平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

2020年の政治はどう動く?~潮目が変って、もう少しで安倍政治を終わりにできそうな気がするんだけどなあ

2019年12月29日 | 事件・出来事
 自民党の秋元司がIRをめぐる収賄疑惑で逮捕。
 この裏にはいろいろありそうだけど、以前も書いたとおり、
 検察や警察が自分たちのやるべきことを忖度せずやっていれば世の中はそんなに悪くならない。

 それは裁判所やマスコミも同じ。
 山口敬之のレイプ事件は、裁判がしっかり機能して敗訴。
 マスコミは、今までと違って、官房長官の菅義偉を質問で追い詰めてる。
 これで菅が今まで使ってきた言い逃れ(「批判にはあたらない」「問題ない」など)が通用しなくなった。
 安倍はマスコミの幹部や記者たちと会食や忘年会をして懐柔しているようだが……。

 そんな中、いまだ官邸に服従しているのが霞ヶ関の官僚どもだ。
『桜を見る会』で追及されてものらりくらり。
 子供のような言い訳をしている。
 こんな姿を晒して恥ずかしくないのかね?
 官僚の矜恃はどこに行った?

 

 これは、『桜を見る会』で安倍が挨拶している画像だが、安倍の『この世の春』を物語る画像として後世に残るだろうな。
 果たして『おごれる者は久しからず』になるのか?
 このまま政権を続けて、さらに腐敗し続けるのか?
 あるいは上手く逃げ切るのか?

 ポイントは来年の通常国会。

・桜を見る会~次々と新事実が出て来ている。
・IR問題~秋元以外が関わっていれば大疑獄事件になる。
・不況~軒並み悪くなっている経済の各数字。
・山口敬之レイプ事件と官邸の関わり。
・総理秘書官、今井尚哉。
・小泉チン次郎。
・閣議決定による自衛隊の中東派遣。
・河井夫妻、菅原一秀の公職選挙法違反と首相の任命責任。

 他にも、外国人労働者認可の口利きなど、いろいろあったが、現政権はとんでもない腐敗政権だからこれからもいろいろ出て来るだろう。

 国民も生活が苦しくなってきて
「安倍って口ばっかじゃねえ?」
「やっぱお友だち優遇してるよな」
「生活は苦しくなってきてるのに安倍は自画自賛。どこを見てるんだ?」
「長期政権で腐ってきてるよな」
「安倍の顔を見るのもイヤだ」
 みたいな感じになっている。

 さて、2020年の政治はどう動く?
 司法とマスコミは目覚め始めたようだし、もう少しで押し切れそうな気がするんだけどなあ。
 それとも安倍が踏ん張って押し戻されるか?

 2020年はパワーゲームの激動の年になりそうだ。
 この目撃者になれるのは、なかなか面白い。
 しっかり記録しておこう。

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安倍晋三が2019年を総括して「日本が世界の真ん中で輝いた年になった」と語ったんだけど、バカだよな

2019年12月24日 | 事件・出来事
 安倍晋三が『2019報道写真展』を鑑賞して、こんなことを言ったらしい。

「たくさんの人に日本を訪問していただいた。日本が世界の真ん中で輝いた年になった」

 外国人観光客が増えたことや大阪でG20がおこなわれたことを言ってるのかね?
 しかし、これらだけで
「日本が世界の真ん中で輝いた年になった」
 と言ってしまうのはどうなんだろう?

 国際社会を見てみれば、
・米中貿易戦争で蚊帳の外
・北朝鮮問題で蚊帳の外
・環境問題でリーダーシップが取れず、不名誉な『化石賞』
・核廃絶でもリーダーシップが取れず、核廃絶国から失望の声
・イラン問題でイランを訪問したが、成果なし
・成長しないGDP(0.8%で世界170位)
・先進国とは思えない公文書改ざん、破棄、隠蔽、データ偽造
・プーチンに手玉に取られて戻ってこない北方領土
・まったく前進しない拉致問題

 画像で確認すれば──

 
 G20でこんな狭い机に3人座らせるなよw

 
 オリンピック外交で安倍に話しかける要人は誰もいない。

 
 国連での安倍の演説はいつもガラガラw

 挙げれば切りがないが、
 こんな状況で「日本が世界の真ん中で輝いた年になった」と言い切ってしまう安倍の知性って何だろう?

