小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

東京都知事に小池百合子が当選

2016-07-31 22:23:30 | 政治
僕としては、野党推薦の、鳥越俊太郎氏に都知事になって欲しかったが。

まあ。自民党の、いいなりの、増田寛也氏が落選し、自民党の反逆児の、小池百合子氏が、当選してくれたことは、よかった。

うんと、独裁政党、自民党を、かきまわし、自民党を、混乱させて欲しいものである。

彼女は、それが出来る権限がある。

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モハメド・アリの心理

2016-07-30 22:29:01 | 考察文
今年、亡くなったモハメド・アリ、は、自分の敵は、アメリカの白人すべてだ、と、主張していた。

もちろん、モハメド・アリは、アメリカの白人すべてが、黒人差別をしている、とは、思っているはずがない。

白人でも、黒人を差別する白人もいれば、差別しない白人もいる。

そんなことは、モハメド・アリ、も、十分、承知していたに決まっている。

では、なぜ、モハメド・アリ、は、乱暴な言い方をしたのか。

それは、たとえば、武田邦彦先生は、NHKの、クローズアップ現代の、やらせ、や、政権批判の手ぬるい八百長傾向、に、激しい、憤りを感じている。

「NHKは詐欺だ」の一言で、断じて批判している。

武田邦彦先生のNHK批判を聞くと、NHKの、全てが、悪いように、聞こえてしまう。

しかし、NHKだって、内容のいい番組だって、作って放送している。

むしろ、民放の、ワイドショーや、バラエティー番組など、騒々しいだけで、くだらなく、時間の無駄で、僕は、ほとんど、見ていない。

しかし。

「NHKは、いい番組も作っているが、やらせ、や、八百長も、やっている。これは詐欺だ」

と、いうように、批判すると、批判の、インパクトが、弱くなってしまうのだ。

同様に、モハメド・アリ、も、「黒人を差別する白人もいれば、黒人を差別しない白人もいる。オレの敵は、黒人を差別する白人だ」というように、長たらしい、フレーズにすると、批判の、インパクトが、弱くなってしまうのだ。

それよりも、ワンフレーズで、「オレの敵は、アメリカの白人すべてだ」、と言った方が、批判の効果も上がるのだ。

それに、当時の、アメリカでは、黒人差別に対して、それくらいの、荒療治が必要だった。

それは、何事にも当てはまる。

日本人は、中国を批判するが。

「共産党の洗脳によって、日本に対して間違った批判をする中国人もいるが、歴史や事実に詳しく、日本に対して正当な認識をもった中国人もいる」

というふうに、言うと、中国に対する、批判の、インパクトが、弱くなってしまうのだ。

かく言う私も、粗削りに、「医者はバカだ」とか、言っているが、もちろん、良心的な優秀な医者もいれば、バカな医者もいる、ということくらい、十分、知っている。

しかし、そういう、長たらしい、言い方をするのは、面倒で、批判にパンチが出ないから、粗削りに、一括りに、「医者はバカだ」とか、言っているのである。

僕が書いた、「武道・スポーツ上達法」の、前書きで、僕は、こう書いている。

「まず言っておきたい事がある。文の中で、断定的な言い方をしている所もあるが、もちろん世の中には、当てはまらない人もいる。しかし文章において、いちいち、「そうでない人もいるが・・・」とか、「全員がそうではないが」と言い続けるのは、面倒であり、また、文章にインパクトがなくなってしまう。文章は60%くらい当てはまるものなら、断定的に言い切った方が、インパクトが出るのである。私の性格を誤解されたくないので、野暮な前置きを念のため・・・」

全く、僕の思いも、この通りなのだ。

ましてや、モハメド・アリ、にとっては、ボクシングは、彼の命だったのだから、ボクシング・ライセンスを剥奪した、白人に対する、怒りは、想像に余りある。

黒人を差別しない白人の評論家のほとんどは、モハメド・アリ、の、暴論を、彼が頭が悪いから、と見なしているが、それは、こういう理由で、違う、ということを、まぎれもない天才である僕が、ちゃんと、説明しておかないと、全ての人が、モハメド・アリ、の、真意を誤解してしまう。

