健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

夏野菜③

2018年08月31日 21時35分22秒 | Weblog

8月最後の日となりました。

小学生の頃、夏休みの最期の日は、宿題との格闘だったような気がします。

そして、翌日の登校日には久々に友達と会えると思うと、心躍る夜を過ごしたような記憶もあります。

私のふるさとの小学校は修学旅行が「江の島」でした。

還暦を過ぎてから横浜に越して3回目の夏でしたが、江の島に近くなったことが何よりうれしいことでした。

今日は昼下がりに江の島の橋を渡りました。台風の影響か海は波が高く潮騒も響いていました。

8月最後の日、皆様はどのようにお過ごしでしたか?

さて、夏野菜をテーマに投稿して参りましたが本日の投稿の前に、お詫び申し上げます。

夏野菜①の「おくら」のページは既にお読みいただきましたが、下記の部分の(赤字

間違いを指摘していただき直ぐに消去いたしました。

≪ムチン≫  胃や腸の粘膜と同じ働きがあり、胃や腸を保護してくれます。

ご指摘いただきました内容は次の通りです。

(1)「ムチン」という言葉を使うこと自体が誤り。

(2)「ムチン」と関連付けて語られてきた、夏バテ解消、スタミナ食材、疲労回復といった健康効果も全く根拠なし。

(3)「ネバネバの正体は『ムチン』」も誤り。
(「ムチン」は「糖たんぱく質」といわれますが、「植物の『糖たんぱく質』」はネバネバしていません。)

「(日本国内だけで)植物の粘性物質をムチンと呼ぶことの根拠や起源」が判明いたしました。
(「『mucin』と『mucus』の混同」ないし「『mucus』の誤訳」、
「『mucin』と『mucilage』の混同」ないし「『mucilage』の誤訳」が誤報の原因でした。
つまり、動植物の粘性物質をムチンと呼ぶ「学説」は存在しません。
http://acsec.jp/mucin.html

 

ということで、大変失礼いたしました。

 

それでは、まだまだたくさんの夏野菜が思い浮かぶとは思いますが

最後は「なす」でしめたいと思います。

 

まずは新鮮なナスはヘタが黒くて尖っていて、濃い紫紺色でツヤとハリがあります。

そして、ナスに含まれるアントシアニン系の色素は「ナスニン」といってフラボノイドの一種です。

その働きは、活性酸素を除去して免疫力をアップし炎症を抑えてくれます。

また、目や肝臓の働きを活性化し、悪玉コレステロール値を下げ、動脈硬化を防いでくれます。


ナスは漬物にしてもみそ炒め、ナスの田楽(血管の若返りと血液サラサラ効果)ナス焼などのほか、和洋中問わず多くのレシピがありますね。

ナスニンはナスの皮に含まれていているので、皮ごと調理したり、油との相性が良いので、揚げ物や炒め物もよく合います。

また、ビタミンCの多い食品と一緒に食べることでナスニンの効果が増加するそうです。

 

もう秋ナスも出回っています。

おいしいナス料理で健康な食卓を。。。ただし、ナスは陰性なので食べ過ぎは体を冷やしますのでご注意を!

明日から9月、週末は台風の影響もあるようですので、どうか無事故でお過ごしください。

では、よい週末を!

 

 

 


夏野菜②

2018年08月26日 13時02分41秒 | Weblog

こんにちは、8月もそろそろ終わりに近づいてまいりましたが、暑さはまだ続きそうです。

お疲れは出ていませんか?

前回から夏野菜をテーマにしていますが、831日は「野菜の日」ってご存知でしたか?

「野菜の日」は、1983年に全国青果物商業協同組合連合会など9団体が、
「もっと野菜のことを知ってほしい」「野菜をたくさん食べてほしい」
という想いで8(ヤ)3(サ)1(イ)」語呂合わせから制定した記念日ということです。

さて、今回はズッキーニです。

形はキュウリのようで、ウリ科カボチャ族(ペポカボチャ)の仲間です。

イタリア料理にはよく使われていますが皮はツルッとつやのあるきれいな緑色です。


うれしいことに低カローリーの淡色野菜ではありますが、

カボチャの仲間ゆえに油に溶けやすいβ-カロテンも含まれているので、

オリーブ油と一緒に炒めると体内への吸収量がアップします

きっとイタリアの『ラタトゥイユ』を連想した方が多いと思います。


 そのほか、ビタミンK・ビタミンC・カリウム・カルシウムが含まれています。

是非、魚介などを合わせて、イタリア風にオリーブ油で炒めて、アレンジしたいですね。 


夏野菜①

2018年08月21日 16時39分54秒 | Weblog

 

少し凌ぎやすい日もありましたが、そう簡単に涼しくはなりませんね。

今日の残暑はちょっと厳しいです。

 

皆様は、この時期食欲は落ちていませんか?

