雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

たぶんねこ

2014-12-01 21:00:00 | 

畠中恵著"たぶんねこ"を読みました。
長崎屋の若旦那の一太郎が登場するシリーズ物の
一冊です。
シリーズの本をずっと読んできましたがおもしろく
ないというわけではないのですが、かといって
すごくいいというわけでもありませんでした。
やっと一太郎のやさしさや頭の良さがわかってきた
かなと感じました。

"跡取り三人"
体が弱く寝込んでいることが多い若旦那です。
今回は他人の家で暮らし仕事まで始めます。

"こいさがし"
人の縁談に手を貸して大騒動です。

"くたびれ砂糖"
隣の菓子屋の栄吉の奉公している店では新入りの
小僧三人に手を焼いています。

"みどりのたま"
二吉が記憶を失って川から這いあがってきます。
妖狐の爺さんは昔神の庭を出て江戸で暮らして
きました。
神の庭へ帰りたいと願っています。

"たぶんねこ"
反対に神の庭から江戸へ出てきたものがいます。
月丸という幽霊です。
どんな未練があって幽霊になっているのかわかりません。