こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

話題性って言うのは何ともまぁ

2007年04月14日 | プラネタリウム

 先週はインフルエンザで寝込んで行けなかった「葛飾区郷土と天文の博物館」へ行ってまいりました。この「葛飾区郷土と天文の博物館」は、先月の24日リニューアルオープンし、結構ニュースとかで取り上げられていましたので、何となく聞いた事があるのではないでしょうか?それで、所在地はその名の通り「葛飾区」にあるのですが、最寄り駅がまた遠いですね。一番近くが「京成本線 お花茶屋駅」そこから「曳船川親水公園(だと思います)」を北へ約1km。もう一つは「JR常磐線 亀有駅」これも「曳船川緑親水公園を南に1・5km歩けば着きます。車ですと駐車場は完備されていますが、収容台数は15台と少ないのでほぼ止めるのは難しいでしょうね。コインパーキングも近くにはありませんからね。自転車は結構止める場所がありますので問題は無いでしょう。モーターサイクルもこれと同じくなので、駐車場所には心配しません。ただ、自転車置き場と一緒なので自転車が入れるような微妙な隙間があると車体に寄りかかられてしまう事があるかも知れませんよ。それでは、レビューを

 話題性のおかげでしょうか、プラネタリウムは相当の人気があるようで、臨時増映している程で、タイムテーブルはその日よって違う事があるようですので、サイトで上映時間とチケットの販売時間を確認した方がいいでしょう。まず、入り口で現在販売中のプラネタリウムの整理券をもらいます。私の場合は13時に到着し、14時と15時の2回が販売開始となっており、14時の方は収容人数165人中150番目だったので15時の方を選びました。それでも17番目でしたのでその人気の程が伺えます。入り口で整理券をもらったら、今度は右正面にある「プロレスの机」がある所へ。ここで入場券とプラネタリウムの観覧券を購入します。入場料は100円でプラネタリウムの観覧料は350円、計450円です。とりあえず、上映開始まで2時間近くあるので、「郷土博物館」を見る事にしました。郷土博物館は2F全てで、この葛飾周辺の特に江戸川周辺をメインに展示内容がそろえてあるのですが、説明不足な点と、展示物の少なさからあまり興味を引くものはありませんでしたね。とりあえず葛西城がイチオシにされているのですが、マイナーで、しかも華々しくないお城なので何だか迫力に欠けます。奥の方は昭和30年代を模した家が2件。工場があり「ねじピッチ表」があったので「ネジ屋」さんなんでしょうかね?ともかくそんな展示がなされていましたが、変に懐かしさを髣髴させるような展示では無かったです。2階の階段ホールには「フーコーの振り子」がありゆらゆら揺れています。その周りはソファーがあり、休憩スペースになっています。ちなみに展示内容を40分くらいで見終えてしまったのでこのソファーに座りながら寝ていました。

