いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

トヨタ産業技術記念館(その1)

2022年12月15日 | 極楽日記(日帰り)

名古屋駅の北北西、市バス11番系統で2つ目の停留所で降りればすぐのトヨタ産業技術記念館です。外観は古風なレンガ張り。

レストランはその名もブリックエイジ。記念館に入らずレストランやカフェのみの利用も可能です。

トヨタグループを創設した織機の開発者にして経営者である豊田佐吉と、その息子で自動車製造への参入を成功させたトヨタ自動車の祖、豊田喜一郎を記念する意味もあり、歴史的な織機や製造機械が多数展示されています。

そもそも糸を紡ぐとはどういうことか、という解説。人類初の紡績道具であろう紡錘(スピンドル)です。これで木綿の繊維を引き出して撚り合わせ、糸にします。この偉大な発明へのオマージュとして、今でもトヨタ車の一部にスピンドル形のグリルが使われています。

手で捻って撚りをかけていた時代から、紡ぎ車の時代になりました。インドが起源と言われ、ガンジーが自分で糸を紡いでいたのもこの一型。インドの国旗のモチーフになっています。

撚糸と巻取りが同時にできるようになったサクソニー紡ぎ車。画期的な発明だったのでしょうね。

1873年に臥雲辰致が発明したガラ紡。既に世界では動力式のジェニー紡績機が稼働していましたが、ガラ紡は仕組みが簡単で値段も安く、三河地方の小規模な紡績所で広く使われました。並列処理で速度を上げる発想はコンピュータと一緒ですね。

これはウォータフレーム紡績機だったかな。

ジェニー紡績機。

ミュール紡績機。

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