どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『えこう版 <2015年 展覧会ベスト10>』

2015年12月31日 | 『えこう』の展覧会ベスト10

2015年に見に行った48の展覧会の中から 私(えこう)が選んだ<2015年 展覧会ベスト10>を発表します。(リンク付き)

第1位 『尾形光琳300年忌記念特別展 「燕子花と紅白梅」 光琳アート 光琳と現代美術@MOA美術館』


尾形光琳<紅白梅><燕子花>のそろい踏みはもちろんですが、近現代の光琳アートが素晴らしかったです。

初見での<月下紅白梅図>は、もう息を飲みました・・・。他にも、福田平八郎<漣>や、平松礼二<紅白梅>などが印象に残っています。


第2位 『杉本博司 趣味と芸術―味占郷/今昔三部作@千葉市美術館』


どるちと感想ががダブりますが、<趣味と芸術―味占郷>の展示空間が素晴らしい。

レンブラントの版画や、1902年の月の写真が掛軸になって展示していたり、いろんな場所に展示している須田悦弘さんの作品も印象深いです。

7階に展示していた<杉本博司 趣味と芸術―味占郷>は、京都の細見美術館で4月から見れるそうですよ。


第3位 『グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家@国立西洋美術館』


40点と作品数は少なかったのですが、これが返って見やすく、ゆっくりと鑑賞出来ました。

教会の天井にあるので、本来であれば、間近で見ることが決してないはずの<聖母被昇天>を見ることが出来たのは、嬉しかったですし、この作品が1番印象に残っています。

2012年のチェントの大地震の影響で、展覧会をやっている当時は、絵画館が閉まっていて、今の状況はわかりませんが、早く再開されることを祈っています。


第4位 『世界が、先に驚いた。 SHUNGA 春画展@永青文庫』


数年後に『伝説の展覧会』と言われるであろう。と思える展覧会だったと思います。

春画展の会場が決まるのに、かなりの美術館に断られたと聞きましたし、ポストカードもいろんな種類作ったそうですけど、自主規制で販売する点数を少なくしたとか・・・。

私が美術館巡りを初めて10年になりますけど、春画を見たのはおそらく10点もあるか、どうか・・・。それが展示されているものすべてが春画で、極めて貴重な肉筆や摺りの美しい版画まで、たくさんありました。

北斎のタコとか、喜多川歌麿の版画<歌まくら>などが印象に残っています。

京都の細見美術館で、2月から巡回しますよ。
 

第5位 『マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展@東京都美術館』


<印象、日の出>を見れた。これにつきますが、他にも、睡蓮も良かったですし、そこまで惹かれませんでしたけど、晩年の抽象画のような作品もインパクトがありましたし、<ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅>を見たくて、2回見に行きました。

今は、福岡に巡回中ですし、3月には京都、6月には新潟で見れますので、お近くの方はぜひ。

2回目の感想。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/25f0369d9cdb9d979ac9afa83c8a7408


第6位 『舟越保武彫刻展 まなざしの向こうに@練馬区立美術館』


胸に刺さる展覧会でした。どの作品にも、信仰の思いが込められているように感じて・・・。晩年の体を悪くしてからの<ゴルゴダⅡ>や、<長崎26殉教者記念像><原の城>など・・・。あと、聖女たちの美しい顔立ちが印象に残っています。


第7位 『プラド美術館展-スペイン宮廷 美への情熱@三菱一号館美術館』


1つのブログにまとめていますが、普通に見に行ったとの、抽選で当たったのでブロガー内覧会にも行けたので2回も見に行けました。

小品ではありますが、王侯貴族たちのプライベートなコレクションを垣間見たかのような展覧会でした。

元日はお休みですが、2016年1月31日まで開催中ですし、ボスの作品は日本初公開など見応えがあってオススメですよ。


第8位 『夜の画家たち 蝋燭の光とテネブリスム@山梨県立美術館』


ジョルジュ・ド・ラ・トゥール<煙草を吸う男>を目当てで見に行きましたが、甲斐庄楠音<幻覚>に再会出来たのが嬉しかったです。

高島野十郎の2点の<蝋燭>を見比べたり、<満月>も良かった。ちなみに、2016年4月、目黒区美術館で<高島野十郎展>が開催しますよ。(※現在、福岡で開催中。)


第9位 『日本の妖美 橘小夢展 ~幻の作品を初公開~@弥生美術館・竹久夢二美術館』


橘小夢(たびばなさゆめ)さん、この展覧会で初めて知りました・・・。

妖艶で、見惚れちゃうような作品が多く展示してあって、すごく良かったですし、橘小夢さんの孫の橘明さんが制作した人形<玉藻前>は、今にも動き出しそうな妖しい魅力がありました。 


第10位 『もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s Paris カリエール、アマン=ジャン、ル・シダネル・・・@東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館』


なんて表現すればいいのか、わかませんが、空気がふんわりとした作品が多く見ていて癒されました。


次点は、下記の3つの展覧会と<どるちの2015年展覧会ベスト10>で挙げたものです。

『生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村@サントリー美術館』

2回目の感想
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/4c73b6a59121a028ce80c142db1c9216

『ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美@Bunkamura』

『高橋コレクション展 ミラー・ニューロン@東京オペラシティアートギャラリー』

2回目の感想
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/8fc10a0e09f59d74ad6bbc618b2f4e3e

↓<どるちの2015年の展覧会ベスト10>です。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/b17bb9441df363baa04a1e2e22623a5c



今年は、日帰りになりましたが、熱海と甲府、あと水戸へも行きました。

どるちの選んだランキングと、2つ被っていますが、その2つは群を抜くほど良かったですし、他の展覧会は敢えて外して選んでみました。

去年と比べて、見に行った展覧会が少なくなりましたが、素晴らしい展覧会の数々を見ること出来て良かったです。


↓過去の<えこうの年間ベスト10>です。
2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年


今年最後のご挨拶を・・・。

ブログを読みに来ていただいた皆様、ありがとうございます。

2016年もよろしくお願いいたします。


↓2016年のオススメ(私が見たい)展覧会のご紹介は、年が明けたら書こうと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/cbdd97711676a3a5f9b620fccee25592



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