さて、真相がいよいよ明らかになりそうな中、注目されているが、
 阿久津浩二(渋川清彦)刑事だ。

 阿久津刑事と言えば「二択」。
「これ、奥さんの指輪? イエス、ノーどっち?」
「粉薬飲む時、粉から飲む? 水から飲む? どっち?」
 これを見たくて毎週見ている視聴者も少なくないだろう。

 こんな阿久津刑事、ウンチクも結構語る。

「バイキングは3度目で死ぬ説」
 バイキングに最初に行く時、全部食べようと思う。
 2度目に行く時は前回お腹がいっぱいで食べられなかったものを食べる。
 3度目に行く時は好きなもの、美味しかったものだけを食べる。
 この時点でバイキングはただの「定食屋」になり、バイキングでなくなる。笑

「信長は正しい説」
 鳴かぬなら殺してしまえホトトギス と歌った織田信長は正しい。
 なぜならホトトギスは自分の子供を他の鳥に育てさせる愛情のない鳥だから。笑

 阿久津刑事には数々の武勇伝もある。

「ファミレスお呼び出し遊び」
 ファミレスで席待ちをする時に書く名前を「千鳥 2名」と書いた。
 するとウエイトレスが「千鳥様 2名」と呼び出し、他の客が阿久津さんの方を一斉に見た。
「北村匠海」と書いたこともあったが、この時は白い目で見られた。笑
 別の同僚刑事は「ギルベルト少佐」と書いたことがある。
 ←「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ですね。マニアック。笑

「グエンさん名札事件」
 居酒屋でバイトしていた時、客の注文の仕方が雑なので「グエン」という名札をつけた。
 なぜベトナム人の名札を付けたかと言うと、店員が外国人だと注文が丁寧になるから。笑
 その時、たまたまベトナム人の家族が居酒屋に来ていて、今の阿久津さんの奥さんはそのベトナム人。笑

 このように阿久津刑事には、さまざまな面白設定が作られているのだ!
 そんな阿久津刑事が今回魅せた。

 本木陽香の逮捕シーンだ。

 
 ※キリリとした表情!

 
 ※「マトリックス」のように相手の攻撃を避ける!

 
 ※ジャンプして避ける!

 
 ※陽香を見据える鋭い眼。

 というわけで、阿久津刑事の人気爆上がり中!
 こうなったら日テレさん、阿久津刑事でスピンオフドラマを作ったらどうでしょう?


※関連動画
 阿久津刑事の華麗なアクションが見られる陽香逮捕シーンはこちら。
 【真犯人フラグ】本木逮捕の瞬間(YouTube)

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナ危機~安倍晋三さん、出番ですよ! ウラジーミルと呼べる仲なんでしょう?

2022年02月16日 | 事件・出来事
 ひさしぶりに安倍晋三の悪口を書こう。

 緊迫するウクライナ情勢。
 ここは安倍ちゃん出番じゃないの?
 プーチンと話をしなよ。

 だって20回以上も会談してプーチンと親しいんだろう?
『外交の安倍』なんだろう?
 かつて安倍ちゃんは日露首脳会談でこんなことを言った。

「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている」
「ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」


 完全にノー天気なポエムだな。笑
 プーチンは「こいつバカか?」と鼻で笑ったことだろう。
 何しろプーチンは元KGBだぞ。
 政敵を蹴落とし、批判的なジャーナリストを排除して、
 20年以上もロシアで権力を握り続けている男だぞ。
 こんなシビアな人物にポエムが通用するわけがない。

 とは言え、プーチンは一応、安倍が信ずるに足る人物か、試してみたようだ。
 安倍に「北方2島を返したら、そこに米軍基地を置かないか?」と尋ねた。
 これに対し、安倍はゴニョゴニョと明言を避けた。
 これでプーチンは安倍を信ずるに足る人物ではないと思ったはずだ。
 要は風見鶏。
 自分に会えばいい顔をし、トランプに会えばいい顔をする。
 でも最終的にはアメリカを選ぶ。
 アメリカを切ってまで自分と信頼関係を築くつもりはない。

 そう言えば安倍ちゃん、アメリカとイランの緊張が高まった時、イランに仲裁に行ったな。
 成果はゼロ。
 イランの首脳とただ面会しただけ。
 これが『外交の安倍』の正体だ。
 現に8年も総理大臣をやったのに拉致問題はまったく進展していない。
 こんな安倍をいまだに持ち上げる拉致被害者家族会とは何なのか?
 安倍は『地球儀をまわる外交』と称して世界中を外遊したが、
 要は昭恵夫人と海外旅行をしたかっただけだろう。笑
 そりゃあ、迎える方としては「資金援助」してくれるから安倍をチヤホヤするよな。

