幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「科学がつきとめた運のいい人」中野信子著 ”運も生き方しだい?”

2024-05-17 01:41:11 | 本の紹介
・「適者生存」;生物は環境にもっとも適した者が生き残る
「運者生存」;運のいい者が生き残る

・運・不運というものは、だれの身にも公平に起きていて、その運をどう生かすかに少なくとも人は主体的にかかわっていける、というのが私の考えです。

・忘れてはならないポイントが、実は私たちの身の回りには「見えない」運・不運が無数にある、という点です。

・運がいいといわれる人たちは、みな、いろいろな意味で自分を大事にしています。

・よりよく生きているからこそ、運も彼らの味方をするのでしょう。

・自分を世間の標準に合わせる必要はありません。いちばん大事なのは自分です。その自分を最大限に生かすのです。

・ほかの人から大切に扱われるようにするには、そして、周囲の人と良好な人間関係を築くためには、まずは自分で自分を大切にする必要があるのです。

・自己一致の状態とは、こうなったらいい、こうあるべきと考えている理想の自分と実際の自分が一致していること、あるがままの自分を自分で受け入れていること、もっと簡単にいれば、自分で自分のことが好きな状態です。

・運がいい人というのは、自分なりの「しあわせのものさし」をもっている⇒そのしあわせの状態を積極的につくり出す努力をしている⇒自己一致の状態(自分を好きな状態)⇒人に好かれる。という図式が成り立ちます。

・あるブラック企業の社長が社員を採用するときの記事を読んだことがありました。それによると、この社長がが採用するのは、いつも「使い勝手のいい人材」、彼が考える使い勝手のいい人材の特徴の一部が、「まじめ、人を疑うことを知らない、人の話を素直に聞ける、責任感が強い」だったのです。

・運のいい人はいい加減に生きる。

・運のいい人は「〇〇ちゃん、大好き!」と自分に言う。

・なぜ、主観的に幸福を感じている人のほうが長生きするのでしょうか。
 その理由のひとつは、人の体内にある免疫系の物質で説明ができます。
 人の体の中には、その人の心の調子によって変わってくる免疫系の物質がありますが、主観的に幸福を感じている人は、その物質のバランスがよくなるのです。逆に主観的に幸福を感じていない人は、バランスが悪くなり病気になります。

・何かを選択して行動するとき、正しいかどうかで判断するよりも、おもしろさで判断したことのほうがやる気をもって行えるのです。

・運のいい人は「自分は運がいい」と思い込む。

・運をよくするためには「運がいい」「ツイている」と声に出して言うべきだ、とよくいわれます。

・人の運のよしあしは、科学的にみれば、もともとその人がもっているというよりも、その人の行動パターンによって決まると考えるべきでしょう。
 運のいい人のそばにいると、その行動パターンが似てきて、「運を呼び込む」ことができるのです。

・運のいい人は早寝早起きをする。

・実の母親であるかどうかは関係なく、たとえ里親であっても父親であっても、愛情をもって「子ども」を育てれば、記憶と学習の能力は高まることがわかったのです。

 人は平穏無事、安心、安全な状態にいるときよりも、適度なストレスがかかっているときのほうが力を発揮できる、といえるのです。

・運のいい人はあえてリスクのある道を選ぶ。

・運のいい人は、他人と「共に生きること」をめざす。

・運のいい人は利他行動をとる。

・他人を素直にほめられる人というのは、その相手に社会的報酬を与えているわけで、どんどん他人をほめましょう。心の中で「すばらしい」「すごい」などと思ったことは素直に口に出して伝えましょう。心の中で思っているだけではだめで、直接言葉で伝えることが重要です。

・助けた相手からのお礼は快く受け取りましょう。「借り」を相手につくらせたままお礼を返さないと、その相手はずっと、「借り」を抱えた不快な状態でいることになり、しまいにはあなたを重たい存在と感じるようになってしまいます。お礼を受け取ることで、相手の気持ちを軽くしてあげるのも、とても大切なことなのです。

・一見マイナスに思えた出来事がのちにプラスに転じることは、私たちの身の回りでも少なくありません。
 とくに運がいいといわれる人には、過去にマイナスの出来事を経験している人が少なくないように思います。

・運のいい人はポジティブな祈りをする
 自分が叶えたいと思う願いの先に、自分以外の人の幸福がないかを考え、そこに焦点を当てて祈るのです。

・生きる意味を見いだした人は、脳の報酬系が刺激され、ナチュラルキラー細胞などの免疫系が活性化することで病は治る、という場合もあります。

感想
 運にも2種類あるように思います。
この本にあるような運とどうしようもない運・不運があると思います。
自然災害に遭遇する、病気になるはどうしようもない不運です。
 大学など1点差で合格もどうしようもない運かもしれません。

 大学入試では、物理でたまたま出題された問題は苦手な分野がなくすべて解答できました。これも運でしょう。入試の出題問題で大きく左右されます。
 目的とした大学の模試の合格率が50~75%、ランク(偏差値)を落とすと、75%以上でした。
ランクを落としても出題された問題で落ちていたかもしれません。
 なぜ合格率が低い方を選んだか?
それは競争率が低かったのです。目的とした大学は1.6倍、ランクを落とすと4.6倍。
競争率が低い方受かりやすいと思ったのです。
 入学してから知ったのですが、理学部内の他の学科の第二志望の人は1点のハンディを付けて合格させていました。第三志望は2点のハンディ。
そのため化学科でしたが、半分ほどは物理、数学、生物が第一希望の人でした。
実質の競争率は高かったのです。
知らない方が良かった場合がありますね。
 
 大学院の試験科目は1日目、英語、ドイツ語、有機化学、2日目物理化学でした。
1日目の結果では合格は難しい順位でした。
 ところが物理化学が良くて、というより、たまたま出た問題が難しくて、ほとんどの人ができなかったそうです。でも四苦八苦しているうちに解答の糸口が見つかり解けました。2日目の結果を加えた総合点で上位5人まで行きました(合格者は16人/受験者は50人ほど)。
 面接で「君は有機化学専攻だね? 有機化学は悪いのに、物理化学が良いね」と言われました。面接は形だけで雑談でした。
 実は有機化学の問題の1つはある化合物の構造がわからなくて解けなかったのです。 構造式さえわかれば簡単に解ける問題でした。全部で5問なので、1問すべてわからないので、0点です。
 ところが、学部の研究室に配属されたほとんどの人は試験のちょっと前にその構造式を知る機会があったそうです。研究所に配属された私たちは知りませんでした。
 同じ研究室から3人受けて、一人はぎりぎり合格、一人はぎりぎり不合格でした。
化合物の構造式さえ知っていれば不合格の同期も合格していました。

 物理化学が良かったと思わなかったので、正解だったかわからなかったので、大学院の入試が終わりガックリしていました。1年待って大学院もう一度受けるしかないな・・・。親になんて言おうかな・・・。
 嫌な気分を忘れるために徹夜で麻雀しました。麻雀は必至です(笑)。
 朝下宿に戻ると研究室の教授から「受かっているぞ!」と電話をもらいました。
「1日目の結果から、上手くいって3人中何とか1人受かるかなと思っていた。お前は3人中いちばん低かったのでだめだと思っていた」とも言われました。
 不運な有機化学の問題、ラッキーな物理化学の問題、運・不運の連続なのかもしれません。

 実は化合物のわからなかった問題ではなく別の問題を大学院の入試にする予定だったそうです。難しいとのことで採用されず、結局化合物の構造式がわからない問題になりました。選ばれなかった問題が生物有機化学科目の期末試験に出されました。四苦八苦してこれを何とか解きました。ところがこれができたのは化学科50人のうち2人ほどで、その一人でした。これが大学院の有機化学の問題に出ていたらほぼトップで楽々大学院の試験は通っていたでしょう。
 でも、難しい物理化学の問題に救われました。
もちろん、ある程度の基礎力は必要ですが、皆それを持っている中での競合です。
 試験は”水物”と言いますが、実感しています。

 入試に落ちても、しばらくは落ち込みますが、気持ちを持ち直して頑張るとまた違った人生になり、ストレートで受かったよりより良い人生を送れるかもしれません。
 本にも書いてありましたが、「諦めない」ことが重要なのでしょう。

 でも、この本に書いてあるような運・不運も確かにあるように思います。
迷ったら挑戦してみることが良いようです。
 やらなかった後悔より、やって後悔をする方が良いと思ってチャレンジすることなのでしょう。それがこの本に書かれているように良い運を招いてくれるようです。
 もちろん普段からの努力も必要なのでしょう。
 中野信子さん、フランスに留学と決まったので、1年間フランス語を勉強され、何とか日常会話はできるレベルまで修得されて留学されたそうです。
いくら頭が良くてもやはり努力は必要ですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