平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争~いたずらのススメ!

2011年05月21日 | 邦画
 1979年、とある平和な田舎町で繰り広げられる僕たちと駐在さんのいたずら合戦。

 出演は、高校生のママチャリ役に市原隼人さん。
 ママチャリの仲間達は、喧嘩の強いエロガッパ・西条(石田卓也)、偏差値0の男・孝昭(加治将樹)、恋する星の王子様・グレート井上(加来賢人)、一食2000kcalの食いしん坊・千葉くん(脇知弘)、女装もキュートな後輩・ジェミー(冨浦智嗣)、ダブリ1年目の留年大王・辻村さん(小柳友)。
 そして彼らのいたずらと戦う駐在さんが佐々木蔵之介さん。
 みんな旬の若手俳優さんばかりですね。
 佐々木蔵之介さんもいい味を出している。

 この作品のポイントは<いたずら>。
 子供とオトナを分けるものって、<いたずら>が出来るかどうかだと思う。
 落とし穴を作ったり、スピード違反を取り締まりスピード測定器に自転車で挑戦したり、エロマンガを駐在所に置いて駐在さんの所有物に見せかけたり。
 その行為には特に意味があるわけではなく、ただ駐在さんを怒らせて楽しむだけなのだが、この意味がないことを出来ることが、子供。
 オトナになると、自分がすることに意味があるかないか、特か損かを考えてしまいますからね。
 主人公達が仕掛ける様々ないたずらを見ているだけで楽しくなる。
 それは人がオトナになる前の一瞬の輝き。
 この話は実話で、いたずら合戦は700日続いたらしい。
 きっと主人公達にとって実に充実した700日だっただろう。人生をふり返って、あの時は楽しかったなぁと思える日々だっただろう。

 その他、好きになった憧れの女性が駐在さんの奥さんだったり、自転車に乗りながら道を歩く女子のミニスカートに見とれて崖から転落したり、思春期特有の爆笑話もいっぱい。

 この作品を見ていると、あの頃に戻りたいと思うし、どうしてもっといろいろなことをしておかなかったんだろうと思ってしまう。


コメント
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