 安倍さん、『外交の安倍』というのなら、今回のウクライナ危機を収めてみろ。

 ネット情報に拠れば、
 現ウクライナ政権は親米政権のようである。
 CIAはその成立に関わったという話もある。
 そんなウクライナがNATOに加盟しようとしたから、ロシア軍は動いた。
 あまり報道されていないが、ロシアにはロシアの論理がある。
 ウクライナにはロシア系が多いようだし。

 そして、これを解決するのは第三者による仲裁だろう。
 かつてのキューバ危機の時のような、ケネディ・フルシチョフ米露首脳による英断は難しいようだ。
 その第三者とはドイツか?
 少なくとも日本や安倍晋三氏でないことは確かだろう。

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌倉殿の13人 第6話「悪い知らせ」~時はすでに佐殿を越えています。佐殿がいなくても板東武者は戦います

2022年02月14日 | 大河ドラマ・時代劇
 敗戦そして逃避。
 皆、心が折れている。

 父・時政(坂東彌十郎)は
「先が見えた。佐殿と手を切るにはいい機会。北条が生きのびる手立てを考えよう」

 三浦義村(山本耕史)も
「もはや勝てないいくさ。佐殿に見切りをつけるしかない」

 頼朝(大泉洋)も「もういくさは嫌じゃ」と弱音。

 これらに対して義時(小栗旬)は諦めない。
 弱音を吐く頼朝に対しては、
「生き残ったのは天に守られているからです」
「時はすでに佐殿を越えています。佐殿がいなくても板東武者は戦います」
 これが主人公なんですね。
 主人公の言葉が人の心を変え、物語を展開させる。
 実際、頼朝の心は動いた。
「お前たちだけで何が出来る? このいくさをするのはわしだけじゃ」
 そして自分のために戦ってくれる者たちに
「いくさはまだ始まったばかりじゃ!」

 義時が諦めなかった理由のひとつは、兄・宗時(片岡愛之助)の言葉だろう。
 兄は西国の者に左右されない板東武者だけの国を造りたいと言った。
 父・時政も「三郎(宗時)がやりかけたことをお前が引き継ぐのだ」と言った。

 これらの言葉で義時は自分を見出した。自分のなすべきことを覚った。
 重荷を背負っていく覚悟も持った。
 青年はどんどん成長していく。
 ……………………………………

 源氏を担う武将たちの伏線も張られていた。
 三浦義村と畠山重忠(中川大志)の間で生まれた確執。
 きっかけは和田義盛(わだ よしもり)が重忠に矢を射たことだった。
 梶原景時(中村獅童)は頼朝を洞穴で発見したのに見逃した。
 梶原景時は「平家物語」で名場面を演じる武将ですよね。
 教科書で読んだことがある。

 そして女の闘い。
 政子(小池栄子)VS八重(新垣結衣)
 ギャグパートだったが、その後、八重は千鶴丸が殺されたことを知る。
 おそらく八重の心は父から完全に離れただろう。

 登場人物たちがさまざまな思いを抱いて歴史を綴っていく。
 これが大河ドラマだ。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

推し活のススメ~アイドル・女優さん・声優さん・アニメキャラをどんどん推そう!

2022年02月11日 | アイドル
 毎日新聞の記事にこんなのがあった。

「推し活』がメンタルヘルスに良い理由

「推し活」
 つまりアイドルやスポーツ選手、俳優、アニメのキャラクターなどを推すことだ。

 これがなぜメンタルヘルスに良いかというと、カウンセラーの伊藤絵美さん、いはく、
『うつ病や不安障害などメンタルヘルスが低下している人は、自分に注意を向けすぎる「自己注目」といわれる状態に陥りやすい。
「なぜ自分はこんなにダメなのだろう」などとネガティブな思考が頭を巡り続ける「ぐるぐる思考」の沼からはい上がれないのです。
 しかし「推し活」を始めると、注意が自分ではなく、自分の外側にある「推し」に向く。
 そのことで「自己注目」を軽減できるのです』

『うつの治療法の一つに、行動活性化があります。
 ポジティブになれそうな行動を少しずつ増やすことで、つらい気持ちを楽にしていくのです。
 抑うつ状態で体が固まり、身動きが取れないことが多いのですが、「推し」がモチベーションになって動ける人もいる。
「推し」の情報を収集したり、ライブに出掛けたり、グッズを買いに行ったり……。
「推し活」はそれ自体が行動活性化療法の側面を持っているのです』
 …………………………………………