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オリンピックは観ない

2016-07-30 21:27:56 | 武道・スポーツ
リオ・オリンピック、や、その後の、夏の甲子園の高校野球も見ない。

テレビのニュースで、結果くらいは、見るが。

今、体調がいいので、小説を書ける。

本当に、自分のやることを、持っている人は、世間の、お祭りなんか、見る暇はない。

オリンピックだの、高校野球だのは、何も、やることのない暇人のやることだ。

それに。

スポーツはバカがやるもの。である。

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わざとストレスをかける治療

2016-07-30 13:53:17 | 医学・病気
今まで、自律神経失調で、体調が悪かった。

体調が悪い時には、休む、休息する、というのが、常識的な考え方。

しかし。

もう一つの、変わった方法がある。

それは、体調が悪くても、(否。悪い時ほど)わざと、少し、ストレスのかかる、仕事をする、という方法である。

仕事している時は、苦しく、体に悪いが。

仕事が終われば、ほっと、リラックスする。

その、苦しい状態から、リラックスする状態へ、変わる落差が、健康にいい。

0(普通の状態)から、ランニングなど、健康にいいことをして、+10、の状態にすると、健康が良くなるのと同じように。

体調の悪い時も、わざと、ストレスのかかる仕事をして、体調を、-30の状態にして、それから、仕事が終わって、リラックスして、0(普通の状態)になると、その、良くなった落差のおかげで、非常に体調が良くなる。

少なくとも、僕には、この方法が有効なのである。

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梅雨明け

2016-07-30 13:49:56 | Weblog
梅雨が明けて、太平洋高気圧になって、自律神経が安定しだしてくれた。

ありがたい。

今まで、暑くても、汗が出ない、無汗症だったが、汗が出るようになった。

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へたくそド素人マッサージ店りらくる

2016-07-23 01:14:50 | Weblog
今年は、夏も、自律神経の調子が悪く、何も出来ない。

運動すれば筋肉痛になる。

筋肉痛が痛くて、眠れないほどなので、仕方なく、「へたくそド素人マッサージ店りらくる」で、マッサージを、受ける。

一時間、3000円である。

全国500店舗と、すごい、勢いだが、マッサージ師は、もちろん、みんな、ド素人で、マッサージが、極めて下手糞である。

肘を立てて、グリグリ、こねまわすだけで、かえって、筋肉が痛くなって、それで、眠れなくなってしまったこともある。

よくもまあ、あんな、下手糞なマッサージしか、出来ないものだと感心する。

自分が健康で、バカな能天気で、アッパラパーで、やる気のカケラも無く、自分が、マッサージを、受けたことが、一度も無いから、マッサージの仕方が、チンプンカンプンなのだろう。

立った姿勢で、心臓マッサージのように、やれば、体の体重が乗って、掌で押すことも出来るが、怠慢なヤツらは、そうすると、疲れるから、座ってやるヤツも多い。座ってやると、体の体重で押すのではなく、手の力だけで、やることになるから、それで、力を入れようとすると、肘で、グリグリ、こねまわす、だけとなるのである。

疲れるのはイヤだから、という理由の、手抜きであり、根性の腐ったクズばかりである。

「マッサージによって、疲れをとり、癒します」とか言っているけど、筋肉が逆に痛くなるだけである。

ほとんど詐欺である。

私はマッサージの仕方を学んだわけではないが、私の方が、よっぽど、上手く、マッサージが出来る。

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東京都都知事選挙

2016-07-19 23:31:53 | 政治
「東京都の舛添要一知事(67)の辞職に伴う都知事選(14日告示、31日投開票)を前に、フジテレビ系「バイキング」(前11時55分)に19日、立候補者の中から野党統一候補のジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(76)、前岩手県知事の増田寛也元総務相(64)、小池百合子元防衛相(64)の3候補が生出演した。番組ではそれぞれの候補が他の候補へ質問を投げかけるという形で討論を展開。その中で、鳥越氏が声を荒らげたのが小池百合子氏への質問だった。街頭演説の小池氏が「病み上がりの人を連れてきて…」と発言したことに鳥越氏がかみついた。鳥越氏は、「これはがんサバイバーに対する偏見ですよ」と強い口調で言った。

