健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

脳の健康・体温調節

2022年04月30日 11時05分00秒 | Weblog

こんにちは

今年のゴールデンウィークもコロナ禍で3回目を迎えました。

4月は年度初めのイベントが多い月ですが皆様は少し落ち着かれたでしょうか?

私も、ブログの更新がとうとう月末になってしまいましたが

今日もお読みくださり有難うございます。

 

春は百花繚乱で、桜が散ると次々に色鮮やかな花々が五感を楽しませてくれる季節ですね。

このお休みにも季節の花見にお出かけの方も多いかと思います。

地元横浜でも「ガーデンネックレス横浜」を開催中ですので、暫くブログの中でご紹介出来たらと思っています。

さて、先月より「脳」をテーマにお伝えしていますが脳の健康から、最後に体温調節についてお伝えいたします。

 

私たちはコロナ禍の中で体温測定の機会は必要不可欠なものになりました。

 

脳は温度の変化に敏感で脳の温度が45度を超えると、脳の神経細胞のたんぱく質は熱によって変性して神経細胞はほとんど死滅してしまいます。

 

これから気温が急上昇したり夏の時期になると、繰り返されるのが赤ちゃんだけを車に乗せたまま、車に戻った時には死亡していたという悲しいニュースです。

 

逆に脳の温度が25度以下に下がると脳の機能を失い意識も失います。冬山での遭難時に眠ることが危険とされる理由です。

 

もともと生体には脳の温度の変化を防ぐために環境の温度に対応する仕組みがあります。 

寒い時には皮膚の血管が収縮して皮膚の血流が下がり、骨格筋のふるえによって熱産生が増して寒冷の環境下でも体温がさほど下がらずに維持されます。

そして、熱い時には皮膚血管が拡張し、汗をかくことで熱を体外に放散することで体温の上昇を防いでいます。

 

私たちの身体は、細胞が生きるために常にグルコースを酸素で燃やし続けていて

燃やしたエネルギーの40%を*ATP(アデノシン三リン酸)の中に貯えたり、活動に使うことができます。

残りの60%は熱となって身体は熱をもってあたたかくなります。

そして、この熱を利用して、体内で脳の温度を37度に保つように調節されています。

この体温調節が脳の温度を守っているのです。

 

脳の温度を核心温度と呼ぶそうですが、この温度とより近い温度を測定する場所として、腋窩、舌下、直腸、耳などが使われています。

*ATPとは

筋肉の収縮などの生命活動に利用されるエネルギーの貯蔵や利用に関わり

「生体のエネルギー通貨」と呼ばれています。

 

さあ、今日も平熱で気温差に注意して穏やかな一日をお過ごしください。

 

追記:次の2枚の写真はご存知のと私は初めてお目にかかった桐の花です。

は日本原木の木で4月の終わりころソメイヨシノが葉桜になるころ満開となります。

は5月から6月と言われているようですが、横浜ではやはり桜が散ったころ釣鐘状の花を枝先に大きな房のように咲かせるようです。

地元に在ったとは知らず今年は稀に美しい花をつけたと聞きました。

本当に見事で、上に伸びた枝先にわずか残しすでに花は終わりました。

 

桐の花