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クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-05-01 09:40:54 | コンサート情報



<コンサート情報>



~昭和を代表する作曲家 團 伊玖磨(1924年―2001年) 生誕100年記念コンサート~

團 伊玖磨:混声合唱組曲「筑後川」
      祝典行進曲
      歌劇「夕鶴」より
      ほか

ヴァイオリン:小林武史

ソプラノ:小林沙羅

合唱:東京混声合唱団

指揮:齊藤一郎

管弦楽:読売日本交響楽団

会場:紀尾井ホール

日時:2024年5月4日(土) 午後3時

 作曲家の團 伊玖磨(1924年<大正13年>―2001年<平成13年>)は、東京都出身。オペラ、交響曲、歌曲などのほか、童謡、映画音楽、放送音楽と幅広いジャンルの作曲を手がけた。

 團 伊玖磨は、7歳となった1931年、青山師範学校附属小学校に入学し、ピアノを学び始めた。翌年3月、祖父・團 琢磨が暗殺された(血盟団事件)ことで、幼心に物質的な栄達への疑問を抱くようになり、後に芸術を志す動機の一つとなったという。1937年、13歳で青山学院中学部に入学。1942年、東京音楽学校(現:東京芸術大学音楽学部)作曲部に入学。学校では下総皖一に和声学と対位法、橋本國彦に近代和声学と管弦楽法、細川碧に楽式論を学んだ。また、学外では山田耕筰に指導を受けた。20歳になった1944年、音楽学校に在籍のまま陸軍戸山学校軍楽隊に入隊。音楽学校の同期には芥川也寸志らがいる。軍楽隊ではバスドラムを担当し、芥川也寸志とともに編曲も担当した。

 1945年、復員して東京音楽学校を卒業し、諸井三郎に対位法、楽曲分析を学んだ。1947年、歌曲「花の街」(江間章子詩)を作曲。1948年、NHK専属作曲家となる。1949年、木下順二作品の民話劇「夕鶴」の演劇付帯音楽を作曲。1953年、芥川也寸志、黛敏郎と「三人の会」を結成。1959年、皇太子明仁親王と正田美智子の成婚を記念して「祝典行進曲」を作曲。1964年、東京オリンピック開会式にて「オリンピック序曲」、「祝典行進曲」、閉会式にて「祝典行進曲」を演奏。

 エッセイ「パイプのけむり」の連載を雑誌「アサヒグラフ」において始める。1999年、文化功労者。2001年、中国旅行中に心不全を起こし、江蘇省蘇州市の病院で死去。享年77歳。
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