小池百合子氏は「言ってないです。記憶にありません」とかわした」

(2016年7月19日14時9分 スポーツ報知)

これでもう、小池百合子の落選は、確実になったようなものだ。

街頭演説で、堂々と言っておきながら、数時間後に、「言ってないです。記憶にありません」という、平気で、ウソをつく、無神経さ。

これは、彼女の、待機児童ゼロだの、の、選挙公約でも、当てはまるはずで、当選した後、「そんなこと言ってないです。記憶にありません」と言う、可能性を意味する。

小池百合子は、バカだね。

このウソは、つくけれど、別のウソは、つかないで、ちゃんと約束は、守ります、という、器用な使い分けを、私は、出来ます、と彼女は、言うのだうか。

所詮は、まだ、政治家として若い時期に、美人で、知名度もあることから、選挙に勝てる見込みがあるから、立候補して、しかし、その、本心の目的は、自分の、権力欲や、名声欲の小池百合子よりも。

鳥越氏は、ガンになって、76歳と、高齢で、大病を経験したから、体力が無くて、あまり都政運営を実行できない、とは、僕は、考えない。

むしろ、ガンになった人間、で、高齢者、つまり、死の恐怖を実感している人は、「これ(都知事の仕事)を、オレの最後の、ライフワークとして、何が何でも、情熱をもって、精一杯、やってやろう、という、意志が、病気を経験したことのない、健康な人間の、「選挙に勝てる見込み」が、あるから、立候補した、という動機の、やる気のない、人間より、はるかに、情熱も行動力もあると、思っている。

しかし、バカな東京都民は、どう考えるかは、わからない。

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地獄の夏バテ

2016-07-14 22:02:36 | Weblog
地獄の夏バテ。で、何も出来ない。

ぶったるんだ自分を鍛えるため、3時間、トレーニング。

夏は、基礎代謝が落ちる。なら、基礎代謝を上げるために、より、運動する。

昔の、広島カープが、引っ張るだけの、ホームランバッターの、王貞治に対して、外野を、右寄りにした、王シフトに対して、王貞治は、より狭くなった、右中間を、抜いてやろう、と、考えたのと同じ、作戦。

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人工知能は医療に活用すべし

2016-07-10 00:00:38 | Weblog
なんか、人工知能で、将棋や、碁や、芸術なんかの研究を熱心にしているが、バカバカしい。

人工知能は、医療分野で、病気の、診断や、治療の、開発を研究すべきだ。

医者の診断や、治療なんて、人間の医者より、人工知能の方が、はるかに、正確にできるようになる。

なぜなら、医療の診断や治療の判断は、将棋や、碁より、はるかに、簡単だからだ。

人工知能を扱う、責任者として、医者は必要だが、人工知能で、僻地医療が、よくなるはずた。

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三権分立は間違った考え方である

2016-07-08 01:28:27 | Weblog
「米大統領選で民主党候補指名を確実にしたクリントン前国務長官が長官在任中の公務に私用メールを使っていた問題で、リンチ米司法長官は6日、クリントン氏を訴追しないとする声明を発表した。これにより連邦捜査局(FBI)が進めてきた捜査は終結する」

FBIも、トランプ氏が次期大統領になることが、アメリカのためにならない、という政治的判断をしているのだ。

もちろん、行政、立法、司法、の三権分立は、守るべきだが。

多少の、融通は、きかせても、悪くないと思うし、否、きたせた方が、いいと思う。

日本の司法の実情は、検察官の出世が、司法組織の目的となってしまっているので、司法は、検察官の、私利私欲が目的と、なっているので、政治的には、三権分立、であるが、国策捜査、でっちあげ、を、平気で行っている。

