★私のクラシック音楽館(MCM)★ クラシック音楽研究者  蔵 志津久            

クラシック音楽のCD/DVDによる名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2017-03-24 11:06:51 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~児玉麻里 & 児玉 桃 (ピアノ・デュオ) によるチャイコフスキー・ファンタジー~

児玉麻里

チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」 組曲より <ラフマニノフ編曲による連弾版>

              序奏。リラの精 / アダージョ。パ・ダクシオン / 長靴をはいた猫 / パノラマ / ワルツ

           バレエ音楽 「くるみ割り人形」より <アレンスキー編曲による連弾版>

              小序曲 / 行進曲 / 金平糖の踊り / アラビアの踊り / 中国の踊り / トレパーク /
              葦笛の踊り / 花のワルツ / パ・ド・ドゥ (グラン・アダージョ)]

           バレエ音楽「白鳥の湖」より<ランゲリ編曲による連弾版>

              情景 / 四羽の白鳥の踊り / パ・ド・ドゥ (グラン・アダージョ)

           バレエ音楽「白鳥の湖」より<ドビュッシー編曲による連弾版>

              ロシアの踊り / スペインの踊り / ナポリの踊り

ピアノ:児玉麻里 & 児玉 桃 (ピアノ・デュオ)

録音:2016年4月、MCOスタジオ5、ヒルフェルムス (オランダ)

CD:キングインターナショナル KKC-5666

 ピアノの児玉麻里は、14歳の時にパリ音楽院に入学。同音楽院修了後、ロンドン・フィルと共演で本格的な演奏活動を開始。ピアノの児玉 桃は、13歳の時にパリ音楽院に入学。1991年「ミュンヘン国際音楽コンクール」1位なしの第2位。1997年「出光音楽賞」受賞。2009年「芸術選奨新人賞」受賞。これは、児玉麻里&桃姉妹共演の初のCD。チャイコフスキーの作品のなかでもとりわけ人気の高い三大バレエを、ラフマニノフ、アレンスキー、ランゲリ、ドビュッシー編曲による連弾版で収録。

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◇クラシック音楽◇歴史的名盤CD選集

2017-03-24 11:06:17 | 歴史的名盤CD選集

 

【歴史的名盤CD選集】

 

~名指揮者セルジュ・チェリビダッケの真価が聴けるムソログスキー:組曲「展覧会の絵」~

 

ムソログスキー:組曲「展覧会の絵」

           プロムナード/グノムス(小人)/プロムナード/古い城/プロムナード/
                 テュイルリーの庭/ブィドロ/プロムナード/卵の殻をつけたヒナの踊り/
           サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ/リモージュの市場/
           カタコンブ(ローマ時代の墓地)/死者との対話/ババ・ヤガー(鶏の足のうえ)の小屋/
           キエフの大門 

ラヴェル:「ボレロ」 

指揮:セルジュ・チェリビダッケ

管弦楽:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1933年9月24日&25日(展覧会の絵)/1994年6月18日(ボレロ)<ライヴ録音>

CD:EMIミュージック・ジャパン TOCE16009

 セルジュ・チェリビダッケ(1912年―1996年)は、ルーマニア生れのドイツで活躍した名指揮者。ベルリン音楽大学などで学び、第二次世界大戦後、ベルリン放送交響楽団の指揮者コンクールで優勝。その後、ベルリン・フィルで指揮者デビューを飾り、ベルリン・フィルの首席指揮者に就任する。当時チェリビダッケへの評価は高かったが、楽団員との間でトラブルが多く、ベルリン・フィルを指揮することを止めてしまう。その後、南ドイツ放送交響楽団(シュトゥットガルト放送交響楽団)の定期客演指揮者を経て、1979年ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。1977年には初来日を果たし、以後しばしば日本を訪れた。このCDのムソログスキー:組曲「展覧会の絵」においてチェリビダッケは、ゆっくりとしたテンポで始め、この曲の持つ多彩な側面を詩情豊かに表現する。この曲で多くの指揮者は力強くダイナミックに演奏するが、チェリビダッケは1曲、1曲に物語性を持たせるように、色彩感溢れる指揮ぶりを聴かせる。この結果、従来のイメージを一新した「展覧会の絵」が、ここで新たにつくられたように感じられるような名演を遺すことになった。フルトヴェングラーやカラヤンの人気の陰に隠れた名指揮者セルジュ・チェリビダッケの真価を見せつけたのが、このライヴ録音番だ。(蔵 志津久) 