 自分はよくやっていると国民にアピールしたいのか?
 それとも
「世界の真ん中で輝いていた」と本気で信じているのか?

 安倍の場合、後者の可能性があるから怖いんだよな。
 安倍が『反知性』である所以。
 知性のある人間なら「世界の真ん中で輝いていた」なんて恥ずかしくて言えない。
 65歳のおっさんがこんなこと言うんだぜ……。
 側近の中に「あなたは裸の王様です」と進言するやつはいないのかね?

 まとめると、
・自分や状況を客観視し、プラスよりもマイナスの面に目を向けて対処する。
・他人の異論に耳を傾ける。
 これが大人の態度だと思う。
 自画自賛からは何も生まれない。

 安倍が総理大臣になってから、日本の偏差値がどんどん下がってる気がするな。
 偏差値が高いとされる官僚は安倍に唯々諾々と従っているから、政府は安倍以上の偏差値にならない。

 2019年はもうすぐ終わるが、
 僕には2019年が「日本が世界の中で衰退していってる年」にしか見えないんだけど。

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アニメ『慎重勇者』のエンディング曲『be perfect, plz!』がSUGEEEEすぎる!~跳ねる音符、大胆な構成、透きとおった歌声、すべてが楽しい!

2019年12月22日 | コミック・アニメ・特撮
 今期、僕が唯一見ているアニメが『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』(東京MX・水曜よる23:30)。

 今度の水曜日25日が11話・12話一挙放送で最終回か……。
 制作はきつそうだったけど、何とか間に合ったか。
 最終回は最高に盛り上がる展開が見れそう!
 何しろ、おそらく聖哉(CV梅原裕一郎)のステイタスはMAX!
 これ以上レベルが伸びようがない中での魔王との戦い!
 リスタルテ(CV豊崎愛生)との別れもどうなるのかな?

 この作品いっぱい笑わせてもらったけど、最終回は泣きそう……!
 …………………

 そんなアニメ『慎重勇者』のエンディング曲がSUGEEEEすぎる!

 

 タイトルは『be perfect, plz!』
 リスタルテの聖哉に対する気持ちを歌った歌だ。

 まず歌手・安月名莉子さんがメチャクチャ上手い。
 透きとおった歌声。
 Wikiに拠れば、過去にアニメソングを何曲か歌い、ミュージカルの舞台経験があるらしいが、表現の仕方はミュージカル!
 それがこの曲に合っている。

 作詞・作曲・編曲がひとりのクリエイターでなされているのも、この曲の強み。
 作ったのはタナカ零さん。
 タナカ零さん、曲を自分ひとりでハンドリングできるので、遊びまくってる。
 アレンジで歌詞の特定のワードを引き立たせたり、大サビの歌詞をサビ部分に挿入したり!
 おそらく安月名莉子さんが歌うことも考慮して曲をつくっている。

 曲は──
 楽しいですよ~!

 跳ねまくる音符♪
 あまりに跳ねまくるので曲がどこにいくのかわからない!
 細かく刻んで歌われる歌詞は心地いい!

 AメロBメロの曲調がまったく違うのも好き。
 この傾向は最近よくあるが、今作の場合は違いすぎる。
 AメロがこうなのにBメロはこうなるの? という展開!
 Bメロの後半の展開も凝っていて、これがサビに上手く繋がっている。

 ラストのサビ前の大サビは、作品視聴者なら今後のストーリー展開を想起して泣きそうになる。
 しかも大サビはもうひとつ用意されていて、
 サビの部分で挿入されていた『そうだ、そうだ、なんどでも、そうだ、そうだ、とどくまで』が高らかに歌い上げられる!

 いやあ、圧倒的な曲だ!
 聴けば聴くほど味が出る!
 とても『はみ乳』のアニメのエンディング曲とは思えないっ(笑)

 それでは聴いて下さい。

『be perfect, plz!』 安月名莉子(YouTube)

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相棒18 「杉下右京の秘密」~『金塊密輸』『DV』『ダークネスデーモン』、これら3つのモチーフをどう料理するか?

