 | ポプラ社 発売日 : 2012-10-06 |
八束澄子著"オレたちの明日に向かって"を読みました。
中学生が一人でやっている保険代理店でジョブトレーニング
を経験する話です。
花岡勇気はジョブトレーニングの行き先に知り合いの
今井さんの保険代理店を選びました。
３日間保険代理店の仕事を学ぶことになります。
勇気の働いているお姉さんが交通事故を起こして
今井さんの世話になります。
中学生の男の子と接触しましたが、この子は父親に
あたり屋を強要されているのではないかと心配します。
買ったばかりの新車をため池に落としてしまった人
から連絡があります。
最近こういうことが多く発生しています。
新車の値段より払われる保険金の方がぐんと多くて
保険金詐欺ではないかと思われます。
人々といい関係を持つことに努めます。
その上で欲しい情報を提供してもらうよう努力します。
いろんな人と出会います。
勇気はジョブトレーニングが終わった後も犬のマロンの
散歩を引き受け今井さんの事務所によく行きます。
ジョブトレーニングっていうのいいですね。
昔は社会と関わることなんにもなかったから、まったく
何もわからずでした。
たとえ行った先の仕事に就くことがなくても視界が
前と後ではかなり違うことでしょう。