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-03-23 09:19:25 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~ウェルナー・ヒンクをゲスト・コンサートマスターに迎えた「トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ」演奏会~

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」より序曲
            “オペラアリアガラ”(オペラ「フィガロの結婚」序曲、アリア)
        交響曲第1番変ホ長調 K16
        交響曲第41番ハ長調 K551「ジュピター」

室内オーケストラ:トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ

              ゲスト・コンサートマスター:ウェルナー・ヒンク(元ウィーン・フィルのコンサートマスター)

           “オペラアリアガラ”
  
              指揮:清水醍輝
      
              ソプラノ:吉田珠代/今野沙知恵
              メゾソプラノ:八木寿子
              バリトン:町 英和

会場:東京オペラシティ コンサートホール

日時:2017年3月30日(木) 午後7時

 「トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ(TMP)」は、1995年三鷹市で結成された。以後、三鷹市芸術文化センター定期演奏会を行い、これまでにモーツァルトをはじめ室内オーケストラの楽しみを古典からオペラまで多種多様なプログラムで紹介し、聴衆から高い評価を得ている。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」を始め日本生命のオペラ「ヘンゼルとグレーテル」や横浜みなとみらいホール主催のオペラ、二期会オペラ振興会公演「ドン・ジョヴァンニ」や、藤沢市、いわき市、日立市、静岡市、びわ湖ホールでの演奏会等を繰り広げている。メンバーは、NHK交響楽団をはじめ国内外オーケストラからの演奏家や、次世代を担う若手音楽家が多く参加しているのが特徴。

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◇クラシック音楽◇NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー

2017-03-21 10:18:41 | NHK‐FM「ベストオブクラシック」

~これからの世界の指揮界を牽引するロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者ダニエレ・ガッティ~

 

ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲           
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンチック」(ノヴァーク版第2稿)

指揮:ダニエレ・ガッティ
                  
管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
                 
収録:2016年8月29日、スイス・ルツェルン 文化会議センター    
                  
提供:スイス放送協会

放送:2017年2月22日(水) 午後7:30~午後9:10

 今夜のNHK‐FM「ベストオブクラシック」は、ダニエレ・ガッティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏で、ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲とブルックナー:交響曲第4番「ロマンチック」の演奏会である。指揮のダニエレ・ガッティ(1961年生れ)は、イタリア、ミラノ出身。 ミラノ音楽院で、当初ピアノとヴァイオリンを、その後、作曲と指揮を学ぶ。27歳でミラノスカラ座にデビュー、その後フェニーチェ劇場、ボローニャ市立劇場へ出演し、さらにその活躍の場を海外へと拡げ、ベルリン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場にも出演しオペラ指揮者としてのキャリアを積む。これまで、ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団音楽監督(1992年~1997年)、ボローニャ市立劇場音楽監督(1997年~2007年)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者(1996年~2009年)、チューリッヒ歌劇場首席指揮者(2009年~2012年)、フランス国立管弦楽団音楽監督(2008年~2016年)を歴任してきた。そして2016年秋からは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任し現在に至っている。ダニエレ・ガッティは、現在、世界を代表する指揮者の一人であることは、これらのキャリアを見れば一目瞭然なことだ。

 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(旧称:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)は、オランダ・アムステルダムに本拠を置くオーケストラ。アムステルダムにコンセルトヘボウがオープンした1888年に、コンセルトヘボウの専属オーケストラとして設立された。第2代の常任指揮者のウィレム・メンゲルベルクが就任以降、世界でも抜きん出たオーケストラとして現在まで至っている。これまでの首席指揮者を挙げてみると、ウィレム・ケス(1888年―1895年)、ウィレム・メンゲルベルク(1895年―1945年)、エドゥアルト・ファン・ベイヌム(1945年―1959年)、オイゲン・ヨッフム(1961年―1964年)、ベルナルト・ハイティンク(1961年―1988年)、リッカルド・シャイー(1988年―2004年)、マリス・ヤンソンス(2004年―2015年)、ダニエレ・ガッティ(2016年―)が務めてきた。1988年、創立100周年を迎えたコンセルトヘボウは、ベアトリクス女王より「ロイヤル(王立)」の称号を下賜され、現在の名称「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」に改称された。「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」は、現在、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルと並んで、世界を代表するオーケストラの一つとしてとして高い評価を受けている。

