三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

LPF(低域通過濾波器)の試作(1)

2020-12-11 19:21:38 | 日記
手持ちのUHFトランシーバの出力スペクトルを観測すると2倍高調波
がやや高いことが気になります。
そこでLPF(Low Pass Filter)を作ることにしました。日本語では低域
濾波器と呼ばれています。もっと厳密に言うと低域通過濾波器となり
ましょうか?つまり,ある周波数以下の周波数は通過させ,それ以上
の周波数成分は通さないというものです。
コイル(L)とコンデンサ(C)で構成します。その値は計算で求められ
ますが,実現にはなかなか難しいものがあります。
そこで,まずは適当に作ってみました。下の写真をご覧ください。

コイル3本,コンデンサ6本の構成です。
コイルは直径8mm巻き数3回です。コンデンサは18pF(だったと思い
ます)。
その特性をスペクトルアナライザで見ました。下の写真です。

これだとアマチュアバンドの144MHz帯のLPFに適しています。
145MHzを中心にした特性を見てみました。

遮断周波数は160MHz付近にあります。高域の減衰量はー60dBあり,
充分でしょう。
おっと,わたしが求めているのは430MHz帯用のLPFでした。もう少し
小さく作らねばなりません。
取り敢えず,感触を得る試作・実験は終えました。ケースをかぶせた
外観です。

もっと小さなケースを探さなければなりません。
またご報告いたします。
以上

登山の新しい楽しみを発見!

2020-12-06 09:27:44 | 日記
昨日(12月5日)も福智山に登りました。
最近は専ら白糸の滝近くの駐車場を利用しています。何しろ,これま
で使ってきた場所はいつも満杯なのです。まあ,白糸の滝に近い場所
の方が標高が高く,しかも民家の前を通ることなくいきなり樹林地帯
に入るので好都合ではあります。
稜線を歩き,およそ100分で頂上に着きました。眺望はあまり良くあ
りません。北の方角に皿倉(さらくら)山が見えます。いつもの景色
ですが,よく見るとその頂上の背後に高い山が認められます。下の写
真の,赤矢印で示した場所です。

お分かりいただけるでしょうか?これまでも見えていたのでしょうが,
気にしませんでした。響灘(ひびきなだ)の島であることは間違いあ
りません。わたしの知っている角島(つのしま)とはちょっと方角が
違います。
帰宅後調べたところ,山口県下関(しものせき)市の蓋井(ふたおい)
島だとわかりました。福智山からは直線距離にして約40kmの所で,最
高地点は標高252mです。下の地図をご覧ください。

福智山頂からたびたび見る姫島(大分県)は東方約80kmのところにあ
ります。最高峰は矢筈岳(266m)。改めて知りました。
ところで,玄海灘には有名な沖ノ島がありますが,そこまでは直線約
84kmです。最高地点は標高243m。姫島と大して変わりません。する
と条件さえ整えば沖ノ島も見えるはずです。
さらに,対馬までは140km。500mを超える山もあるのでこちらも運が
よければ見えるかもしれません。いや,事実宗像市に対馬見山という
山があり,その頂上からは対馬が見えていたということです。
次回からは双眼鏡と地図・磁石を持って登ることにしましょう。(ス
マートフォンがあるので地図と磁石は不要かな?)楽しみが増えまし
た。
おまけの写真です。

柘植(つげ)の木に赤い実がついています。約1週間前の11月29日に
撮影したものです。柘植に赤い実とは珍しい!
昨日再度確認したところ,サルトリイバラの実でした。(サルトリイ
バラの葉をわたしの故郷では「がめは」と言い,それで餅を包んだも
のを「がめはもち」と呼んでいました。)
以上

KENWOOD TM-401 の改造

2020-12-04 18:03:51 | 日記
古い無線機が転がり込んできました。ケンウッド製の430MHz帯トラ
ンシーバのTM-401 です。
この無線機は小さくまとめるためスピーカが内蔵されていません。
これは不便です。そこで,マイクをスピーカマイクに替えてこのス
ピーカで受信音を聞くことにしました。
そのスピーカマイクには手持ちの八重洲無線製のものを改造して充
てます。
さて,無線機の背面に外部スピーカとの接続のためのジャックが備
えられています。ここからスピーカ音を取り出してマイクジャック
の空きピンに導きます。この無線機ではマイクジャックの6番ピン
が空いていますのでここを利用しました。
背面のスピーカジャックにシールド線を半田付けしたところです。

シールド線は赤い矢印で示されています。
このシールド線の反対側をマイクコネクタの6番ピンにはんだ付け。
6番ピンは赤い矢印の先です。

シールド線の全体を見たところです。左上が背面のスピーカ用ジャ
ック部分,右下がマイクコネクタです。

下の写真は前面パネルを取り付けて上から見たところです。

赤い矢印で今回追加したシールド線を示しています。
ついでに無線機内部の底面をご覧ください。

中央付近の赤い丸で囲まれたものはバックアップ用リチウム電池です。
ここに来たときは完全に枯れていましたので交換しました。
全体を組み上げました。

スピーカマイクを接続して周波数設定ダイアルを回していると交信中
の信号を受信できました。
Sメータ(受信電界強度)がかなり振れているのがお分かりいただける
と思います。音量・音質も問題ないようです。
以上