2019年12月20日 | 推理・サスペンスドラマ
・金塊密輸
・DV
・裕太くん(鳥越壮真)が目撃したダークネスデーモン

 これら3つのモチーフをどう料理するか?
 落語の三題噺みたいですね。
 上手く料理していたと思います。

 さて、三題噺ミステリー。

『金塊密輸』と『ダークネスデーモン』は割と簡単に結びつけられる。
 つまり──
 金塊を横取りしようとした男をダークネスデーモンが殺した。
 もちろんダークネスデーモンは人間で、フードをかぶり、農機具を持っていたため、想像力豊かな裕太くんがカードゲームのダークネスデーモンと思い込んだ。

 問題なのは『DV』だ。
 桜井里美(遊井亮子)と裕太母子につきまとっているのは、本当に別れたDV夫なのか?
『金塊密輸』と『ダークネスデーモン』とどう結びつくのか?
 これは本編で確認していただくとして、DV夫を装い、母子につきまとっていた男の動機が面白い。
 男が母子の個人情報や生活を知り得る人物であることも、なるほど!
 まあ、この人、登場の時からいかにもおかしな雰囲気なので、視聴者はすぐに怪しいと気づいてしまうのですが。

 金塊を密輸する方法も、まあ納得。
 というか、右京さん(水谷豊)が相変わらずすごい。
 何と地面の土を見ただけで、金塊密輸方法に気づいてしまった。
 シャーロック・ホームズはロンドンのすべての土を収集・分析していて、土を見ただけでどこの土かわかってしまうが、右京さんはやはりホームズ?

 最後は右京さんが金塊密輸の元締めに放ったひと言。
「彼らが雑草ならあなたは害虫ですよ!」
 右京さんのお説教としてはイマイチですかね?

 創作を志す方は、3つのお題を設定して創ってみると、未だかつてない作品が生まれるかもしれません。

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伊藤詩織さん勝訴!~品税下劣な山口敬之と背後に見え隠れする安倍一味はそろそろ年貢の納め時だ

2019年12月19日 | 事件・出来事
 安倍晋三に近いとされるジャーナリスト山口敬之の準強姦事件。
 被害者の伊藤詩織さんが民事訴訟で勝訴された。
 伊藤さんの思いが報われてまずはよかった。
 ご本人がコメントされているように、それでも「傷は癒えない」だろうし、刑事訴訟では不起訴になっているから、非常にモヤモヤしますが。

 この件、何度も書いているが、山口はどう考えてもおかしい。

 泥酔して足もとが覚束ない女性。
 僕だったら、急性アルコール中毒かもしれないし、病院に連れて行くけどな。
 病院に行くほどでなかったら、女性の自宅まで送っていく。
 なのに山口はホテルに連れ込みやがった。
 おまけにホテルはツインでベッドがふたつあったのに同じベッドに寝て事に及んだ。
 僕だったら、女性を心配しつつ隣のベッドに寝るか、別の部屋を取るけどな。

 伊藤さんが主張しているとおり、山口がレイプドラッグを飲ませて事に及んだのなら最低の男だ。

 山口に関して、さらに許せないのはこれ。

 

 この件で検察審査会で不起訴になりネット番組で祝杯をあげやがった。
 品性下劣。
 嫌悪以外の何ものでもない。
 こいつらの理屈は
「性行為には同意があった」
「ジャーナリストとしてのし上がるための伊藤さんの売名行為」
「ハニートラップかもしれない」
 というものだが、ここまでやるか?
 こんなやつらが礼節を重んじる『保守』を名乗っているのだから笑ってしまう。
 ちなみに、こいつらというのは、
 左から山口、議員の足立康史(維新の会)、和田政宗(自民党)、評論家の上念司(加計学園客員教授)だ。
 足立も和田もネトウヨ議員として有名だが、ネトウヨとはこういう気持ち悪い連中。
 上念司は加計学園の客員教授だったのか……。

 いずれにしても
 勇気を出してレイプを告発した女性が、どうしてこんなふうに誹謗中傷されなくてはならないのか?
 完全な後進国だな。
 どこが「美しい国」だ?
 こいつらは世界に恥をさらしている。
 ………………

 山口敬之が、安倍一味だから逮捕を免れたという疑惑もある。

 伊藤詩織さんの告発を受けて、高輪署は逮捕状を発行し、アメリカから帰国した山口を羽田空港で逮捕しようとしていた。
 ところが上からの圧力があり、高輪署の捜査員は急遽、逮捕を見送り。
 まるでテレビの刑事ドラマのようだが、
 その背後の図式は、週刊新潮に拠れば、次のようなもの。

