どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『高橋コレクション展 ミラー・ニューロン@東京オペラシティアートギャラリー』なのだ

2015年05月18日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<SOBAHOUSE 金色不如帰>でランチをしたぼくらわ 初台に移動して 東京オペラシティアートギャラリーで 6月28日まで開催している<高橋コレクション展 ミラー・ニューロン>を見たのだ


高橋コレクションの作品を見るのわ 2009年に開催した<ネオテニー・ジャパン>と 2013年に開催した<ワンダフル・マイ・アート!>以来なのだ


ぼくが気になった作品をちょっとご紹介するのだ

名和晃平さんの作品<PixCell-Lion>なのだ

この展覧会のポスターにもなっているピクセルシリーズの大きなライオンで ライオンわ 百獣の王だから この作品わ ピクセルシリーズの王様だと思ったのだ

そういえば この作品の作り方って 知らないので どういう風に作るか 聞いてみたいのだ


鴻池朋子さんの作品<第4章 帰還-シリウスの曳航>なのだ

オペラシティ霧島での<インタートラベラー>で見て以来の嬉しい再会なのだ

トンボのような羽が生えていて オオカミたちが団子状に固まったものが 右側の光る夜の海を 海から剣にしたエネルギーを取り込んで飛んでいるように見えて 右にある 光っている虫を目指しているように思えるのだ 

オオカミ団子の中にわ 目みたいな緑色の玉があったり なぜか女の子の足が出ていたりしていて 不思議な感じだし まとまったオオカミたちわ みんな目をつぶって冬眠中のように思ったのだ 見ていると 女の子の守って飛んでいるのかなぁ って思ったのだ

この作品わ 4点のシリーズで <第4章>から<第3章>→<第2章>→<第1章>の順に制作したのだ でも 4つの作品わ 関連性わ ないそうなのだ


松井えり菜さんの作品<食物連鎖 Star Wars!>なのだ

煌めく宇宙を背景に 食物連鎖の物語が描かれいるのだ 女性の口から クジラが出てきて そのクジラの口からわ マンモスが そのマンモスからわ サメ(シャチ?)→イルカ→ペンギンと・・・なのだ クジラの口わ 大きいから ヘビ→ヤマネコとなっていたのだ

他にも 恐竜やタカ ブレーメンの音楽隊のような物 スーパーマリオのキノコ ウーパールーパー 宇宙と同化しているような色だけど 光輪を付けたドードー等も描かれていて 見ていて面白いし 作者に作品の意図を聞いてみたいのだ


宮永愛子さんの作品<はるかの眠る舟>なのだ(※写真わ 2009年に撮ったものなのだ)


2009年の<はるかの眠る舟>や 2010年の<ジパング展>で見て以来の再会なのだ

大きな箱の中に ナフタリンで出来ているうさぎの形をした人形などが入っているのだ ナフタリンなので近づくと匂いがするのだ

ナフタリンわ 気化するから 2010年に見た時より うさぎの手足わ くずれていて そのぐずれたナフタリンが 結晶になって ガラスケースや木箱に付いてキレイなのだ(※この写真も 2009年に撮ったものなのだ)



この2点わ 写真撮影OKだった 草間彌生さんの作品<ハーイ、コンニチワ!ヤヨイちゃん>と <ハーイ、コンチニワ!ポチ>なのだ



ぼくを地面に置いたら 作品の大きさが分かると思うのだ ちなみに ぼくの身長が30センチなのだ


あと 作品の後ろにわ 草間さんのサインがあるのだ





高橋コレクションを前にも見て思ったことだけど 『現代美術の教科書』のような展示なので 現代美術が苦手な人が見ても きっと好きな作品が見つかるような気がするし オススメの展覧会だと思うのだ

ぼくらが 現代美術が好きっていうのもあるけど 年間ベスト10候補に入る素晴らしい展覧会だと思うし 松井えり菜さんの作品を知れて良かったのだ 



ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想載せるのだ

東京オペラシティアートギャラリー <高橋コレクション展 ミラー・ニューロン> 6月28日(日)まで

https://www.operacity.jp/ag/exh175/




精神科医の高橋龍太郎氏が1990年代後半から収集した現代美術の個人コレクション、52の作家、約140点を展示していました。


気になった作品

9.草間彌生 鍵の部屋-愛は永遠に(No.3)

台に乗った鏡の箱を覗くと、中も一面鏡におおわれており、床に赤と白のボーダー柄のたくさんの突起物がある。一面が鏡なので、幾重にも続く、無限の空間に、赤と白の突起物がお菓子の包み紙に見え、この中はお菓子の国のように思えた・・・?

