どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『春画展@永青文庫』なのだ

2015年10月17日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

阿佐ヶ谷の<うさぎや>に行ったぼくらわ 予定を変えて 目白駅に移動して 都営バスに乗って 永青文庫で 12月23日まで開催している<春画展>を見たのだ



今回の感想わ えこうに任せるのだ ただ 色な意味ですごかったのだ

永青文庫 <世界が、先に驚いた。 SHUNGA 春画展> 12月23日(水・祝)まで ※展示替えあり

http://www.eiseibunko.com/shunga/

作品リスト
http://www.eiseibunko.com/shunga/images/worklist.pdf




展示構成

-プロローグ-

Ⅰ.肉筆の名品

Ⅱ.版画の傑作

Ⅲ.豆版の世界

-エピローグ-

肉筆画、浮世絵版画など、4回の展示替えを含め、約130点を展示します。1回で見れるのは、約80点ほど。


気になった作品(※表現に気を付けているつもりですが、もしかしたら、不快に思う文章もあるかもしれません・・・。)

5.作者不詳 勝絵絵巻 ※11月1日まで

展示していたのは、前半部分で男性が、誇張されて描かれた「陽物」の比べ合いをしている。展示されていませんが、後半部分は、放屁合戦だそうです。


6.狩野派 欠題春画絵巻 ※11月1日まで

3つの場面があって、中央の場面は、男女が交わっている後ろの衝立が、竹と筍・・・。


13.菱川派 衆道図巻 ※11月1日まで

「衆道」とは、「若衆道」「若道」のことであり、男性の同性愛のことだそうです。着物をかけ、控えめな表現で、描かれている男性たちは、中性的。


20.月岡雪鼎 四季画巻 ※11月1日まで

女性の一生を四季の花に重ね表した名品だそうです。右側に花を、左側に人物が上品に描かれた男女の営みを、左側の背景には金泥?が塗られていた。解説に書いてあったが、雪鼎の春画を持っていると火災をまぬがれるそうです。


23.絵師不詳 耽溺図断簡 ※11月1日まで

中年?の男女の営みが、巻物の画面いっぱい、はみ出すように描かれ、インパクト大です。男性の目がかなりエロい。


26.歌川国貞 金瓶梅 ※上下巻入替

全体的に色がキレイ、男性の白い着物がいい、異なる白で模様を描いているからか、立体的?


30.伝 歌川国芳 妖怪見立陰陽画帖 ※11月1日まで

妖怪の顔の部分がそれぞれ男性と女性のパーツ。滑稽で面白いが、きちんと顔になっている。


31.絵師不詳 陽物涅槃図 ※11月1日まで

手足の生えた陽物の涅槃図で、まわりに擬人化された陽物と、顔が女陰になっている人が悲しんでいる。かなりユニークであり、インパクトがありすぎる作品だった・・・。

男性のシンボルを祀ったりしているので、その影響で描かれたものでは?と思った。


40.絵師不詳 狐忠信と初音図(春画屏風) ※11月1日まで


二曲一隻の屏風で、交わっている部分が、「男の草摺」で隠されており、めくって見れるようになっていて、面白いし、このような屏風は初めて見た。

緑の色の濃い部分がめくれます。


58.鈴木春信 風流座敷八景 ※11月1日まで 2週間ごとに場面替え

59.鈴木春信 欠題春画貼込帖 ※11月1日まで

春信の人物は、ともに男女ともスマートで中性的な感じ。no.58の<風流座敷八景>は、座敷で接吻をしているだけで、春画展じゃなくても、展示出来そう。


60.礒田湖龍斎 色道取組十二番 ※11月1日まで

女湯の情景、湯船はなくて、今でいえばサウナみたいなもの?体を洗う三助さんもいる。三助さんの立派な一物を見て、子どもが指をさして笑っていたり、他にも・・・敢えて書きません。

※作品リストに載っている日と違う日に展示していたので、もしかしたら、もう展示してないもかもしれません。


64.勝川春潮 好色図会十二侯 ※各期場面替え

摺りがきれい。


69A.喜多川歌麿 歌まくら ※現在展示終了 11月17日~12月23日に展示 場面替え


色、描線、構図が良く、見惚れてしまうほど、特に女性肌がキレイ。


あと、喜多川歌麿の<ねがひの糸ぐち>も良かったですし、葛飾北斎の<喜能会之故真通>のタコのもインパクトがありすぎでした・・・。


春画のみ展覧会は日本初だそうです!!

見に来る人が多く、会場が大きくないので、連日混雑しているそうで必然的に見えづらくなりますが、色がキレイでしたし、普段めったに見れない作品も多く、オススメの展覧会だと思います。

もしかしたら、もうこんな春画を多く見れるのは、そうないかもしれませんから、気になっている方は、ご覧になった方がいいと思いますよ。


巡回情報

細見美術館 2016年2月6日~2か月間


この後わ 新宿に移動して ぼくらのお気に入りのお店の<つけ麺 五ノ神製作所>で ディナー(夕食)を食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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