どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『2回目の<生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村>』なのだ

2015年05月11日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<トラットリア・イル・フィーゴ・インゴルド>でランチをしたぼくらわ サントリー美術館に移動して もう終わってしまったけど<生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村>を見に行ったのだ



ぼくらわ 4月にも見に行っていて 展示替えもあったから 今回で2回目なのだ

↓前回見に行った感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/26d8b328468fdee2d183979bded9c1b3


ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

伊藤若冲の作品<白象群獣図>なのだ


白 黒 茶の3色だから 背景に溶け込んで 隠れている動物たちを探すのが楽しいし 白象の白いまつ毛がおしゃれなのだ

あと うろ覚えで間違っているかもしれないけど この作品わ もともと屏風だったみたいで 失われている部分を想像しながら見るのも楽しいと思うし 見つかってほしいのだ


墨で描かれた伊藤若冲の作品で<釈迦出山図>なのだ

こんなことを書いたら 怒られちゃうけど 衣が筋目描きで描かれていて ぼくにわ 昆布の衣を着ているみたいに見えたのだ


伊藤若冲の作品<雨龍図>なのだ

ニャロメ龍って思ったのだ 目を見開き 大きな口を開けていて ニャロメに似ていたのだ あと うろこの筋目描きが素晴らしいのだ


伊藤若冲<虎図>なのだ

愛嬌があって ユーモラスなトラで 全く怖くないのだ そんなトラなら きっとお友達になれそうなのだ


ぼくらわ 若冲を中心に見たけど やっぱり見ていて楽しかったし すごいなぁ って思ったのだ

お目当ての<白象群獣図>も見れたし 他にも多くわ ないけど 初見の作品も見れて すっごく満足だったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

サントリー美術館 <生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村> 終了しました

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_2/index.html

作品リスト
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/photo/0000044000/0000043099/pdflist.pdf




展示構成

第1章 18世紀の京都ルネッサンス

第2章 出発と修行の時代

第3章 画風の確立

第4章 新たな挑戦

第5章 中国・朝鮮絵画の影響

第6章 隣り合う若冲と蕪村-交差する交友関係

第7章 翁の時代

若冲と蕪村の作品と、、少ないですが、中国と朝鮮の絵画、合わせて90点くらいを展示していました。


気になった作品

12.伊藤若冲 隠元豆図・玉蜀黍図 ※画像は隠元豆図


双幅の掛軸。左幅にトウモロコシと雀が、右幅に、インゲンとキリギリス、横向きの蛙が描かれています。雀とキリギリスが擬態しているかのように見え、見つけづらい。


28.伊藤若冲 枯木鷲猿図

大きな枯木に止まる白いワシが大きく描かれ、白い羽は透けている。一方、画面の右下にワシから身を隠すように、ワシの半分くらいの大きさの耳を塞いだサルが描かれていた。


45.伊藤若冲 布袋唐子図

3人と唐子と遊ぶ布袋様。1人は布袋様の上に乗っていて見ていてのほほんとする。周りを塗り、外隈をしていた。


47.伊藤若冲 筆 賛者不詳 藤娘図

大津絵の主題をして好まれた「藤娘」を描いたそうです。この作品は、初めて見ました。


54.与謝蕪村 猛虎飛瀑図

風に耐える地を這うトラ。毛が精緻に描かれ、モコモコした質感、当時、流行していた中国人画家・沈南蘋(ちんなんびん)の画法を忠実に学んだ成果がうかがえるそうです。


69.伊藤若冲 釈迦出山図

解説には、こう書かれています。
『「出山釈迦」ちは、生老病死の四苦を脱するために雪山にこもり、6年間の断食と苦行を続けた釈迦が、苦行から解脱は得られないと悟って山から下りてきた場面。』

墨で描かれ、釈迦の衣の衣紋の筋目描きがまるで川の流れのようで美しい。


70.伊藤若冲 釈迦出山図

no.69の作品と同じ構図で、こちらは彩色されており、特別な儀式の時に使用されたものだそうで、no.69の作品は、日常にかけられたものだそうです。

衣が朱で描かれ、炎のうねりのような衣文が美しく、no.69と比べると、こちらのお釈迦様は、微笑んでいるように思える。あと、周りに薄墨を塗っていたので、闇から現れたかのように見えました。


71.伊藤若冲 達磨図

朱の衣を着た達磨が描かれ、目は焦点があってない。三白眼で、眉毛は垂れ下がっており、ユーモラスというか、滑稽なお顔立ちをしていた。目や耳には裏彩色をしているそうで、青や黄が混ざった白目が少し気味悪い?


135.伊藤若冲 白象群獣図


解説は、こう書かれています。
『約1万個の小さな正方形の上に、白象、栗鼠、鼬、熊、2匹の手長猿、麒麟、鹿の角など描く。黒、白、茶の3色の彩色は、適切で、現存する若冲の升目描きの作品のうち、高い完成度を誇る。背景には水流がみえ、画面に奥行きをもたらしている。この独自の技法は朝鮮半島の紙織画や、京の西陣織の下絵などが着想源と言われる。』


187.与謝蕪村 雲中百寿図

金泥?で隈取りされた雲から2頭身くらいの可愛らしい寿老人が、様々な書体の「寿」の文字が書かれてある雲に乗って現れる。

解説に書いてあったが、中国では、寿老人のことを南極老人星の化身とされ、この星を見た者は、長寿を得ると伝えられる。


209.伊藤若冲 筆 獨秀 賛 鹿図

墨で描かれた作品で、上を向き、首を長く伸ばすシカ。目が鋭く、龍のようにも思える。

※参考として似ている作品の<樹花鳥獣図屏風>のシカの部分の画像を載せます。(高細精複製品の写真)



213.伊藤若冲 石峰寺図


見ていくほどに楽しくなる。各場面ごとの羅漢さんが面白い。


蕪村は、あんまり惹かれず若冲の作品ばっかり見てましたが、いろんな作風というか、見ていて飽きませんでした。サントリーでの展示は終わっていますが、これから、MIHO MUSEUMに巡回しますので、ご覧になってはいかがでしょうか?

オススメだと思いますよ!!


巡回情報

MIHO MUSEUM 7月4日(土)~8月30日(日)


この後わ 国立新美術館に移動して <マグリット展>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



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