たまたまだろうが
今日の朝日新聞に
旅に関する話題が3つ載っていた。
一つは、
働く女性の旅行先は「海外より国内」
というタイトル。
働く女性の6割が、
海外旅行には2年に1回以下しか行かないのに対して
国内旅行では、1年に1回以上は行く人が8割以上で、
働く女性の旅行先は、
海外より国内にシフトしている、という。
しかも
半数近くが
「以前と比べて、旅行に行く回数減った」という。
理由は、
「親の介護」
「結婚」
「経済的理由」
「仕事が忙しい」などが多く、
自身の環境の変化や
金銭的な事情、
家族との関わりが大きく影響しているという。
「震災の影響」もあるらしい。
もひとつは、
土曜日朝の旅番組
『旅サラダ』のレポーターの苦労話。
「旅サラダガールズ」
という20代半ばの女性リポーターが、
世界各国から旅の楽しさを伝える。
彼女らは、
番組の制作費で
世界的な絶景を見て、
おいしい料理を食べ、
様々な人たちとふれ合える。
芸能界では「おいしい仕事」と思われているらしいし、
視聴者も(ボクも含めて)
こんないい仕事はないと思っている節もある。
だが、記事は
実際はそんな楽なもんじゃない、と語る。
女性レポーターは
男性スタッフばかりの中、
自分の衣装を持参し、
メークなどの身支度をする。
そして
撮影は強行スケジュール。
早朝から深夜まで続く。
取材地の多くは。
トイレの設備も日本ほど整っておらず、
我慢したり、
離れたトイレに1人で向かったりすることも多いという。
体調管理も自分でしなければならない。
そして最も気を使うのが、旅のコメント。
初めて見る光景をどう表現するか?
ガールズの心から湧き出る感動の言葉でなければ、
視聴者には伝わらない。
彼女たちの中には、
思いをうまく伝えられないもどかしさで、
文字通りホテルの枕を涙でぬらす人もいるらしい。
そう、
旅を甘く見てはいけない。
ましてや
仕事である場合は特にだ。
三つ目の記事は
盲目のバックパッカーの話。
中国の盲目のマッサージ師・曹晟康さん(35)は
背中にバックパック、
手に白杖といういでたちで、
ヒッチハイクによる人生初の19日間に及ぶ単独海外旅行を
無事やり遂げた、という。
一人のアウトドア愛好家に助けられ、
雲南省西双版納(シーサンパンナ)のモーハン国境から
ラオスのルアンパバンに向け出発。
たどたどしい英語でヒッチハイク をしながら
ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムの4カ国を経由し、
広西チワン族自治区に到着、
19日間の異国の旅を終えた。
そのさい旅で使ったお金は
計4千元(約5万800円)あまり。
私は、目の不自由な人間でも、
一人で旅行をすることができるという事実を証明したかったのです」
と語ったという。
次は、
インド・シンガポール旅行をめざすそうだ。
マッサージ業に戻り
そのための資金作りをしているらしい。
ボクは昨年、
ラオス・ビエンチャンから
ベトナム・ハノイに行く
22時間のバスの中で
アメリカから来ていた二人の男子のことを思い出した。
彼らは
共に聾唖者(声が出ない人)だった。
(加えて、ゲイだった?)
ボクは
ベトナムは初めてという彼らを
ATMに連れて行き、
ホテルまで案内した。
もちろん
会話は手話だ。
彼らは
まだまだ旅を続けると言って
分かれた。
さらに思い当たったのが
7月にハノイに同行する
盲目の日本人のことだ。
10日間、
ボクは彼と寝食を共にする。
ボクにとっても初めての経験だが
精いっぱいお世話をしたい。
旅とは
かくもヒューマンドラマを作っていく。
それがたまらなく
生きている!
