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コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

「もっと集中しよう」は逆効果

2017-03-22 06:53:29 | Weblog
私たちは毎日、
セルフトークというつぶやきで
生活しています。

この何気ないセルフトークが
集中力を高める際にも、このセルフトークが重要な役割を果たしています。

たとえば、
サッカーで自分がミスをしたとき、
「大丈夫、大丈夫」と自分に声をかけてやるだけで
集中力を維持できます。
「俺はできる。必ずできる」と
自分に言い聞かせることで集中力が高まっていきます。

ただし一つ注意しなければならないことは、
思うように集中力が高まらないときに、
「もっと集中しよう」といったセルフトークを発すると、
さらに集中できない事態に陥るということです。

このようなセルフトークは、
「現在の自分が集中していない」ことを
自らに再認識させてしまいます。
ですから集中するうえで逆効果になるのです。

「失敗するな!」「ここで点を落とすな!」という言葉を耳にした途端、
失敗しているシーンが浮かんできます。
「負けてしまうぞ」という言葉を聞くと、
負けが決まってすごすごとスタジアムを出ていく姿が脳裏に描かれて、
その瞬間に集中力が途切れてしまいます。

そこで、
集中力を高めるためには、
自分がリラックスできる言葉を吐くようにします。

「失敗してもいいぞ」「負けてもいいぞ」という言葉を聞くと、
気持ちに余裕が生まれ、
集中できるようになります。

一見、
リラックスした状態と集中した状態は相反するようですが、
この二つは同居します。

これは仕事でも応用できます。
たとえば、今日中に明日のまでに
プレゼン資料を作成しなければならないときには、
「あと3時間もあるのだから、完壁な資料ができる」と
自分自身に語りかけるようにしましょう。

このようなセルフトークを発することで、
緊張が適度にはぐれ、
リラックスした状態になります。
このリラックスした状態が、
集中レベルを高めます。





脳が最も創造的になっているのは、
フロー状態にあるときです。
フロー状態とは、
集中しているけれどもリラックスしている状態です。
努力することなく自然に、
脳や身体が最大のパフォーマンスを発揮できます。
私たちは、
緊張してしゃちほこばっている状態を
「集中している状態」と勘違いしてしまいますが、
そうではありません。
目指すべきは緊張ではなくリラックスです。
     茂木健一郎
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