うろ覚えで間違っているかもしれませんが、この赤と白の突起物は、男性のシンボルを表しているらしく、草間さんが男性を苦手だったため、克服するために作ったそうです。


17.草間彌生 かぼちゃ

草間さんの代名詞のかぼちゃで、黄色と黒の水玉模様。ずっと見てると目がチカチカするような・・?かぼちゃの背景は、たくさんの葉っぱの模様となっていた。


23.李禹煥 Correspondance

クリーム色っぽい白の背景に、中央よりやや下に、グラデーションを付けた灰色でコップの形のような四角が塗られているだけだが、視野がそのグレーに集中し、ずっと見てるとなぜか落ち着いてくる。


34.奈良美智 candy Blue Naight

<ワンダフル・マイ・アート!>でも見た作品。青い飴を口にする少女が描かれ、訴えかけるような視線で、どこから見ても視線が合って、見られているような感じを受けた。


36.奈良美智 Green Mountain

この作品も<ワンダフル・マイ・アート!>で見た作品。緑色系の美しい色の髪が、顔の周りにもたくさんあり、山のように形成されている。山の精霊のようにも思えた。


39.奈良美智 untitled

<ネオテニー・ジャパン>でも展示していた作品。今回は、フラットでなく、壁に合わせて90度に曲げて展示していた。目をつぶり、少しいじけた感じの女の子が描かれている。

あと、小さなプラスティックケースを付けている場所にも注目。なぜか、タコが描かれています。


40.加藤美佳 パンジーズ

写真のような油彩画。少女が動物のガイコツに、頬を付けている。近づいて見ると、少女の肌や、ガイコツにラメのように点描で色を置いているので、血管のようにも見える?


41.小谷元彦 Human Lesson (Dress 01)

<ネオテニー・ジャパン>でも見た、オオカミの毛皮のドレス。袖口の両肩には、オオカミの顔があり、口の中から腕を通すようです。実際に着ている姿を見てみたいような・・・?


50.大岩オスカール ガーデニング(秋の銀座)

夕焼けのような赤い空に、紅葉の葉?、花粉のような赤の煙が点在していてキレイでした。会田誠の<戦争画シリーズ>と同じ部屋に展示していたので、見方によれば、作品の赤は、火のように思えてくる?


68.須田悦弘 雑草

どこかに展示しています。ネタバレになるので、ブログを書き終えてから、30行改行してから、答えを書きます。

雑草の作品って、青々としたものしか見たことがないが、今回の作品は、1枚黄色の葉っぱが混じってあった。


75.会田誠 美しい旗(戦争画RETURNS)

<光琳アート 光琳と現代美術>で見た二曲一双の屏風。確か、風神雷神図を参考に描かれた作品だったような・・・?左隻には、セーラー服を着て日本の旗を持つ女子高校生が、右隻には、チマチョゴリを着て韓国の旗を持つ女性が描かれ、それぞれ向かい合うように描かれていた。ともに、戦争?後の廃墟の上に立っていた。


76.会田誠 ジューサーミキサー

たくさんの肌がの少女たちが大きなジューサーミキサーに入れられジュースにされているグロい作品だが、中に入る少女たちには、悲壮感はなく、その中を泳いでいる子もいて、なんだか不思議な作品でインパクトがありました。


77.会田誠 紐育空爆之図(戦争画RETURNS)

<光琳アート 光琳と現代美術>や、<ネオテニー・ジャパン>でも見た作品。ニューヨークの街中を、加山又造の<千羽鶴>のようなに、無限大(∞)の文字を描くように、光を反射するフォログラム?をゼロ戦の形にしてたくさん貼っており、爆撃する様を描いてる屏風。

屏風の1番右の面には、小さいですが、隣に展示していた青の<なすび画廊>が描き込まれています。今回は見つけられなかったのですが、前に見た時のメモに書いてあったのですが、作品の左下に、村上隆の<MR.BOO>が隠れています。

この作品と、<美しい旗(戦争画RETURNS)>は、ビールケースの箱の上に板を置いて展示していた。なぜ、ビールケースが・・・?