という実感を与えてくれる。
さて
今回の旅ロードは
一週間後のフィリピンを皮切りに
始まろうとしている。
どんな人たちと巡り合い、
どんな出来事が待っているのか。
思い立った時から
旅はすでに始まっているのだ。
今日の朝日新聞に
旅に関する話題が3つ載っていた。
一つは、
働く女性の旅行先は「海外より国内」
というタイトル。
働く女性の6割が、
海外旅行には2年に1回以下しか行かないのに対して
国内旅行では、1年に1回以上は行く人が8割以上で、
働く女性の旅行先は、
海外より国内にシフトしている、という。
しかも
半数近くが
「以前と比べて、旅行に行く回数減った」という。
理由は、
「親の介護」
「結婚」
「経済的理由」
「仕事が忙しい」などが多く、
自身の環境の変化や
金銭的な事情、
家族との関わりが大きく影響しているという。
「震災の影響」もあるらしい。
もひとつは、
土曜日朝の旅番組
『旅サラダ』のレポーターの苦労話。
「旅サラダガールズ」
という20代半ばの女性リポーターが、
世界各国から旅の楽しさを伝える。
彼女らは、
番組の制作費で
世界的な絶景を見て、
おいしい料理を食べ、
様々な人たちとふれ合える。
芸能界では「おいしい仕事」と思われているらしいし、
視聴者も(ボクも含めて)
こんないい仕事はないと思っている節もある。
だが、記事は
実際はそんな楽なもんじゃない、と語る。
女性レポーターは
男性スタッフばかりの中、
自分の衣装を持参し、
メークなどの身支度をする。
そして
撮影は強行スケジュール。
早朝から深夜まで続く。
取材地の多くは。
トイレの設備も日本ほど整っておらず、
我慢したり、
離れたトイレに1人で向かったりすることも多いという。
体調管理も自分でしなければならない。
そして最も気を使うのが、旅のコメント。
初めて見る光景をどう表現するか?
ガールズの心から湧き出る感動の言葉でなければ、
視聴者には伝わらない。
彼女たちの中には、
思いをうまく伝えられないもどかしさで、
文字通りホテルの枕を涙でぬらす人もいるらしい。
そう、
旅を甘く見てはいけない。
ましてや
仕事である場合は特にだ。
三つ目の記事は
盲目のバックパッカーの話。
中国の盲目のマッサージ師・曹晟康さん(35)は
背中にバックパック、
手に白杖といういでたちで、
ヒッチハイクによる人生初の19日間に及ぶ単独海外旅行を
無事やり遂げた、という。
一人のアウトドア愛好家に助けられ、
雲南省西双版納(シーサンパンナ)のモーハン国境から
ラオスのルアンパバンに向け出発。
たどたどしい英語でヒッチハイク をしながら
ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムの4カ国を経由し、
広西チワン族自治区に到着、
19日間の異国の旅を終えた。
そのさい旅で使ったお金は
計4千元(約5万800円)あまり。
私は、目の不自由な人間でも、
一人で旅行をすることができるという事実を証明したかったのです」
と語ったという。
次は、
インド・シンガポール旅行をめざすそうだ。
マッサージ業に戻り
そのための資金作りをしているらしい。
ボクは昨年、
ラオス・ビエンチャンから
ベトナム・ハノイに行く
22時間のバスの中で
アメリカから来ていた二人の男子のことを思い出した。
彼らは
共に聾唖者(声が出ない人)だった。
(加えて、ゲイだった?)
ボクは
ベトナムは初めてという彼らを
ATMに連れて行き、
ホテルまで案内した。
もちろん
会話は手話だ。
彼らは
まだまだ旅を続けると言って
分かれた。
さらに思い当たったのが
7月にハノイに同行する
盲目の日本人のことだ。
10日間、
ボクは彼と寝食を共にする。
ボクにとっても初めての経験だが
精いっぱいお世話をしたい。
旅とは
かくもヒューマンドラマを作っていく。
それがたまらなく
生きている!
という実感を与えてくれる。
さて
今回の旅ロードは
一週間後のフィリピンを皮切りに
始まろうとしている。
どんな人たちと巡り合い、
どんな出来事が待っているのか。
思い立った時から
旅はすでに始まっているのだ。