 

 図式としては、官邸の北村滋が山口の逮捕を知り、警視庁の中村格に連絡を入れて逮捕が見送りになったという流れか?
 山口と北村の親密な関係については、週刊新潮でこんなメールが紹介されている。

 

 週刊新潮から今回のレイプ事件について質問状が届き、山口が北村滋に助けを求めたのだ。
 山口はメールを北村ではなく、週刊新潮に誤送信してしまったらしい(笑)
 ※追記
 本日の外国特派員協会の記者会見で、山口はメールを送った「北村」は「北村滋」ではなく、「父親の友人の北村」であると釈明していた。

 北村滋
 中村格
 和泉洋人(京都不倫旅行で話題の首相補佐官/加計学園獣医学部設立・ips細胞で暗躍?)

 おそらく彼らは権力を私物化して仲間を優遇している連中なのだろう。
 北村、中村は、飯塚幸三が起こした池袋自動車暴走母子殺傷事件で現場にいた人物でもある。

「桜を見る会」でもそうだが、さまざまな所で垣間見える権力の私物化。
 山口に関してはペジー・コンピュータの疑惑もあったな。
 政権が終わった時に、安倍一味の犯罪が次々と暴露されるのが楽しみだ。

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高須クリニックの高須院長が、水木しげる漫画を批判!~高須氏は『戦争を美しく描き、英霊を賛美する漫画』がお好きのようだ

2019年12月18日 | コミック・アニメ・特撮
 高須クリニックの高須院長がこんなツィート。

 

 これはいけない。
 その言葉のひとつひとつを検証してみよう。

「率先して戦った誇りある方々」
 本当に「率先して戦った」のかね?
 赤紙が来て仕方なくって感じじゃなかったのか?
 仮に
「率先して戦った方々」がいたとしても、
「率先して戦いたくなかった方々」をいなかったことにしてしまうのはおかしい。

「惨めにマンガで表現するのはいけないと思います」
 これも前段で書いたことに通じるんだけど、
 ではマンガは戦争や死を「美しく」描かなくてはならないということか?

 戦場にはさまざまな要素がある。
「悲惨」「惨め」「理不尽」「狂気」「滑稽」「哀しみ」「不条理」──
 もちろん、その中には「美しさ」もあったかもしれないが、それ以外のものを排除してしまうのはおかしい。

「死を美しく描くこと」にも違和感を覚える。
 戦場での死って、むしろ「惨め」で、「不条理」で、「哀しい」で、「滑稽」なものなんじゃないかな?

 話はすこし逸れるが、
 最近、広島原爆を描いた『はだしのゲン』が残酷すぎるという理由で、図書館から撤去する動きがあるらしいが、撤去したいやつらは原爆の悲惨をなかったことにしたいのかね?
『はだしのゲン』には、反戦を唱えるゲンの家族への中傷・「非国民」呼ばわり、朝鮮の方々に対する差別など、当時の日本人の醜い姿を描いたシーンがあるが、
 おそらく彼らは自分の姿を鏡に映されているようで居心地が悪いんだろうな。

「悲惨」「惨め」「理不尽」「狂気」「滑稽」「醜さ」
 これらから目を背けて、「美しいもの」「心地よいもの」だけを見たいという気持ちはわかるよ。
 でも、そんな姿勢からは何も生まれない。
 未来への教訓や警鐘にもならない。
 おそらく目を背けたい人たちは弱いんだろうな。

「水木先生は落伍兵です。
 僕は水木先生の作品の戦争が行われたパプアニューギニアの現場検証をしました。
 健気によく戦ったと驚嘆しました。
 英霊に感謝と敬意を捧げます」


 この文章には、
 生き残った兵隊は『落伍兵』でダメで、
 健気に散った兵隊は『英霊』で素晴らしいという意思が感じられる。
 ここにあるのは、
『生きて虜囚の辱めを受けず』『玉となりつつ砕けよや』という当時の軍隊思想だ。

 これを言うなら高須さん、
 戦場から遠く離れた安全な場所で戦争を指導し、戦争に負けても自刃しなかった当時の上層部も非難しろよ。
 安倍晋三の祖父の岸信介なんかA級戦犯でありながらGHQに媚びを売って生きのびた「卑怯者」だぞ。
 他人に死を強要しておきながら、自分は生きのびようとしたやつらも糾弾するのなら、あなたの論理は貫徹する。

 それに、
 そもそも水木しげる先生は、いくつもの死線をくぐり、生死の境を彷徨い、片腕を失った名誉ある兵隊さんだ。
 ホテルに泊まり、優雅に食事をして、敵兵もいない安全なパプアニューギニアで自分に都合のいいように「現場検証した」あなたとは全然違う。
 こういう自己客観視や想像力が働かないのかね?

『水木しげる先生の作品』や『はだしのゲン』が否定される社会が来たら絶望的だな。
 高須院長のような考えの人間が多数派になったら、これまた悲惨。
 気持ち悪い。
 そうなる前に、ここで押し戻さなくてはならないと思う。

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いだてん 最終回 「時間よ止まれ」~まーちゃん、面白いオリンピックを実現! 四三は54年ぶりにマラソン完走! 美川はストックホルムに?

2019年12月16日 | 大河ドラマ・時代劇
 国境、宗教、民族、人種を越えた平和の祭典だった。

 閉会式。
 国ごとに入場することなくグチャグチャ。
 各国の選手が入り乱れてお祭り騒ぎをしている。
 日本の国旗のそばにはザンビアのプラカード。
 見事に国境、宗教、民族、人種を越えましたね。

 開会式では、参加できなかったインドネシアと北朝鮮の国旗を本部で掲げた。
 政治を越えてすべての国が集うのがオリンピックだからだ。

 2020年の東京オリンピックでは『旭日旗』を掲げるのがOKだそうだけど、やめた方がいいよ。
 そこには政治的なメッセージがあり、不快に思う国があり、平和の祭典が台無しになってしまう。
 全然、楽しくない大会にしたいのなら、どうぞやって下さい。
 旭日旗を掲げる「今の日本は世界に見せたい日本ですか?」
 ………………

 登場人物たちがすべて報われましたね。

 まーちゃん(阿部サダヲ)。
 国境を越えた平和の祭典を実現できた。
 治五郎先生(役所広司)には、
「面白い! 実に面白い! 田畑、私は改めて君に礼を言うよ。ありがとう」
 と言われた。
 菊枝さん(麻生久美子)は「ご苦労様でした」

 五りん(神木隆之介)も報われた。
 出入りをふたたび許され、子供が生まれた。
 祖母のシマ(杉咲花)が走り、父の小松勝(仲野太賀)が走った芝から浅草までを走り、志ん生(ビートたけし)の『富久』が絶品であることを確認できた。
 父親を追い求めていた五りんは、今回やっと父親を取り戻せたのだ。
 そして本人も父親になった。

 志ん生も報われた。
 芸人にとっての勲章とは何か?
 芸を褒められること。
「俺の『富久』どうだった?」
「絶品です」
 芸人にとっては、これだけで十分なのだ。

 金栗四三(中村勘九郎)も報われた。
 54年ぶりにストックホルムを訪れて、ついにマラソンを完走!
 そのタイムは「54年8ヶ月と6日、5時間32分20秒」
 まさか最後にこういう仕掛けをしてくるとは!(笑)

 人は自分に欠けたものを追い求めて生きている。
 まーちゃんの場合は『東京オリンピック』。
 五りんは『父親』。
 志ん生は『絶品の芸』。
 四三は、本人はとっくに忘れてしまっていたが、『ストックホルムでのマラソンの完走』。

 人の成功に大小はない。
 要は自分が満足するか。
 欠けているものを埋められるか。
 この点でまーちゃんたちは幸せであったことだろう。
 四三は金メダルを獲れなかったし、聖火ランナーにもなれなかったが、「54年8ヶ月と6日、5時間32分20秒」という記録を残せた!
 ………………

 一方、そんな最終回にも関わらず、相変わらずフラフラしているやつがいる(笑)
 美川秀信(勝地涼)だ。

 ネットでは、
「美川は国立競技場の前でダフ屋をやってるに違いない」
「選手のブロマイドを売ってるに違いない」
 と美川探しがおこなわれていたが、何とストックホルムにいた!

 
 金栗夫妻には相変わらず気づかれていないけど、後ろの影の人物は美川?

 美川、やはり侮れない……。
 ゴキブリのようにしぶとい……。

 志ん生を乗せたタクシー運転手として宮藤官九郎さんが出ていたが(コーヒーのCMと逆)、遊び心あるなあ。

 というわけで、
 金栗四三がストックホルムで完走したように、『いだてん』完走しました!

 登場人物たちが走っていたように、僕たちも走り続けたいですね。
 たとえゴールが見えなくても、困難があってくじけそうになっても。
『すっすっはっはっと走る四三』や『しゃべりまくるマーちゃん』を心に刻めただけで、この作品は成功だと思います。

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『まだ結婚できない男』の深川麻衣の画像を集めてみた!~くるくる変る表情にご注目を!

2019年12月15日 | アイドル
「ふ、深川っ……!」

『まだ結婚できない男』が終了してしまった。
 桑野さんロス。
 そして、深川麻衣ロス。

 前作の、みちるちゃん=国仲涼子さんと比較される役だったけど、僕的にはよかった!
 最初は表情が固かったが、回を追うごとにやわらかくなり、『戸波早紀』になってた!
♪ まいまい、いつでもマイペース♪
 番組タイアップの芳香洗剤のCMでも言ってたけど、
 深川麻衣にしかできない自分の表現をすればいいんだ!

 というわけで、今回は『まだ結婚できない男』のまいまいの画像を一気に大公開!
 まいまいの豊かな表情をお楽しみ下さい。
 
 
 芝居を桑野さんにけなされるまいまい
 この頃はまだ表情が固い。

 
 ドアを開けたらまいまい
 夢のようなシチュエーション!

 
 料理をつくりすぎたのでお裾分けまいまい

 
 クリーニング屋さんに行くまいまい
 クリーニング屋さんに行くだけなのに、こんなに可愛い!

 
 鎌倉のまいまい
 この頃から表情がやわらかくなる。

 
 ラーメン屋さんのまいまい
 こんなに美味しそうに食べる女の子はいない!

 
 芝居の練習をするまいまい
 この真剣な眼差し!

 
 舞台のまいまい
 客席に桑野さんがいたため、上手く演じられなかった……。
 
 
 法廷のまいまい

 
 結婚披露宴のまいまい

 
 得意顔のまいまい
 この上目遣いが素晴らしい!

 
 得意顔のまいまい・その2
 ネットでは、まいまいの『くちびる芸』が話題になりました!

 阿部寛さんや吉田羊さんと共演して、どんどん経験を積み重ねているまいまい。
『まだ結婚できない男』はクセのある難しい脚本でもあったし、得るものはたくさんあったはず。
 まいまいは女優さんとして♪ 今よりキレイな花を咲かせるだろう ♪

 最後はこれで締めましょう!

『ハルジオンが咲く頃』乃木坂46 / 深川麻衣(YouTube)
 卒ラの映像です。
 この頃の乃木坂が一番よかった気がするなあ。

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経済ボロボロ、民主主義メチャクチャ~なんで安倍ごときに日本をここまで壊されなければならないんだ?

2019年12月14日 | 事件・出来事
 ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんがツイッターでこんな発言。

『誰がどうみてもいまの政府はぶっ壊れてる。
 おれのネタが政治色が強いんではない、お前らが薄過ぎるんだ』

 確かにぶっ壊れてるよなあ。

・公文書改ざん
・公文書破棄
・公文書隠蔽
・データ改ざん

『桜を見る会』招待リスト破棄に関しては、
「1年未満で破棄するルールに基づいて破棄したから問題ない」
 と官房長官の菅義偉は言い訳してるんだが、
 その「1年未満」というルールをつくったのは自分たち。
 自分たちに都合のいいようにルールをつくっていれば、そりゃあ無敵だ。

 たとえれば、サッカーゴールを自分たちのゴールは幅3メートルにして相手ゴールを幅20メートルにするようなもの。
 柔道でも外国人選手に有利なようにルールを変えて日本人選手が勝てなくなったことがあった。
 …………

『反社会勢力の定義は明確に定まっていない』と閣議決定したのもすごいね。
 もう何でもありだなww

 小泉内閣で自衛隊をイラクに派遣する時は『戦闘地域』の概念について丁々発止の議論が国会でなされた。
 新安保法制(=戦争法)の時も同じく『集団的自衛権』の概念について政府はインチキ半分だが説明し、公聴会もおこなわれ、議論もされた。
 ところが今は閣議決定で何でも決められる。
 自分に都合のいいように物事の解釈を変えられる。
 …………

 ネットではこんな言葉。

「魔法の杖、閣議決定
 もう改憲も閣議でやっちゃえww」

「あり得ないことが当たり前にあるのが安倍政権。
 もう何でもあり。自分達の思うがままに、言ったことが正しくなる。
 これって民主主義って言えるのか?
 単なる独裁国家ではないのか」

「もはや近代国家の体を成してない」

「ビッグデータの時代に情報を破棄する愚かな国、日本」

「まだ民主政権の方がマシだった
 少なくとも民主主義が成立してたし、政権によるデータ改竄も行われていなかった」

「なんで安倍ごときに日本をここまで壊されなければならないんだ」

 確かに。
 安倍政権になって、この国のあらゆるものが壊されてる。
 完全に三流国家。

 実質賃金は減り、格差は拡大し、出生率は激減(今年はついに70万人を下回るらしい)。

 GDPの成長率はわずか0.81%で世界170位。
 他の国はこれ以上に伸びている。
 つまり、この国は今までの財産で先進国の体裁を取っているが、実は没落していってるということ。
 例をあげれば、
 中国人は日本の物価が安いと言って爆買いし、
 日本人はユニクロすら手が届かなくなって古着屋が至る所に。

 日本国民はいつまでこのバカ政権を存続させておくつもりだろう?
 安倍が自民党総裁任期をまっとうすれば9年、あと一期やることになれば12年。
 この期間は日本の失われた9年、12年になるだろうな。 

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相棒18 「檻の中~告発」~復讐か、告発か? 生か、死か? 犯人たちの葛藤が描かれて、ひさしぶりの秀作!

2019年12月12日 | 推理・サスペンスドラマ
 先週の前編はダルかったが、今回の後編はお見事!
 ひさしぶりの秀作でした。
 以下、ほとんどネタバレ。

 まず動機が三者三様。

 ひとりは科学者の良心。
 ひとりは妻がテロ(=日本の技術でつくられた兵器)で殺されたことへの復讐。
 ひとりは愛する人を守るため。

 3人の動機が絡み合っている所がいい。
 特に3人目の准教授・高瀬佳奈恵(中村優子)の動機は、最初は『お金のため』と思わせておいて、実は『愛する人を守るため』だったと上手く捻っている。
 …………

 復讐も上手く裏切っていた。
 ドローン爆弾で武器を作った会社を襲うのかと思っていたら、ドローンは皆藤教授(中村育二)のもとへ。
 皆藤教授は、不作為とはいえドローン兵器開発に手を貸してしまったことに悩み、武器製造会社を告発して罪を償おうとした。
 ここで言う「罪を償う」とは告発してドローン爆弾で自ら死ぬということだ。
 …………

 犯人たちの葛藤もしっかり描かれていた。

 復讐か? 告発か?
 ドローンで武器製造会社を襲えば復讐できるのにそれをしない。
 告発に関しては、普通の告発ではインパクトがないので、自らの爆死で告発しようとする。

 生か? 死か?
 雑誌記者・桝本修一(山崎樹範)は皆藤教授をこのまま爆弾で殺していいのかと葛藤していたし、高瀬佳奈恵も迷っていた。

 こんなふうに登場人物たちが葛藤している作品っていいですよね。
 敢えて言うと、加藤教授たち、罪に問えるのかな?
 やったことは、『復讐』ではなくて『告発』。
 ドローンに爆弾を積んで飛ばしたことは罪になりそうだけど。

 AIのロボットと鏡を使ってパスワードを盗むトリックもなかなか。

 右京さん(水谷豊)と皆藤教授の会話もいろいろ考えさせられる。
「大きなものを止めるには血を流すしかない」
「血を流すことから戦争や紛争が始まるんですよ!」

 あとは、3人と個人の名前。
 上から人間を見下ろしているやつらには、ただの「海外ボランティアの3人」でしかないが、3人にはそれぞれ名前があり、家族や友人がいて人生がある。
 人間を数字で見るやつらは傲慢ですね。
 そこには良心の呵責や痛みが伴わない。

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