84.村上隆 ルイ・ヴィトンのお花畑

<光琳アート 光琳と現代美術>や、<ネオテニー・ジャパン>でも見た作品。プラチナ箔の屏風で、琳派的だが、ポップなお花畑が描かれており、展示ケースもないので、屏風の裏側も見れます。裏側には、カラフルな模様や、ルイ・ヴィトンのモノグラムなども描かれているので、お見逃しなく。


92.池田学 興亡史

<ネオテニー・ジャパン>で見た作品で、バベルの塔のように、日本の城がドンドン高くなっている作品で、すごく細かく描かれています。池田さんの作品には、サインがあるそうで、探してみるのも面白いですよ!!

サインの場所は、ネタバレになるので、ブログを書き終えてから、30行改行してから、答えを書きます。


今回は、作品の画像を載せていないので、展覧会のチラシを載せます。(クリックすると拡大します。)
 


今回の展示は、解説が全くなかったのですが、自分の直感で見れるので、面白いと思いました。

『ぐるっとパス』でも入場できますから、現代美術は苦手って思う方でも、ご覧になってみてはいかがでしょうか?オススメですよ!!

ホームページに載っていたのですが、5月24日は、ギャラリートーク「コレクターVSアーティスト」があるので、それに合わせて見に行くのもいいと思いますよ。


今回も素晴らしい作品を見れて、美味しいものを食べることが出来て、大満足でした。

ありがとうございます。


※ネタバレになるので、見に行こうと思っている方は、ここから先は読まない方がいいかもしれません!!

30行改行してから書きます。






























須田さんの<雑草>は、大岩オスカールさんの作品の近くの『消火器ケースの中』にあります。

池田さんのサインの場所は、画面中央、桜の木で首つりしている人たちの上の桜の中に、白い文字で、少し崩した『学』の文字がサインです。



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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行ってきましたにゃ。 (チビクロ)
2015-05-19 20:57:24
こんばんわわですにゃ。
どるち & えこう さん。

チビクロも
ミラーニューロン!
行ってきましたにゃ。

すごくよくて
三時間以上会場を
うろうろしていましたにゃ。

オペラシティわ初めてだったし、
展覧会情報も
ノーチェックだったので
情報をいただかなければ
スルーしていたと
思いましたにゃ。

ありがとですにゃ。

あと、
トウゴウセイジさんの美術館で
やっている
ユトリロの展覧会も
おもしろそうだなと
思ったのですにゃ。

ご報告でしたにゃ。
でわでわ。
返信する
コメントありがとうございます。 (どるち & えこう)
2015-05-19 23:59:12
チビクロさんもご覧になったのですねなのだ

三時間も滞在するなんて かなりお気に入りな作品も見つかったのでしょうね?なのだ(どるち)

5月23日から始まるのですが、オペラシティの4階には、ICC(NTT インターコミュニケーション・センター)があって、一部の作品は、無料で見ることが出来ますし、企画展は、ぐるっとパスで入場出来るので、次回オペラシティに行った際は、寄ってみてくださいね。(えこう)
返信する
お返事ありがとうございますにゃ。 (チビクロ)
2015-05-20 19:34:22
こんばんわわですにゃ。
どるち & えこう さん。

