「ギリシャ人の物語Ⅰ 民主政治の始まり」塩野七生著 ”民主政治を学ぶ”

アテネとスパルタ。ギリシャは都市国家から成り立っていました。
その時、ペルシャ帝国が出来、第一次ペルシャ戦役、第二次ペルシャ戦役があり、ギリシャが対ペルシャに対してアテネとスパルタが手を結びます。
ギリシャはその危機を乗り越えます。その時にはその時リーダーが出てきて、危機を救いました。第二次ペルシャ戦役ではアテネの町から住民全員が避難して町を空にしてペルシャに占領されます。
この危機を救ったリーダーであっても、危機が過ぎ去ると、そのことを忘れ、そのリーダーを訴追して責任を取らせて追放、さらに場合によっては死罪にしました。
民主政治とは何か、住民はどうすればよいか。それを考える本でもありました。

感想；
「ローマ人の物語」はとても面白かったです。
何故ローマがあれほど長く続いたか？
そのことがよくわかりました。
「ギリシャ人の物語」もとても面白かったです。
危機に直面してリーダーたるものどうすべきか。
またリーダーを選出するにはどうするのが良いか。
大きな示唆を与えてくれる本でした。