[疑わしきは罰せず」ではなく、マスコミに、疑惑と発表された、時点で、もうすでに、被疑者は、国民から、犯罪者と見なされる。

バカなマスコミの連中が、悪の組織である、検察に、大々的に協力する。のも、さらに悪い。

皆、自分の、私利私欲しか考えていない。

被疑者の段階で、犯罪者と見なされてしまうのだから、国会が、政策の論争の場ではなくなってしまい、議員にとっては、自分の政党の支持を高める、絶好の機会となるので、国会では、疑惑の追及のみが行われるようになる。そして、疑惑の段階で、(無実であっても)、議員辞職まで、行われてしまう。

なので、国会が無駄な時間に費やされ、政策論議も、行政も、停滞してしまう。

なので、日本の政治は、いつまでたっても、良くならないのである。

行政、立法、司法の、それぞれが、自分の利益だけを、追及して、それによって、どうなっても、知ったこっちゃない、であるから、日本の政治は、いつまでたっても、良くならないのである。

なので、三権分立というのは、(少なくとも日本では)間違った思想なのである。

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もちろんオリンピックはくだらない

2016-07-05 21:50:54 | 武道・スポーツ
世間では、リオ・オリンピックの話題でもちきりである。

僕が、オリンピックの金メダリストで尊敬するのは、ローマ・オリンピックで、獲った、金メダルを、川に投げ捨てた、モハメド・アリだけである。

彼は、その後、もっと、手ごわい相手(アメリカという国家)に、戦いを挑み続けた。

そして勝った。

オリンピックで、獲った金メダルを、後生大事に、一生、居間にかざって、ブランデーを飲みながら、心地よさにひたって、眺めているヤツに、僕は、全く興味がない。


これは、マッスル北村、とも関係することだが。

もちろん、僕は、マッスル北村の、何事に対してもの、強靭な意志の強さを尊敬するが。

僕も、健康のために、筋トレをしているが。

僕は、腕立て伏せを、1000回できるが。

最初は、20回しか出来なかった、腕立て伏せ、が、1000回、(さらには、それ以上)出来るようになると、当然、嬉しいのである。

筋トレをした後に、目に見えて、腕や胸の筋肉が、太くなっていくと、嬉しいが、しかし、その嬉しさに、はまってしまうと、健康に生きるための、筋トレ、という、所詮は手段でやっていることが、目的となってしまいかねない。

多くのことで、失敗してしまっている原因は、手段の目的化、という倒錯的心理からである。

マッスル北村にしても、東大や、東京医科歯科大学の医学部に、入ったり、ボディビルの大会で、上位に入ったりしても、手段の目的化、という倒錯的心理によって、死んでしまったのでは、結局は、何も、しなかった人生となってしまう。

現代の、オリンピックというものが、手段の目的化、という倒錯的心理となってしまっていることを、オリンピックの始まった、歴史から、認識できている人は、この世の中に、一人もいないだろう。

だって、オリンピックのことを、悪く言っている人は、世の中に、(私以外)一人も、いないのだから。



わかりやすい例を、一つ、言おう。

ドーピングとして禁止されている薬物には、麻薬や覚醒剤などと違って、依存性のない、安全な薬も多い。

では、そこで、安全な薬の、ドーピングは、認める、というルールを決めたら、とうなるか?