 確かに伊藤さんの言うとおりですね。
 自分を過度に見つめ過ぎてはいけない。
 社会の悪を見つめ過ぎるのもよくない。
 これらは自分を痛めつける。

 僕はドルオタだが、
 櫻坂では井上梨名さん
 日向坂では富田鈴花さん
 私立恵比寿中学では小林歌穂さん推し←推しは変えるものではなく増やすもの。

 女優さんはみんな好きだが、最近では杉咲花さん、芳根京子さんが好き←二宮犯人じゃないよね?
 乃木坂時代に推しだった生駒里奈さんももちろん好き。

 声優では伊藤美来さんの写真集を真面目に買うかどうか迷ったし、
『進撃の巨人』のミカサ、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のヴァイオレットを演じた石川由依さんは神!

 ゲームでは『プリンセス・コネクト』のユニちゃん推し。

 
 ※ガチャ20連で『聖学祭ユニ』出ました!

 というわけで僕の「推し活」は結構忙しい。
 これでメンタルヘルス出来ているのかも?


※参照記事
 「推し活」がメンタルヘルスに良い理由(毎日新聞)

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

進撃の巨人~圧巻の第80話! 壁の巨人は島の外にあるすべての地表を踏み鳴らす!

2022年02月09日 | コミック・アニメ・特撮
「壁の巨人はこの島の外にあるすべての地表を踏み鳴らす。
 そこにある命をすべて踏み鳴らすまで」

 ついにエレン(CV梶裕貴)が始祖の巨人の力を手に入れて「地鳴らし」が始まった。
 ウォール・マリア、ローゼ、シーナの壁が崩れ去り出現する壁の巨人の群れ。
 それを見つめるミカサ(CV石川由依)、アルミン(井上麻里奈)たち、104期生。
 フロック(CV小野賢章)は狼狽し、マーレのレベリオ収容区のエルディアの民は呆然としている。
 ヒストリア(CV三上枝織)も複雑な表情。

 エレンが選んだ道は──
 父グリシャ(CV土田大)が企てた「エルディアの復権」でもなければ、
 兄ジーク(CV子安武人)が構想した「安楽死計画」でもなかった。
 どちらかと言えば、父グリシャに近いものだが、それよりも過激で徹底していて、エレンが望んだのは外の民の完全な駆逐。

 このエレンの考えに始祖ユミル(CV三島千幸)は共鳴したようだ。
 今までユミルはフリッツ王の奴隷で、その意に従っていた。
 道の世界で、土を捏ね巨人(壁の巨人?)を作っていた。
 そんなユミルにエレンは迫る。
「2000年前から待っていたんだろう? 俺がこの世を壊してやる。
 お前は奴隷でも神でも奴隷でもない。ただの人だ。お前が選べ」
 ユミルは世界を壊す道を選んだ。
 ジークに従わず、「不戦の契り」も破棄して、始祖の力をエレンに与えた。
 理由はユミルの中で2000年間燃えたぎっていた憎しみ。
 この世は、そして人間はあまりに愚かで残酷だからだ。
 フリッツ王は3人の娘マリア・ローゼ・シーナに母ユミルの体を喰わせた。

 
 ※憎しみの始祖ユミル。奴隷の呪縛から解き放たれ、目に瞳が

 巨人による人間の駆逐を父グリシャは迷った。
 パラディ島で幸せな家庭を持ってしまったからだ。
 そんな父親にエレンは迫る。
「お前が始めた物語だろう? 決着をつけろ!」
 兄ジークも父親の自分への懺悔を聞いて迷い始めた。消えていく父への憎しみ。
 それに、もともとジークは「安楽死計画」で、比較的穏やかな歴史の決着を試みようとした男だ。
 そんな父や兄とは違って、エレンは破壊の道を突き進む。
 ………………………………………

 圧巻の展開でしたね。
 ユミルの物語は壮絶で、グリシャの物語は憐れで哀しかった。
 始祖の力を得る資格は、王家の血ではなく、ユミルとの共鳴だった。
 というよりユミルが自分を縛っていた王家の血を否定した。

 エレンは戴冠式でヒストリアの手にキスをした瞬間、未来が見えたらしい。
 彼はどこまで未来が見えているのだろう?
 エレンが見た未来の風景はどんなものだったのだろう?