 3Fは主に「プラネタリウム」と「天文展示室」があるのですが、天文展示室は「五島プラネタリウム」のドーム周囲にあった資料館よりも狭く、展示内容も「星雲・星団」等の天体写真と、太陽系の惑星、月の満ち欠け、天文学に携わった簡単な資料が5~8点しか無く、壁面にある展示品の説明は地面近くの小さなプレートでこれがまた目立たないので解りづらい…。そんなこんなで開場30分前から列整理が始まります。全館放送で、プラネタリウムドーム前で列整理を始めることが告げられます。そしてこの列整理がまたスゴイ。先ほども書いたようにドームのキャパは165人。チケットは完売なので165人、満員入る事になります。列整理は、並んだ者準ではなく、この「葛飾区郷土と天文の博物館」入り口でもらった「整理券」の番号準で並ぶ事になります。1~40番目、41~80番目はプラネタリウムのドーム入り口の所、それ以降165番までは「天文展示室」の方に並ぶのです。ですから言い方を変えれば、整理券さえ早めに取っておけば並ぶ時は開場間直に来ても問題は無いのです。それで、開場15分前あたりになると、注意事項が説明されるのですが、これがまたスゴイ。係員のオジサン。大体40歳後半から50歳前半でしょうかね。その人が大声で説明します。注意事項の内容としては「席の並び」と「階段を注意して昇る」事。映像の特性上「乗り物酔い」のような状態になる場合があるという物なのですが、結構大げさな部分があったりして面白いのです。特に「椅子はボルトでしっかり固定されています。椅子が動いたり、ドームが動いたりする事はありません」。と力説していたのは、このような「EYEMAX」系の所では初めて聞きましたね。確かに、お客層を見る限り「年配」の方が結構多かったからでしょう。その次は親子連れ、カップルって感じです。そして、時間になり開場。ドームの席配置は扇状で傾斜式のドーム直径は18m。ただし傾斜は結構緩めです。シートはレバー式のリクライニングですが、一番後ろの席にはリクライニングがされていません。レバーは定番の右側です。硬さはやや固めでファブリックは結構ザラザラ目、広さは標準的ではないでしょうか。さらに右の肘掛には1~3までの番号が振られたボタンがついいています。このボタンは後で解説します。投影機は「コニカミノルタプラネタリウム」の「ジェミニスターⅢ Katushika」でシステム構成は「インフィウムL」と全天周CG投影機「アイマックス DSⅡ」の光学、デジタル複合プラネタリウムなのです。しかも「アイマックスDSⅡ」のプラグインとして「4D宇宙地図」といわれている「Digital Universe(デジタルユニバース)」を使用しており、地球外で見た星をも再現できるようになっている高性能機なのです。確かに映像は立体的でとても綺麗でしたが、繋ぎのところで処理が度々落ちていたのは気になりました。一通り注意事項が終わり、いよいよ上映開始!まず「私達の居場所は何処ですか?」から始まります。そしてスクリーンいっぱいにこの「葛飾区郷土と天文の博物館」の航空写真が写され、どんどんズームアウトされ宇宙からの眺めに。そこでタイトル「かつしかから宇宙へ」と入りいきなりオート番組の始まりです。なのですが、この番組「プロジェクター」を使っているのですが、完全な「オート番組」では無く「ナレーション」がなんと「生」。解説員さん自らナレーションをするのです。これは驚きです。。とりあえず、地球と月、それから太陽、水星、金星、火星、アステロイドベルト、木星、土星、天王星、海王星と「太陽系」の紹介をし、太陽系から離れて、次の行き先は…なんと「多数決」!ここでシート右肘掛にあるボタンの出番です。夏の星座が多い「天の川銀河の中心方面」か、冬の星座が多い「天の川銀河の外側」か、南の天球の方かと、投票時間10秒で決められます。なので、全部番組を見るには最低でも3回通わなければならない訳です。ちなみに今回は「中心」が50名。「外側」が34名、「南天」が80名で「南天」になってしまいました。その南天の中の星雲の一つへ向かいます。そこでガスの中新しい星が生まれていく事が説明され、今度はマゼラン星雲を経由して隣の銀河「アンドロメダ銀河」へ、そこから今度はさらに銀河団の世界へ。そして「デジタルユニバース」の全体像が映し出されます。視点はもう137億光年の場所。銀河団の広がりがわかる位置です。そこで現在私達人類が観測出来ている範囲と今後の観測の行方が話されます。最後は地球に戻って終了なのですが、ここでいきなり、今日の星空解説。時間は21時正面は南。背景は、説明されてませんが、多分「葛飾区郷土と天文の博物館」の屋上から見た景色で。結構これも立体感がる映像。そこで星座の解説がされます。解説された星座は「オリオン」「おおいぬ」「ふたご」「しし」「かに」、「北斗七星」。それから時間を進めて0時。正面を東に移して、「さそり」。と完全に「春」なのに解説されたのは「冬の星座」しかも場所と名前だけ。と何だかなぁ…。最後は日の出を待って、プロジェクターなのでしょうかね、綺麗な朝日が出て終了。

同じような内容でしたら「日本橋HD DVDプラネタリウム」の「宇宙へのパスポート」の方が面白いですよ。構成もそうですし、音楽は迫力があるのに「ナレーション」の声が完全に負けてますし、結構つっかえたりしてましたのでねぇ。やはり話題性だけで考えてはいけないのでしょうね。なんかもう少し何かが欲しいですね。今後の展開に期待です。

 葛飾区郷土と天文の博物館

http://www.city.katsushika.lg.jp/museum/index.html

 ユートリア・スターガーデン

http://www.city.sumida.tokyo.jp/~yutoriya/jigyo/planet/plaintro.html

 日本橋HD DVDプラネタリウム「宇宙へのパスポート」

http://www.tfm.co.jp/star/passport.html

 それでは、本日の登場人物は、この「葛飾区郷土と天文の博物館」は「ユートリア・スターガーデン」と場所が近く、名とかつ提携状態にあるらしいので「カスミ・アウロラ・タマノイ」さん。とりあえず、普段の袴、着物では無く、ベスト、ブラウス、タイトスカートで列整理中です。

2007_04_14

コメント (2)
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