いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

名古屋オーディオフェスタ2024その4

2024年02月28日 | 極楽日記(日帰り)

最後はパイオニアのプロ機材部門が独立してコンシューマー用ハイエンドオーディオを扱うようになったTAD(テクニカルオーディオデバイセズ)。これは新製品のGE1のようです。ペア税込み550万円。最近は高級スピーカーでも、ほとんどがバッフル面の狭いトールボーイスタイルになってきました。あるいはフロントバッフル面のほとんどないEclipseみたいなスタイルになるのですが、都合が合わなくてデンソーテンのセッションに参加できなかったため、聴き比べができていません。

視聴ソースは、

Berlin Phil. Olympic Fanfare, John Williams

Bob James, One on One

Billy Joel, My Life

Fledermaus Overture

Eva Cassidy, Nightbird

音色が多彩で、何聴いてもこなしますね。さすがに550万は手が届きませんが、見事な仕上がりです。量販クラスのように新技術を導入して高性能機のコストを下げるという手法ではなく、とにかくハイエンドのファンのために手堅い技術で作り込むのがこのクラスの製品なので、少し改良するだけでも数十万単位で値段が跳ね上がります。美術工芸品の領域に近いのかも。

これはM700Sかな。重量75kgのヘビー級パワーアンプ。462万円。海外のハイエンドアンプに対抗しようと思ったら、この程度の物量投入が必要なのでしょう。スピーカーの試聴なのでアンプは黒子になってしまいますが、間違いない製品だと思います。

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名古屋オーディオフェスタ2024その3

2024年02月28日 | 極楽日記(日帰り)

テクニクスのブースです。大きいのがSB-R1、小さいのがSB-G90M2です。テクニクスブランドを復活させたパナソニックはやはり巨大なメーカーなので、ピュアオーディオも標準的なプレミアムクラス、上級のグランドクラス、最上級のリファレンスクラスと、一気に3シリーズを展開してきました。SB-R1(ペア270万円)はリファレンスクラス、SB-G90M2(ペア70万円)はグランドクラスの製品です。

グランドクラスの試聴ソースは、あまりピュアオーディオの視聴では出てこない曲で、ちょっと評価が難しいです。

玉置浩二 メロディー

夏川りみ 涙そうそう

川上さとみ センシビリティー

それにしても、NS-600A/800Aを聴いた後だと、音像が随分広がって聴こえます。ポップスはこれでもいいのでしょうが、ピュアオーディオでこういう音は好まれないのではないでしょうか。ヤマハに比べるとセッティングが決まっていないのかも知れません。ソース選びと言い、製品の魅力を引き出すための熱意が今一つに感じます。テクニクスは、ヤマハと並んで国産オーディオ復活の旗手なので、期待していたんですけどね。

ラックの機器も、左がリファレンスクラス、右がグランドクラスと分かれています。

リファレンスクラスの視聴ソースは、

Bob James, Jazz Hands

Pavo Jarvi, Also Sprach Zarathustra, Prelude, R. Strauss

Dire Straits, Money for Nothing

中森明菜 アイラブユー

石川さゆり 風の盆恋歌

SB-R1はウーファー片側4本の強力なドライブ力で、さすがにツァラトゥストラは物凄い迫力です。確かにこの曲はオーディオチェックの定番ではありますが、いかなマニアでもこんな曲ばかり大音量で聴くわけではありませんし、普通の住宅事情では鳴らせない曲でしょう。重低音の迫力が強調された昭和のオーディオブームの頃ならともかく、ちょっと選択が古いんじゃないかなとも思います。私はこの曲を聴きたければ再生ではなくコンサートホールに行きます。

中森明菜、石川さゆりも独特の選曲です。アイドルの歌を聴くために総額一千万円もの投資をする人はごく少数でしょうし、こういう大型スピーカーはヴォーカルソロには向いてないのではないでしょうか。SB-R1の音域やダイナミックレンジの広さも締まった迫力ある低音も、レンジの狭い歌謡曲では生きないと思います。演歌については猶更ですね。録音のせいかセッティングのせいか音像が大きくなって、長島温泉の歌謡ショーを聴いてるような賑やかさはありますけど、それならもっと手軽な音場型のスピーカーやサラウンドシステムで十分。このスピーカーが生かせるソースではないでしょう。

リファレンスクラスのプリメイン、SU-R1000(約100万円)。今回はアナログレコードの復権に伴って、プレーヤーシステムのSL-1000Rの技術解説がされました。変動する負荷に対して、いかに迅速に、正確に回転を制御してるかという新回路の話なんですが、こういうモーター制御はハイブリッド車の開発に伴って大きく進化した技術だそうです。これはヨシノトレーディングのブースで聞いた話ですが。こういう精密制御を突き詰める手法と、慣性質量を大きくして抑え込む手法と、アプローチは色々あっていいと思います。

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名古屋オーディオフェスタ2024その2

2024年02月27日 | 極楽日記(日帰り)

カットモデルです。NS-600AとNS-800Aはウーファーと箱の大きさが違うだけで、ネットワークの部品は同じグレードだと説明がありました。ピアノブラックの美しい仕上がりも、さすがヤマハだと感心します。スピーカーコーンは軽くて強靭なザイロン繊維をバインダーと混ぜたもので、ウーファーとトゥイーター共通。このためクロスオーバー周波数付近の繋がりが自然になったことは、楽器メーカーでもあるヤマハとしてのこだわりである、と説明がありました。軽くて丈夫なザイロンに、ネオジウムマグネットなどの強力な磁気回路を組み合わせることで、上が40kHzまで伸びているそうなので、リボントゥイーターに近いところまで再生できるということですね。

最近はグラスウールなどの吸音材をできるだけ減らして、共鳴管や位相ずらしなどの手法で定在波を処理するメーカーが増えています。

NS-800Aのデモもソースはすべてアナログレコード。

Sinne Eeg(シーネ・エイ)Spring Waltz (from "Staying in Touch")

Yo Yo Ma, Fugata (from "Soul of Tango, Astor Piazzolla")

Count Basie, Corner Pocket

Stokowski, Tannhäuser Overture

NS-600Aに比べて少しずつ大きな楽器や編成の大きな演奏を持ってきたところは、さすが聴かせどころをわかっています。ヤマハのピュアオーディオ部隊が視聴に大変な労力を注ぎ込んで、新製品の魅力を伝えようとしているのがよくわかります。古いモノラルのストコフスキーが新しいカッティングで見事に蘇ったのも凄い。こういう発表会では、プロが使うソースも吟味されていることが多いので、大変参考になります。

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名古屋オーディオフェスタ2024その1

2024年02月26日 | 極楽日記(日帰り)

学会で何度もお世話になってる白鳥の国際会議場。

今回はオーディオフェスタ名古屋にお邪魔しました。学会みたいなセッション方式の展示が主体なので、どこを見るのか絞って行かないと効率よく回れません。こういう会場でしか体験できないようなハイエンド機器もそれなりに面白いのですが、広大なリスニングルームがないと性能を引き出せない大型高級機器よりも、現実的なハイファイ機器がどう進化しているのか聴いてみたくて、まずはヤマハのブースへ。ここは最初に参加したときもプレゼンの質が非常に高かったので期待していました。

小型ブックシェルフスピーカーのNS-600AとNS-800Aの紹介。ソースはすべてアナログレコード。

Ricky Lee Jones, Show Biz Kids

Bob James, Mophead (from "Jazz Hands")

Anne-Sophie Mutter, Concerto for violine and strings in A Major, Op 5/2, Bologne (from "Anne-Sophie Mutter, 60th Anniversary Concert")

Michael Legrand, Django (from "Michael Legrand Meets Miles Davis")

小さい方のNS-600Aでもペア40万、スタンドを入れると53万になるので決して安価な装置ではありません。NS-800Aが一回り大きく価格もやや上なのですが、「上下ということではなく性格の違いと考えて欲しい」とのことです。小さいスピーカーでしか得られないくっきりとまとまった音像を追求したので、小さい分スケール感は減退するものの、精密なステレオイメージでは上回っているということでしょう。実際、NS-600Aのヴァイオリンソロは本当に目の前で演奏してもらってる感じで、ソロ演奏やヴォーカルでは大変生々しい再現性があると思いました。これがNS-800Aになると2-3列後ろの席に下がったような印象があって、ただ全体の雰囲気は出てきますし、聴き疲れのない音という感じがして、個人的には800Aが好みです。まあ、狭い自宅で使うとなると600Aの方が鳴らしやすいかも知れません。

 

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はごろもハバネロふりかけ

2024年02月22日 | 飲み物、食べ物

表示はかなり刺激的ですが、それほど辛くありません。よく見ればハバネロは製品の0.5%と書いてあります。

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w203とGP7

2024年02月21日 | 自動車

引退したW203のC180 Kompressorと、交代したインプレッサスポーツ、DBA-GP7を並べて撮りました。

距離はたいして走ってないですが、製造から18年でいろいろ不具合があり、高額の修理費が必要なので止む無く退役。

GP7はここまでW203の倍近く走っていますが、商品化されているだけあって状態は良好。距離だけじゃコンディションはわかりません。

空いた地方道を流して走ると、リッター14kmを超えます。ハイブリッドほどではないにしても、燃費が大幅に改善されたことは有難いです。

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名古屋駅のイベント

2024年02月20日 | 極楽日記

名古屋駅に現れたトヨタのWRCカー。

ヤリスの限定車も市販するのかな。

構内にはこんな看板もありました。昭和50年ぐらいまでは、映画館やパチンコ屋の前にこんな手描きポスターがあったものです。

多分、それぞれに元ネタがあるんでしょうが、よくわかりませんでした。「夜空を翔ける」は銀河鉄道999のパロディーかなあ。これを懐かしいと思う年齢の人は、ケツメイシのファン層には少ないと思いますが。

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竹の花

2024年02月19日 | 極楽日記

珍しい竹の花だそうです。

解説がないとどこが花なのかわかりません。

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桃李蹊(とうりみち)

2024年02月16日 | 極楽日記(お店紹介)

中華の桃李蹊 梅森坂店にお邪魔しました。名古屋では老舗の中華料理チェーン、浜木綿(はまゆう)の姉妹ブランドで、サガミの関連会社だったこともあるみたいです。それにしても桃李蹊を「とうりみち」と読ませるのはなかなか秀逸。読み方にも無理はありませんし、史記 李将軍列伝の有名な「桃李不言 下自成蹊」を踏まえていることは明らか。宣伝しなくても料理やサービスの良さに客足が絶えない、という願いを込めたのでしょうか。

前置きが長くなりましたがセットの前菜。茄子のマリネと棒棒鶏、下の麵みたいなのは豆腐。

お茶は選べます。これはプーアール茶。もちろん料理に合いますが、満腹感がなくなってつい食べ過ぎるのが難点。

お焦げ料理ですね。

熱々の春巻き。火傷に注意。

エビチリです。

小籠包。これも火傷注意。

ショウガ風味のチャーハン。

デザートです。

何かの優待で付けてもらった胡麻団子。休日なのでちょっと混んでいましたが、お昼を楽しめました。

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Ristorante Est 続き

2024年02月15日 | 極楽日記(お店紹介)

極楽息子(小)の取ったハム盛り合わせ。これも美味しそう。

息子たちのプリモは10食限定のラザーニャ。シーフードとトマトソースしか見えませんが。

めくるとイカ墨で真っ黒のラザーニャが出てきます。こういう使い方もあるんですね。手が掛かる料理なので、たくさんは作れないそうです。興味があればぜひ予約を。

グラスワインを頼んだら、北イタリアはヴェネト州のガルガネーガ種の白が出てきました。イタリアは南国のイメージが強くて、白はあまり日本に入ってないと思いますが、これはかなり冷涼な気候を思わせる青りんごやレモンピールのような風味に加えて、乳酸発酵による適度なボリュームがあって、上記のラザーニャには実によく合います。さすがにグラスワインもしっかり選んでいますね。

肉料理は前回とほぼ同じだと思いますが、満足度は高かったようです。ご馳走様でした。

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Ristorante Est

2024年02月14日 | 極楽日記(お店紹介)

極楽のRistorante Est再訪です。

2月のランチはこの4種からパスタ(リゾットはパスタじゃないので、正確にはプリモ・ピアット)を選びます。

日によって特別料理も選べます。飽きないように工夫されているのがよくわかります。

まずアンティパストの盛り合わせ。先日の鶏肝ピュレとサーモンの替わりに蛸と人参です。人参は和食の技法で桂剥きにしてあります。

リゾットです。イタリアの松茸とか言われることもあるポルチーニの風味が豊かです。

セコンド・ピアットの鮮魚。マダカのグリルだったと思います。スズキとセイゴの間、と言ってましたが、マダカという言い方は東海地方独特。癖がなくて、どんな料理でも楽しめます。皮の焼けた風味と滋味溢れる白身の組み合わせが実にいい。

ドルチェはあっさり済まそうと思っていたのですが、誘惑に負けて限定デザートに。カロリー高めですが美味しいです。

 

 

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スダチ

2024年02月13日 | 極楽日記(園芸)

年を越して1個だけ残っています。何に使おうかな。

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Chianti Classico, Poggio Bonelli, 2020

2024年02月09日 | 飲み物、食べ物

イオンのセールで買ったChianti Classicoです。無印のChiantiに比べると深みのある味わいですが、風味は共通。トスカーナ州は赤ワインの産地がたくさんあって、DOGCの産地が11地区もあるのですが、ChiantiとChianti Classicoは別々にDOGC登録されています。

Poggio Bonnelliは中世からの歴史のある醸造家らしいです。ワイナリーに隣接して宿泊施設もあり、世界遺産である古都シエナ郊外。一般的な観光ルートからすると、シエナはやや場所が不便なのが残念。

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アケビ

2024年02月08日 | 極楽日記(園芸)

寒さに強いアケビは春が早いです。新芽がたくさん出てきて、遠くから見ると有刺鉄線みたいになってきました。

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Horizon Comfort 3

2024年02月07日 | 極楽日記

壊れたコナミのエアロバイクを廃棄した後に、Horizonのエアロバイク、Comfort 3を導入。ジモティーで商品を探して、出品元のリサイクルショップから自力搬送しました。業務用の機器を作っているメーカーだけあって、付属のマットを敷いて設置すると、なかなか雰囲気が出ます。

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