たぶん
ご存じだと思うのですにゃ、
トーハクの
鳥獣戯画展わ、大変
混みあっていますにゃ。

今日チビクロわ行ったのですが
二時間少し並びましたにゃ。
建物の中で並ぶので
まだ助かったですにゃ。

もし、行くご予定ならば
体調を整えて、
あと
時間をつぶせるように
軽めのご本など
お持ちになると
よいのでわ、と
思いますにゃ。

でわでわですにゃ。
返信する
ぼくらも今日見たのだ (どるち & えこう)
2015-05-20 22:07:46
奇遇ですねなのだ

ぼくらわ 9:20くらいにトーハクについて 並ぶのも含めて 全部見終わったのわ 14:20過ぎだったのだ

トーハクに入るまでに30分くらいかかって すぐに甲巻の列に並んだんだけど 115分くらい並んだのだ

鳥獣戯画わ 後期の展示の方が面白かったのだ 甲わ もちろんだけど 霊獣のいる乙も良かったのだ(どるち)

甲巻を見て、その後、乙、丙、丁巻を、それから会場のイスで少し休んでから、最初から見たのですけど、さすがに疲れたからか、惹かれる作品は、仏画が数点くらいでした・・・。(えこう)
返信する
ニアミスですにゃ。 (チビクロ)
2015-05-20 22:40:15
羅漢さんのリス
なかなか見つけられなかったですにゃ。
神鹿さん、
瞳がかわいくて、
きゅんとしたですにゃ。

行列
大変でしたにゃ。
お疲れさまでしたにゃ。
返信する
ぼくらも見つけられなかったのだ (どるち & えこう)
2015-05-20 22:56:56
画面が暗いからか 枝と同じような色だからか リスわ 見つけられなかったのだ

図録を見ると まだ 分かりやすく載っていたと思うのだ

チビクロさんも お疲れ様でしたなのだ(どるち)

私は、小さめな<狛犬と獅子>が可愛かったです。あと、<白光神立像>の美しさに見入ってしまいました。(えこう)
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ぐるっとパス (チビクロ)
2015-05-27 23:02:15
こんばんんわですにゃ。
どるち & えこう さん。

いまさら~なのですが
チビクロ
「ぐるっとパス」のこと
知らなかったのですにゃ。
それで、この前教えて頂いたので
ググってみましたにゃ。
なんと!お得ですにゃ。
そういえば
美術館の受付に
掲示してありますにゃ。
今日、損保ジャパンの美術館へ
行ったので、
購入しましたにゃ。
情報
ありがとですにゃ。
ユトリロとユトリロ母の絵
対照的な感じですが
よい展覧会でしたにゃ。

ご報告ですにゃ。
でわでわ。
返信する
コメントありがとうございます。 (どるち & えこう)
2015-05-28 21:10:03
『ぐるっとパス』わ 期間が2か月限定だけど うまく使えば 充分に元が取れるし 節約もできるのだ(どるち)

ユトリロとヴァラドンの展覧会、ご覧になったのですね。確か、ヴァラドンは、ルノワールのダンス3部作の中の2つのモデルになっている女性でしたね。(えこう)
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そうだったのですにゃ。 (チビクロ)
2015-06-03 19:42:03
雨の水曜日ですにゃ。
どるち & えこう さん。

ダンスの絵調べてみましたにゃ。
「田舎のダンス」わ
ルノワール夫人になったおんなのひと。
「都会のダンス」のモデルさんが
ヴァラドンさんなのですにゃ。
会場にヴァラドンさんの肖像写真
あって、魅力的なかたでしたにゃ。
なんと、モデルをしてた時期わ
ユトリロを身ごもっていたと
いいますにゃ。
ユトリロのパパわ、ルノワール説も
あるですにゃ。
パリわ恋と芸術の街ですにゃ。

情報ありがとですにゃ。
返信する
コメントありがとうございます。 (どるち & えこう)
2015-06-03 22:19:53
お調べいただき ありがとうございますなのだ

ヴァラドンがモデルの作品が<都会のダンス>なのですねなのだ ダンス3部作の中でも<都会のダンス>だけわ 見てないので 日本に来てほしいのだ(どるち)

ヴァラドンは、恋多き女性だったから、父親の説もいろいろあるのでしょうね。(えこう) 
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