 最初の曲のウェーバー:歌劇「オベロン」序曲は、ウェーバーが作曲した全3幕から構成されるオペラ「オベロン」の序曲である。台本はヴィーラントの叙事詩「オベロン」のジェームズ・プランチェによる英訳を基に、「夏の夜の夢」と「テンペスト」の内容を付け加えたもの。初演は、1826年4月12日にロンドンのコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスで作曲者の指揮により行われた。しかし、プランチェによる原作の英訳の内容が錯綜しており、現在では、オペラそのものは上演の機会はない。しかし、その序曲だけは現在でもしばしば演奏されている。ここでのダニエレ・ガッティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は、如何にもオペラの序曲らしい、劇的な要素をふんだんに取り入れた演奏内容を聴かせる。これはダニエレ・ガッティのオペラの経験の豊富さが大きく影響していることは間違いないところだ。全体にはつらつとしていて、これから始まるオペラへの期待感がひしひしと伝わってくるような雰囲気を漂わせて申し分ない仕上がりを見せる。

 次の曲が今夜のメインの曲のブルックナー:交響曲第4番「ロマンチック」。美しいメロディーといきいきとしたリズムに満ちた交響曲であり、他のブルックナーの交響曲に比べ演奏時間が短いこともあり、初演時から現在に至るまで、ブルックナーの9つの交響曲の中でも人気のある交響曲となっている。1874年1月2日に作曲を開始し、同年11月22日に書き上げられた(第1稿)。その後、1878年1月18日からその改訂作業に着手し、特に第3楽章は全く新しい音楽に置き換え、改訂作業は1878年11月に完成(1878年稿)。さらに1880年に第4楽章を大幅に修正した(第2稿または1878/1880年稿)。2004年には、コーストヴェットの校訂により第3稿が出版された。ここでのダニエレ・ガッティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は、ゆっくりとしたテンポで、スケールの大きいブルックナー独特の世界を明確に描き切った演奏内容を聴かせたた。ブルックナーの交響曲は、曲の性格上どうしても曖昧模糊とした演奏となりがちであるが、ガッティは如何にもイタリア人指揮者らしく、メリハリの利いた伸び伸びとした演奏内容に終始する。私は聴き進うちガッティの指揮ぶりに、どことなくトスカニーニの残影があるようにも感じられた。結果的には、ブルックナーの交響曲の新しい姿が、そこに悠然と形づくられたと思う。ダニエレ・ガッティは、ボストン交響楽団の音楽監督を務めるアンドリス・ネルソンスや、ロサンゼルス・フィル音楽監督を務めるグスターボ・ドゥダメルなどと共に、これからの世界の指揮界を牽引する指揮者の一人であることを、今夜の演奏内容から強く印象付けられた。(蔵 志津久)            

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-03-20 09:53:11 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~曽根麻矢子の“チェンバロの庭”~

ダングルベール:クラヴサン曲集より
クープラン:クラヴサン曲集 第1巻 第2オルドルより シャロレ風/ガルニエ/幸せな思い  
アーデル:組曲 ニ短調  
フォルクレ:クラヴサン曲集より  
バルバットル:クラヴサン曲集より   
デュフリ:クラヴサン曲集より “ロンド”  
ほか

チェンバロ:曽根麻矢子

ナビゲーター:朝岡 聡

会場:白寿ホール

日時:2017年3月22日(水) 午後7時

 チェンバロの曽根麻矢子は、桐朋学園大学附属高校ピアノ科卒業。高校在学中にチェンバロと出会い、1983年より通奏低音奏者としての活動を開始。1986年「ブルージュ国際チェンバロ・コンクール」に入賞。2003年からの全12回、6年にわたるバッハ連続演奏会(浜離宮朝日ホール)に続き、2010年から2014年まで全12回のクープランとラモーのチェンバロ作品全曲演奏会(上野学園エオリアンホール)を行う。1996年第6回「出光音楽賞」をチェンバロ奏者として初めて受賞。1997年「飛騨古川音楽大賞」奨励賞を受賞。2011年よりスタートした「チェンバロ・フェスティバルin東京」では芸術監督をつとめている。上野学園大学特任教授。

 

 

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