夏野菜は体を元気にする物がたくさんあります。

 

今日は「オクラ」。。。ねばねばはパワーの源です。

 

オクラの中には大事な成分が詰まってます。

≪葉酸≫  お肌の修復作用アップで、お肌の生まれ変わりを促進してくれます。

 

≪ベーターカロチン≫  体内でビタミンAに変わるので、お肌や粘膜の

            健康維持に活躍します。

 

  

≪食物繊維≫ ごぼうと同じくらいの繊維が含まれていて、水溶性・不溶性食物繊維の

       バランスも良く、おなかの調子を整えてくれます。

 

 

夏は紫外線やエアコンなどでお肌にはストレスも多いですね。

それから、冷たいものなどの過食で胃腸も疲れていますので、

粘膜を保護してくれたり、胃腸に優しい「オクラ」を

食事に取り入れたいと思います。

 

では次回も夏野菜続きます。


お詫び:前回(8月21日)の投稿で「ムチン」という成分のことを書きましたが

    今年1月、ムチンは植物性ではないと誤りが指摘されたようです。

    大変失礼いたしました。8月26日削除し、投稿しました。


夏の養生

2018年08月14日 11時00分37秒 | Weblog

田舎の帰省ラッシュで都会に戻る人たちで街は賑わいを取り戻しつつあります。

一方、夜空も今年は811日が新月のため、月明かりの影響なく流れ星を観察できたようです。

特に今日までが、夜空もたくさんのペルセウス流星群

で賑わっていたことでしょう。

 

ペルセウス流星群は「しぶんぎ流星群」「ふたご座流星群」と並ぶ三大流星群の一つです。

 

この2.3日でどなたか見た方はいらっしゃいませんか?

 

残念ながら、睡魔に負けて3日とも見に行けませんでしたが、

14日明け方に北東の空を仰ぎながら北極星を確認していたら東の空が明るくなり始めていました。

 

それでは本日は貝原益軒先生の「養生訓」より夏期の養生をお伝えいたします。

 

現代語訳より

 

『四季の中で夏はもっとも保養に心掛けなければならない

霍乱(暑気あたりの諸病)・中暑(暑気あたり)・泄瀉セッシャ(下痢と嘔吐)

傷食(食べ過ぎ)・ぎゃく痢(熱を伴う下痢)などにかかりやすい。

冷えた生ものの飲食を禁じて、注意して保養するがよい。

夏にこれらの病気になると、元気を失い衰弱してしまう。』


やはり、冷えた飲みものは飲みすぎ注意ですね。

どうしても、乾いた喉ごしに冷たい麦茶は美味しいと感じてしまいます。

こんな暑い日々も、台風の襲来を繰り返すうちに秋風を感じる日も

遠くないはずです。

遠くない秋を元気で迎えるためにも、今の時期の養生に心掛けたいと思います。



夏の冷水・・・「養生訓より」

2018年08月05日 08時20分43秒 | Weblog

今年の夏は記録的な猛暑が続き、気候変動が大きい夏となりました。

 

今回は久しぶりに貝原益軒著の「養生訓」をひもといてみました。

巻第六 慎病から『夏の冷水』現代語訳です。

 

【夏は気が盛んに発生し、汗が出て人間の皮膚が大いに開くために、外邪が

侵入しやすい。

冷風に長く当たってはいけない。入浴した後で風に当たってはいけない。

さらに夏は伏陰(フクイン)といって、陰気が体内に隠れているから

食物の消化が遅い。だからなるべく少なめに飲食をするのが良い。

温かいものを食べて脾胃をあたためるがよい。冷水を飲んではいけない。

冷たい生ものはすべてよくない。冷えた麺も多く食べてはいけない。

虚弱者はもっとも嘔吐と下痢とを恐れなければならない。

冷水に浴してはいけない。ひどく暑い時も、冷水で洗面すると眼を悪くする。

扇の弱い風でもわるい。風に当たって寝てはいけない。夜、外で寝てはいけない。

また、夜、外気の中に長く坐って夜露に当たるのは害になる。

酷暑の時でも涼しすぎてはいけない。日に長くさらされた熱いものの上に坐っては

よくない。】

 

私自身その場しのぎで冷たいものに走るこの頃ですが、この養生訓の内容をもう一度

心にとめて、この暑い夏の養生に心掛けたいと思います。

 

次回は、「夏期の養生」をお届けいたします。

では、無事故で健やかな休日をお楽しみくださいませ。