結果は明らかである。

例外なく、全ての、選手が、ドーピングするようになる。

試合前に、ホモ・セックスをすると、運動能力の向上効果があると、わかったら、全ての、選手が、試合前に、ホモ・セックスをするようになる。

試合前に、ウンコを食うと、運動能力の向上効果があると、わかったら、全ての、選手が、試合前に、ウンコを食うようになる。

だって、そうしないと、勝てないからね。

金メダル獲得至上主義になると、スポーツが、実に、グロテスクになる。

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体罰。しごき

2016-07-05 12:00:47 | 武道・スポーツ
スポーツや教育において、体罰とか、しごき、のことがさかんに言われている。体罰は暴力で言語道断、という意見が多いように見受けられる。体罰肯定の意見は少ない。しかし私は、体罰(体罰という言葉は私にとっては適当ではなく違和感を感じるのだが)を無条件に否定する者ではない。体罰とか、厳しい訓練とかが、選手の技術を上達させるケースもあるからである。(もっとも、そういうケースは、非常に数少なく、そして、それは結果論であって、基本的に肯定すべきものではない)もっとも、もし私が指導者だったら、優しすぎてしまって、それが問題になりかねない。

いい例がある。You-Tubeで、「佐山サトル」で検索してみれば、出てくるが。初代タイガーマスクの佐山サトルが、どこかの大学のシューティング部の合宿の訓練で、まさに一見すると、暴力的な荒っぽい体罰指導をしている画像が出てくる。一見すると、言語道断の体罰指導と、とらえてしまう人もいると思う。しかし、はっきり言っておくが、あれは素晴らしい暴力的指導である。私は、あの指導を完全肯定する。佐山サトルは、選手たちに、シューティングが上手くなってほしい、優れたシューティング選手になって欲しい、というのが、佐山サトルの、思いだからである。佐山サトルは、非常に頭がいい。どう指導すれば、上達するか、という論理をしっかりと理解している。本で読んで研究したのか、直観力からかはわからないが、おそらく、彼の頭の良さからして、直観力からだろう。

しかし、世の中で行われている、体罰指導の9割は、言語道断の、無能でバカな指導者どもの、勝利至上主義の、すぐやめさせるべき悪質な暴力体罰である、と私は推測している。すぐにやめさせるべきである。私もテニススクールで指導者を見てきているが、今、所属しているテニススクールのコーチの全員は、白痴である。思考力0である。

ただ、困ったことは、言語道断の暴力的体罰指導でも、選手の技術が上手くなるケースも、あることがあるのである。もちろん、世の中の思考力0のバカ指導者どもの指導では、技術が上手くならないケースの方が多いだろうし、さらに、せっかく、あるレベルまでは上達できる能力を持っているのに、思考力0の暴力的バカ指導者どもに、運悪くかかってしまうと、伸びる能力があるのに、つぶされてしまうケースや、さらに嫌になってやめていくケースも、そうとう多いことだろう。むしろ、そのケースの方が多いだろう。

体罰的指導とか、厳しい指導、というものには、ちゃんと論理があるのである。優しいだけの指導では、伸びないケースもあるのである。佐山サトルのような頭のいい人間なら、書物に頼らずとも、直観力だけで、それを見抜けるのだが、世のスポーツ指導者の多くは、バカだから、指導や上達の論理を学ばせる規則を作ったらいいと、思うのだか。おすすめの本は、南郷継正氏の「武道の理論」や氏の他の本である。氏は、「しごきの理論」というものを、論理的に正しく書いている。「しごきの理論」なんてものを、正面切って書いている人は、他に思いつかない。あるいは、スキーのSAJの指導理論も、非常に優れている。

だが仮に、指導者にそれらの本を読むよう義務づけたとしても、まずダメだと思う。彼らは、真剣に読もうとしないだろうし、そもそも理解できない、というか、理解しようと努力しないだろうし、軽い気持ちで読み流すだけで、読んでも、さっぱりわからず、読んだ翌日には、全て忘れているだろうから。私は多くの指導者や教師を見てきたが、非常に残念なことであるが、やはりバカは死ぬまで治らないのである。

「彼らは見ても見ようとせず、聞いても聞こうとせず、理解できないのである」

(マタイ伝13章)

もう一つ、重要なことに、選手の指導者に対する「愛」、あるいは逆に、指導者の選手に対する「愛」というものがある。スクールウォーズのモデルの伏見工業高校ラグビー部を京都一までの強豪にしたのは、山口良治先生の生徒に対する「愛」であり、生徒の山口良治先生に対する「愛」である。

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