 第1話のサブタイトルは「二千年後の君へ」
 第80話のサブタイトルは「二千年前の君から」
 アニメ80話を経て、ついに第1話のタイトルの伏線が繋がった。

 壮大な構想の物語である。
 あまりに圧巻で言葉が出ない。
 さて、エレンが選んだ道の先にあるものは?

 
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌倉殿の13人 第5回「兄との約束」~北条を頼ったのは間違いであった……!

2022年02月07日 | 大河ドラマ・時代劇
 もう後戻りは出来ない。
 伊豆国の目代・山木兼隆、その配下・堤信遠のクビは上げた。
 鎌倉を目指す頼朝(大泉洋)。
 その前に立ちはだかる大庭景親(國村隼)。
 その数3000!
「こちらの兵はいかほどじゃ?」
「300でございます!」笑
 しかし北条は強者揃い。
 地の利を活かせば充分に戦えるし、三浦の援軍がやって来れば大庭を挟撃できる。
 頼朝は地の利を活かせる石橋山に陣を張る。
 しかし……。
 大庭を挑発して山岳戦に持ち込むつもりだったが、
 父・時政(坂東彌十郎)、「皆の者、かかれぃ!」逆に挑発に乗ってしまった!笑
 総崩れになる頼朝軍。
 夜陰にまぎれ、山中の洞穴に身を隠す。
 伊豆山権現にいる政子(小池栄子)たちにも報告が入る。
「御味方、大敗北にございます!」
 一方、頼朝は怒り狂って、
「北条を頼ったのは間違いであった!」
 そして宗時(片岡愛之助)が……。
 …………………………………

 以上が今回の物語。
 この間、さまざまなドラマがあった。

 まずは義時(小栗旬)。
 初めて人を斬って殺した。
 殺したのは理不尽な思いをさせられた伊豆権守・堤信遠(吉見一豊)。
 しかし、なかなか殺せない。
 時政は言う。
「武士の情けじゃ! ひと思いに行けぇ!」
 宗時がとどめを刺すと、時政は義時に
「これで終わりじゃねえ。始まったばかりだ」
 義時はこれからたくさんの修羅場をくぐっていかなければならないことを覚る。

 女たちの戦いも描かれた。
 伊豆山権現に身を寄せることになった政子たち。
 しかし寺は女人禁制なので寺の仕事を手伝う寺女の境遇にならなければならない。
 実衣(宮澤エマ)は不平を言い、りく(宮沢りえ)は急に身重であることを理由に働きたがらない。笑
 一方、政子は「これが女のいくさ」「祈ることよりはマシ」と快く引き受ける。
 さすが政子、腹が据わってるな、と思っていたが、味方の敗北が伝えられるとオロオロ。
 ところが今度は実衣が「まだ諦めてはいけません」、りくも「私たちに出来ることをやりましょう」
 何だかんだ言って、実衣たちも腹が据わっている。
 こういう人間の二重性を描くのが、三谷幸喜脚本なんですよね。

 この二重性は父・時政にも言える。
 基本ギャグだが、時にカッコいい。
 名誉を重んじるのかと思ったら、恥も外聞も捨てて、頼朝の首を持っていけば助かるかも知れないと考えたりする。
 この人間観、リアルですね。
 人は状況によって意見を変える。
 人はそんなに強くない。

 頼朝もそうだ。決して聖人君子ではない。
 いくさに負けて命が危うくなれば、わめき散らすし、八重の所には行くし、武田信義(八嶋智人)の援軍は断るし、後白河法皇(西田敏行)には毎晩うなされるし。笑
 だが、いくさの恩賞として領地を与えることも忘れない、すぐれた政治家としての側面も。
 平家打倒に協力すれば領地が増える。
 これは人を動かす最大の原動力になるだろう。

 八重(新垣結衣)の夫・江間次郎(芹澤興人)はせつない。
 八重の気持ちは頼朝にあるのを知っているが、献身的に尽くす。
 しかし今回、八重が危機を頼朝に伝えに行こうとする時、爆発した。
「わしを侮るな!」
 しかし次のシーンでは舟を漕いで、八重を対岸の北条屋敷に連れて行く。
 江間次郎、やさしいですね。
 実は八重のことを心から想っている。

 そしてラストは宗時。
 好戦的で楽観的な人物かと思っていたら、ちゃんと考えていた。
 宗時が考えていたのは──
・板東武者による板東の支配
・西から来た者の顔色をうかがわなくてもいい世界
・板東の頂点に立つのは北条
・頼朝を担ぐのはそのための手段
 宗時、最期に魅せましたね。
 単なるお気楽武将で終わらなかった。
 この兄の思いは義時に引き継がれるのだろう。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする