平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

デザイナー渋井直人の休日~お洒落とダサさが同居していて、仕事にはこだわりがあって、若い女の子に勘違いする渋井さんって魅力的だよな

2019年03月30日 | その他ドラマ
 主人公がおっさんだと、作品は、ビジネスものか、おっさんずラブか、『男はつらいよ』になる。

『デザイナー渋井直人の休日』は『男はつらいよ』系列の作品だ。
 おっさんが若い女の子を好きになって失恋する。
 その恋はおおむね勘違い。
 そう言えば今期は『遠藤憲一・湯煙紀行』なんて作品もあったな。
 あれなんかは完全に寅さん。
 こういう作品が増えたのは作品の作り手・プロデューサーに『男はつらいよ』世代がなっているからだろう。
 ………………

 さて『渋井直人』
 コンセプトは『寅さん』だが、職業がファッション雑誌やCDジャケットのデザイナーだけあって、なかなかお洒落です。

 渋谷の奥にあるお洒落な店、美味しい店に行くし、服装もデザインや色彩に気を遣っていてそんなにダサくない。
 フォトショップも使えるし、デザイナーとしてのこだわりや苦労も描かれる。
 アーティスティックな造形物や凝った装丁の海外の本も爆買いする。

 でもダサい所もあって、
 欅坂46の渡辺梨加のファン!←一昨日の放送ではついに渡辺梨加に会った!
 ストリートマーケットに出店している貧乏なアーティストに同情して、イマイチなイラストを10万円で買ってしまう。
 田舎から出て来たファンの女の子と渋谷で食事をするが、なかなか店を決められない。
 若い子との会話を盛り上げようとして若者が好きそうな話題を振るが、アイドルの話で逆に引かれる。

 まあ、渋井直人(光石研)は基本的にダサい。
 昭和の人間でもある。

 でも渋井さんみたいな人、僕は憧れるなあ。
 お洒落とダサさが同居していて、仕事はプライドとこだわりをもってやっていて、若い女の子に勘違いし振りまわされて、基本、誰にでもやさしくて。

 今、渋井さんは居酒屋で知り合ったカモメ(黒木華)とつき合っているんだけど、次回は別れそう。
 そう、寅さんは最後はフラれなくてはならないのだ。
『人生の苦み』
 これを噛みしめるのが、おっさんのドラマ!

 最後は黒木華さん。
 この人、本当にいろいろな役を演じられる女優さんだ。
 今作のカモメは基本、明るくて前向きな女の子。
「エイエイオー!」と手を突き上げて渋井を励ます。
 でも心の奥底ではいろいろな感情や思いを抱えていそう。
 そんな複雑な女の子を魅力的に演じている。
 今作ではじめて黒木華さんを可愛いと思った!←失礼・笑

 さて次回は最終回。
 ふたりはどんな別れ方をするのか。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青春高校3年C組~生徒の前川、西村、河野、黒田が日テレドラマ『俺のスカート、どこ行った?』に出演決定! 浅井君は女装を決意!

2019年03月29日 | アイドル
『3年C組 青春高校』(テレビ東京 夕方5時30分)は『夕やけニャンニャン』のようにたくさんの芸能人を生み出す番組になるかもしれない。

 まずは
 前川ちゃん、西村ちゃん、河野君、黒田君が4月からの日テレドラマ『俺のスカート、どこ行った?』に出演!
 チャーリーはテレ朝のバラエティ『無料屋』でレギュラー!
 卒業した長野雅さんはHKT48のメンバー!
 ついでにプロデューサーの佐久間さんはテレビ東京の社員なのに、なぜか『オールナイトニッポン0』のパーソナリティに!(笑)←ラジオは緩いね。この緩さがラジオの魅力なんだけど。
 この番組は出世番組なのだ!

 まあ、理由はわかるよ。

『青春高校』は月~金のベルトの生放送。
 生徒たちは、毎日、生放送で鍛えられてる。
 おぎやはぎ、バカリズム、千鳥さんなど、さまざまな芸人さんと絡むからバラエティスキルもUPする。

「アイドル部」「軽音部」「ダンスボーカル部」「コント部」「ラジオ部」などの部活もあってバンド、歌、ダンス、コント、漫才もやる。
 それぞれの部活にはプロが教師として指導。

 中野サンプラザ、スタジオアルタkey・studioなどでの劇場公演もおこない舞台・ステージでの経験も得られる。
 4月からは、アルタでの放課後公演は定例化。生徒たちはほぼ毎日、板の上に立つ。

 こんな経験を得られることはほとんどない。
 将来、芸能人を目指すなら『青春高校』はうってつけの最高の場所だろう。

 生徒たちも豊かだ。
 ヤンキー、おバカ、お嬢様、イケメン、ひきこもり、女の子に全然モテない男子、ハーフ、ラッパー、メンヘラ天才。
 こんな教室ないよね。
 わくっしーこと涌島茜さんは『鋼のメンタルをもつ女』で破天荒な子なんだけど、高校生ビジネスコンテンストで賞に選ばれるような一面も。
 わくっしー、実はすごく真面目?

 そう言えば、生徒の浅井優平くんは毎日、女装で出演!
 理由は女装の方がリラックスできて自分を出せるから。
 自分の性がどちらかは本人もまだわからないらしいんだけど、女装した浅井くん、何も知らなければ女の子だと思ってしまうほど、なかなか可愛い。
 生徒の別所君は「他の女子を圧倒している」とべた褒め(べた惚れ?)だった!

 さて、そんな中、本日(3/29)はハニトラこと、山口茜さんの卒業式。
 卒業公演がおこなわれる
 山口さんは芸能界ではなく看護の道に進むらしい。
 もともと看護の学校に通っていて、こちらで行こうと決意された。
 ハニトラ、日本の医療はお前に任せた!

 こうしたドラマを見られるのも『青春高校』の魅力だ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世も末~差別発言を繰り返していたネトウヨyouboは世田谷年金事務所の所長だった! 厚労省の課長は金浦空港で「俺は韓国が嫌いだ!」

2019年03月26日 | 事件・出来事
 何か社会がどんどんおかしくなってる気がする。

 過激なヘイト発言を繰り返していたハンドルネームyouboなる人物は、何と『世田谷年金事務所の所長』だった!
 日本年金機構に所属する『国家公務員』でもある。
 ご尊顔やバカ丸出しのヘイト発言をご覧になりたい方は添付のリンクで確認して下さい。
 あまりにも醜悪で胸くそ悪くなりますが。

 この人、完全にネトウヨ。安倍信者だな。

 野党議員を根拠もないのに帰化人呼ばわりし、国益に反するから排除しろと叫ぶ。
 噛みつく矛先は、お仲間の自民党の幹事長・二階俊博にもおよび
『出戻り反日帰化議員の分際で自民党員として意見するとは笑止千万!
 政権の足を引っ張る中国犬チャウチャウチャウ』

 ね、バカでしょう?
 知性や教養の欠片もない。
 いい歳をしたおっさんが火病を患っている。
 しかも年金事務所の所長なんだぜ。

 で、身バレするとたちまち陳謝して、
『私の個人的な発言により、傷ついた皆様に深くお詫びします。
 発言は全て削除するとともに今後、二度と不適切な発言を他の方法を含めて行わないことをお約束いたします』

 何だ、戦わないのか?
 書いたことが自分の信念ならひるまず反論しろよ。
 韓国の方、野党議員、二階俊博の前で同じことを言ってみろ。
 安倍晋三だって下関が地元で半島と密接な関わりのある男だぞ。

 そう言えば、
 最近、泥酔して韓国の金浦空港で「俺は韓国が嫌いだ!」と叫んだ厚生労働省の武田とかいう課長もいたな。
 内閣官房働き方改革実現推進室、内閣官房一億総活躍推進室内閣参事官まで務めたエリート中のエリート。
 これが問題になって大臣官房付という閑職に異動させられたらしいんだけど、一回の失態が今まで積み上げてきたものを無にしてしまった。
 諸行無常。

 しかし、厚労省の課長や年金事務所の所長がこんなだなんて世も末。
 国家公務員と言えば『公正中立な良識人』かと思っていたよ。

 今までネトウヨや安倍信者は経済的に恵まれず閉塞感がいっぱいの若者や老人が鬱憤晴らしでやってるんだと思っていたが、それだけではないみたい。
 最近、ささやかれ出したネトウヨ=公務員説もかなり有力になってきた。
 国家公務員がこうだから、おそらく闇は相当深い。
 こりゃあ、戦争でも起きてひどいめに遭わないとリセットされないだろうな。
 くわばら、くわばら。

 劣化・日本どこに行く?


※参照記事
 差別繰り返すネトウヨyoubo、身バレして世田谷年金事務所所長と判明(togetter)

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新元号のパロディ画像を集めてみた!~定番は『平泉成』w 新元号は人々の願いや気持ちを表したもの、明るく前向きなのがいいなあ

2019年03月26日 | 事件・出来事
 来月、新元号が発表される。

 ウワサに拠ると、有力なのは『安久』『安永』だとか……。
 これだと国民の40%のひんしゅくを買う元号になるな。
 だって、
 世論調査で安倍不支持は平均40%
『安久』~安倍様、久しく
『安永』~安倍様、永遠に
 なるから。
 こんな胸クソ悪い元号使えるかーーーっ!

 でも元号を最終的に決定するのは、総理大臣である安倍なんだよな。
 いくつかの候補の中から安倍が選ぶ。
 自己愛が強い、恥知らずの安倍なら平気で『安久』『安永』を選びかねない。

 ある報道に拠ると、安倍は『安心』を新元号としてどうかと現皇太子に上奏したらしい。
『安心』ってw
 こんな日常的に使い古された言葉を元号にするのかw
 でも安倍はバカだからやりかねない。
 あるいは、もしかして『安心』は『安晋』を意味してる?

 それはさておき、
 以前、ネットで新元号の大喜利で盛り上がったことがあった。
 いくつか保存していたので披露します。

 
 これ新元号パロの定番ですよねw

 
 指原莉乃、びっくりするだろうな

 
 一気に時代が逆戻りしますね

 
 読めねえ、書きづれえw

 さて、来週どんな言葉が選ばれるのか?
 元号は、その時代に生きた人の願いや気持ちを反映させたもの。
 明るく前向きなものがいいなあ。

 でも、最終的に安倍が選ぶんだよな……。
『背後』を「せご」、『云々』を「でんでん」と読んだ国語力だし、ともかく安倍の言葉は軽いし……。
 安倍の知性が試される案件である。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いだてん 第12回 「太陽がいっぱい」~マラソンを走って四三が見た景色は「すみません! すみません! すみません!」だった……

2019年03月25日 | 大河ドラマ・時代劇
 マラソンを走って四三(中村勘九郎)が見た景色はどのようなものだったか?
 日射病による『太陽がいっぱい』
「すみません! すみません! すみません!」

 見たのは救いようのない景色だった。
『接戦』でも『入賞』でも『惨敗』でも『棄権』でもないモヤモヤした景色。
 意識が飛んでぶっ倒れてしまったから、四三はまったく把握できない。
 せめて『惨敗』であれば、三島弥彦(生田斗真)のように惨敗の苦さを愉しんだり、力不足を痛感して改善点を考えたり、「自分なりにベストは尽くせた」と思えたりしただろう。
 だが、四三はそれらができない。
 心の中はポッカリ空いて、唯一、あるのは「すみません! すみません! すみません!」

 こころとからだ。
 このふたつが一体となっている時は、きつくても体と対話したりして何とかやっていける。
 しかし、バラバラになってしまった時は体は制御不能。命令をきかない。
 心は前向きでも体がついていかない。
 四三にとって初めての体験だっただろう。

 原因はあった。
・慣れない外国での生活。
・さまざまな形で襲ってくるプレッシャー。
・知らず知らずのうちに溜まっていくストレス。
・白夜で眠れなかったこと。
・大森(竹野内豊)をスタジアムまでおんぶしていったこと。
・十分なスタート準備ができなかったこと。
 これらが散り積もり、異常な暑さが加わって悲劇が起きてしまった。
 ………………

 四三の敗北に対する関係者の反応は次のようなものだった。

 田島錦治(ベンガル)は激怒して、
「この意気地なしが! 日本人の粘りと闘志はどうした!? 大和魂はどこに行った!?」
 まあ、事情を知らない人はこう責めるよね。

 大森はやや冷めたように、
「スタンドで待っていたんだ、君のゴールを、首を長くしてね」
 大森にしてみれば、命がけのオリンピックだったから失望は否めないだろう。

 三島弥彦は四三の肩を抱き、さわやかに笑って、
「まさか先に帰っていたとはな。見つかるわけない」

 治五郎先生(役所広司)はあたたかく、
「もういいよ。少し休みたまえ」

 弥彦や治五郎先生の言葉は友情と愛情に満ちているが、おそらく四三の心には届いていないだろう。

 こうして見ていくと、競技スポーツって楽しいものなのか、と思えてくるなあ。
 特にマラソン。
 あんなにつらい思いをして得たものが、これ。

 でも、四三の見た景色がこれだけであってはいけないと思うんですよね。
 今回のことを経て、四三には別の景色を見てほしい。
 四三が次に見るものが何かを知りたい。

 金栗四三の本当のドラマはここから始まる。

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NGT48騒動~事件収束の記者会見で、山口真帆が反論の爆弾投下! 山口真帆は『予定調和』を嫌い、『不協和音』を怖れない!

2019年03月23日 | アイドル
 NGT48騒動。
 運営側は第三者委員会の報告書を発表して収束を図りたかったようだ。
 だが、その記者会見の最中に被害に遭った当事者のまほほんがツィッターで反論の爆弾投下!

 爆弾その1
「只今、記者会見を行っている松村匠取締役は第三者委員会が行われる前に『繋がっているメンバーを全員解雇する』と私に約束しました。
 その為の第三者委員会だと、私も今までずっと耐えてきました。
 コミュニケーションも何も、このことに関して聞くと連絡が返ってきません」

 爆弾その2
「私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました。
 私が謝罪を拒んだら、『山口が謝らないのであれば、同じチームのメンバーに生誕祭の手紙のように代読という形で山口の謝罪のコメントを読ませて謝らせる』と言われました。
 他のメンバーにそんなことさせられないから、私は謝りました」

 爆弾その3
「記者会見に出席している3人は、事件が起きてから、保護者説明会、スポンサー、メディア、県と市に、私や警察に事実関係を確認もせずに、私の思い込みのように虚偽の説明をしていました。
 なんで事件が起きてからも会社の方に傷つけられないといけないんでしょうか」


 すげえな、まほほん。
 たったひとりで闘っているぞ。
 長いものに巻かれず、ウソと事なかれ主義のオトナたちを告発している。

 グループは違うけど、秋元康が書いた世界を実践している。
♪ 不協和音を怖れない ♪
♪ 僕はイヤだ! ♪

 幕引きを狙った記者会見での爆弾投下にネットは祭り。
「世界初だわ」「SNS時代を象徴する画期的な出来事」「船場吉兆並みに語り継がれる伝説の記者会見」w
 スポーツ紙も大きく取り上げて、他に大きな話題がなければ来週のワイドショーはこれ一色だろう。
 こんな面白いことはない。
 ネット、マスコミの格好の餌食。

 第三者委員会ってやつがお手盛りであることもわかった。
 NGTに限らず、政府、企業、相撲などのスポーツ団体、すべてが同じ。
 第三者委員会は決して第三者などではなく息の掛かった身内。
 何となく体裁の整った報告書を出させて事件を収束させるために設置される。
 官僚も社員もスポーツ団体の職員も、まほほんのように「それはウソだ」と告発すればいいんだけど、彼らはオトナでやらないんだよな。
 貴乃花親方もまほほんと同じようなことをやろうとしたんだけど、あの人は口べたというか、黙して語らずの人なので結局、曖昧な決着になった。

 まあ、NGTの運営は舵取りが難しいとは思うよ。
 ファンと繋がっていたとされるメンバーは若い女の子で未熟な部分もあるだろうし、暴行未遂に間接的に関わっているようだから実名を公表すればバッシングを受ける。
 運営が繋がっていたことを「不問」にして、「すべての責任は指導できなかった自分たちにある」と泥をかぶったのは、ある程度うなずける。
 一方で、まほほんの気持ちという問題があるんだけど、これを収められなかったのは運営のミス。いや、ミスというより山口真帆のことを真剣に思い、考えていたのか?
 運営と厄介オタとの繋がりを指摘する報道もあるし、運営を心から信じられない。

 いずれにしてもNGT48は見ていて楽しいグループでなくなってしまったなあ。
 こういう時こそ、メンバーがまほほんの側に立って運営に迫るべきなんだけど、そのリーダーシップをとるのは、おぎゆかか? 中井りかか? 本間日陽か? 他のメンバーか?
 根本的な問題解決というのは仲間を切るということにも発展しかねず、つらい作業でもあるんだけど、今のままだとNGTは潰れるよ。
 おぎゆかは総選挙で「NGT48を任せてください」って言っていなかったっけ?


※追記
 乃木坂のまっつん(松村沙友理)のスキャンダルの時は対応が上手かったな。
 ラジオでまっつんが謝罪して生駒ちゃんが「このおバカさん」と諭した。
 プロデューサーの今野氏は、髪を切ってまっつんと共に握手会に参加し、頭を下げた。
 まあ、今回の件は単なる恋愛スキャンダルじゃないし、ファンと繋がってた人数も多いし、問題はもっと深刻なんだけど。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業ソングと言えば、リトグリの『青春フォトグラフ』だよな! ありふれた毎日がすべて記念日だった学校生活!

2019年03月22日 | その他
 卒業式の季節です!
 昨夜テレビをつけたら『カウントダウンTV』の卒業ソング特番をやっていて、Little Glee Monsterが出ていた。
 リトグリの卒業ソングと言えばアレでしょう、と思いながら見ていたら、最後の3曲目で演ってくれた!

『青春フォトグラフ』

 卒業ソングと言えば旅立ちで「未来に向かって前向きに歩いていこう」みたいな内容が多いんだけど、この曲は過ぎ去った日々に対する感傷。
♪ 毎日が記念日だった ♪
 なんて部分は響くなあ。

 しかし、こうした感傷を哀しく歌うのではなく、モータウンサウンドでリズミカルに明るく歌う。
 哀しいけれど明るい!
 哀しいけれど元気!
 みんな経験があると思いますが、卒業式ってこうでしたよね。
『別れがつらくて泣きたいけど、涙をこらえて明るく元気に振る舞う』
 この曲はそんな複雑な気持ちを的確に表現している。
 上手い曲ですね。
 卒業式の切り取り方がお見事!

 毎日がイベントでお祭りだった学校生活。
 ミュージックビデオの高校生たちは本当に楽しそう!
 みんな、屈託なく笑っている。
 僕は根暗で学校帰りに映画館ばかりに行っていたので、こういう体験は少ないんですけど、高校時代、こういう日々を送れていたら、どんなによかっただろうと思ってしまう。
 でも、これはMVの世界だけのことで現実は違うのかな?

 それでは聴いて下さい!
 Little Glee Monsterで
『青春フォトグラフ』(YouTube)


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相棒17 「新世界より」 ~2070年の未来から来た少年と少女。「あなた方は何も知らないんだ! このままだと世界は滅ぶ!」

2019年03月21日 | 推理・サスペンスドラマ
 2070年の未来から来た少年と少女。
 彼らは人類を撃滅させたパンデミックを阻止するために戦う。

 おおっ、『相棒』もついにSFの世界に入ったのか?
 もしかして『ターミネイター』?
 と思っていたら、ちゃんとオチがありました!

 今回のエピソードの根底にあるのは『人間の認識』というテーマ。
「僕たちは2070年から来た」と認識すれば、彼らは未来人になり、パンデミックを阻止しなければならないと考える。
「科学の暴走は人類を不幸にする」と考えれば、科学を否定し、自然と共生しようと考えたり、テロで科学の暴走の警鐘を鳴らそうとする。
 昨日(3/20)は24年前に地下鉄サリン事件が起こった日だが、
 オウム真理教の信者は本気で「ハルマゲドンはやって来る」「救済のためにポアしなければならない」と考えていた。
 ナチスは「諸悪の根源はユダヤ人」と考え、ユダヤ人を収容所に送りガス室で殺害し、高須クリニックの高須院長は「アウシュビッツはなかった」とツィートして、アウシュビッツの博物館から抗議された。

 人間の認識なんて、こんなものなのである。
 信じ込んだり、自分に都合のいい部分だけを切り取って、自分が正しいと考える。
 そのためにテロや殺人を犯したりもする。
 危ない、危ない。
 人間というのは本当に危うい生物だ。
 ……………

 右京さん(水谷豊)は、山の中で文明から離れた共同体を営む作家・鷺宮栄一(中島丈博)にこんな言葉で諭した。
「現実から逃げるのではなく、より良きものにするために努力すべきではないですか?」
 これって一見、真実に聞こえるけど、便利な言葉だなあ。
「より良きものにするための努力」がもたらしたものが『楽園の扉』の阿藤修(小木茂光)がおこなったテロだ。
 成瀬真一郎(渕野右登)がやろうとした拳銃による殺人だ。
 まあ、右京さんが言うのは『法によってより良きものにする』ということなんだろうけど、『相棒』でもたびたび描かれているとおり、法は必ずしも正しく執行されないからなあ。
 権力を使い、法律の網の目をくぐって罪を免れている輩はたくさんいる。
 だから甲斐亨は『ダークナイト』になってしまうわけで……。 

 最近、右京さんの正義ってやつが怪しくなってきた。
 右京さんの言葉に力強さや説得力がない。
 シリーズを重ね、時代も変わり、『相棒』がマンネリになってきているとも言える。
 新しさを模索しているが、見い出せない感じ。
 米沢さんや幸子さんなど、過去の登場人物はどんどん退場しているし、新キャラの青木などはどうもイマイチだし。

 さてシーズン18はどうなる?


※追記
 内村刑事部長(片桐竜次)は以前の逮捕された事件で心を入れ替えたと思ったが、変わっていなかった(笑)
 バイオテロの危険。
 しかし確証がなければ警察は動けない中、
「やれ! 杉下は妙に勘の働く男だ! 賭けてみる価値はある!」
 ここまではカッコ良かったのだが、次に
「中園参事官、これから先は君に任せた!」(笑)

 右京さんと冠城(反町隆史)のカメラマンとアシスタントのやりとりでは、冠城は調子に乗って、
「お前、ほんとに使えないやつだな」
 これには右京さん、ご立腹の様子(笑)

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山本太郎が安倍と竹中平蔵や財界の癒着をぶった斬り! 安倍の 『沖縄に寄り添う』発言には正しい日本語を使っていただきたい(質問の文字起こしあり)

2019年03月20日 | 事件・出来事
 一昨日(18日)の国民民主党会派、山本太郎議員の質問がすごかった。
 安倍が沖縄にまったく寄り添っていないことを指摘して、こう語ったのだ。

「総理はご自身のお友だちとはベッタリと寄り添っていらっしゃるじゃないですか。
 腹心の友、加計孝太郎さんの夢、新獣医学部の新設には、官邸で柳瀬総理秘書官がベッタリと個別指導。寄り添い実現させた。
 この獣医学部はそもそも国家戦略特区の創設により実現。
 その特区構想をアベノミクス特区としてぶち上げたのが、総理のブレインとして永年お世話になる、金の匂いを巧みに嗅ぎ分けるミスター清少(政商)納言・竹中平蔵さん。
 竹中さんがメンバーの特区諮問会議では外国人による家事代理を解禁。
 参入業者のひとつとして竹中平蔵さんが会長をするパソナの子会社を選定。
 その寄り添い方、利益相反なんのその。
 また兵庫県養父市の農業特区では竹中氏が社外取締役を務めるオリックスの子会社を選定。
 総理の竹中さんへの寄り添いっぷりはこれだけに留まらず、昨年改正された水道法改正によって実現可能になった水道事業のPFIコンセッション。
 この政策も竹中さんが産業競争力会議で2013年から推進してきたもの。
 イギリスではもうPFIの新規事業をやらないと言われるほどPFIは時代遅れのオワコンですよ。
 それにもかかわらず公共で民間を儲けさせる仕組みに邁進。

 総理は経団連を中心とする財界にもベッタリと寄り添う。
 働き方改革のホワイトカラーエグゼンプション、いわゆる高プロ、外国人労働者のさらなる受け入れ。
 これらはすべて財界からの提言に基づくもので、より安い労働力を創り出すための労働環境の破壊。
 そして森友問題でやらかした奥様、安倍昭恵さんの尻ぬぐいを人の命を奪ってさせられた財務省にベッタリ寄り添い、恩返しの消費税増税。

 残念ながら総理の沖縄に寄り添うという言葉のチョイス、完全に間違っています。
 次回からは、『沖縄に寄り添う』ではなく、『沖縄に押しつける』『沖縄を痛めつける』『沖縄のことは俺が決める』と正しい日本語を使っていただきたい」



 おおっ!
 山本太郎、よくぞ言ってくれた!
 これぞ国民の代表である議員の仕事!

 安倍って、お友だちや財界にはメチャクチャ寄り添うけど、それ以外には無視もしくは軽視なんだよな。
 まあ、万民が納得する政策なんてあり得ないから、支持基盤によって偏りが出るのは仕方ないと思うよ。
 でも安倍の場合は偏りすぎ。
 お友だちと財界優遇の度が過ぎる。
 結果、日本はとんでもない格差社会に。
 お友だちや財界はそれで潤うから「安倍さん、すごい!」と言ってチヤホヤするんだろうな。
 安倍はバカだから、これで「ボクはすごい」「ボクは偉い」と思ってる。

 だから、安倍には山本太郎議員の今回のような言葉をぶつける必要がある。
 これで安倍も少しは心がザワザワしただろう(しないかな?)。
 裸の王様の安倍には別の現実を見せる必要がある。
「もしかしてボクは間違ったことをしてる?」と思わせる必要がある。

 竹中平蔵は安倍政権が終わったら逮捕だな。
 あまりにも国家を私物化している。
 さまざまな会議で竹中の意見が通り、通った政策で竹中の関連企業が儲かる。
 完全な私物化だろう。
 安倍一味はこんなふうにして甘い蜜を吸っている。

 他の野党議員は山本太郎議員の質問を見習った方がいい。
 なぜなら安倍に政策論などムダだから。
 はぐらかし、ゴマかしと官僚のつくった文書を読むだけで時間が過ぎ、そのまま採決されて終わり。
 山本議員のように安倍の心をザワザワさせる質問の方が効果的だと思う。


※動画はこちら
 山本太郎 国民民主党・新緑風会 予算委員会 参議院 2019 03 18(YouTube)
 書き起こし部分は26:42くらいから。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

炎のランナー~昨日の『いだてん』を見ていたら映画『炎のランナー』を思い出した! 神を讃えるために走るエリック! ユダヤ人の偏見をはね返すために走るハロルド!

2019年03月19日 | 洋画
 昨日の『いだてん』を見て、映画『炎のランナー』を思い出した。

 落ち着いた気品のある映画だったなあ。
 同じオリンピックでの陸上競技を扱っていても、日本だと『いだてん』、英国だと『炎のランナー』。
 何しろふんどし姿で冷水をかぶって「ひゃーーーっ!」ですからね(笑)
 同じシルクハットとフロックコートを着用していても、やはり本家本元は板についている。日本人の場合はお仕着せ感は否めない。

 西洋の方が宗教や神とどう向き合っているかがわかる映画でもあった。
 敬虔なキリスト教徒であるエリック・リデル(イアン・チャールソン)は、100メートルの予選日が安息日(日曜日)なので走ることはできない。
 祖国や国王のために走ることを求められるが、「宗教はそれらに勝る」と言って拒否する。
 一方でエリックは「競技で勝利することは神をたたえること」だと考えていて葛藤する。

 ハロルド(ベン・クロス)はユダヤ人であるがゆえに差別され、ムサビーニというプロのコーチを雇ったことで非難される。
 ここには、当時の『ユダヤ人=金の亡者』という偏見があり、『金を使ってプロのコーチを雇い、勝とうとしているのか』という批判がある。
 一方、ハロルドは競技で勝利することで、これらの偏見・批判をはね返したい、という思いがある。

 エリックもハロルドも個人的なことで闘っているんですよね。
 一方、金栗四三は『走った先にある風景を見る』とか『日本スポーツ界の黎明の鐘』とか『日本』とかのために走っている。
 ハロルドとは『差別をはね返す』という点では似ているが、エリックの『神』とは大きく違う。
 やはり日本人には『神』はいないんですよね。
 八百万の神が混在しているような、ゴチャゴチャした浅草の風景こそが僕たちの原風景。
『いだてん』の大谷良英さんの音楽もチンドン屋っぽいし。

 それでは聴いて下さい。
「炎のランナー」テーマ曲(YouTube)
 ヴァンゲリスの名曲です!
 走る主人公たちの姿も美しい。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする