★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2014-07-30 10:40:34 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~東京交響楽団特別演奏会 炎の指揮者 小林研一郎の「悲愴」~

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番
          :交響曲 第6番「悲愴」

指揮:小林研一郎

管弦楽:東京交響楽団

ピアノ:仲道郁代

会場:Bunkamuraオーチャードホール

日時:2014年9年7日(日) 午後2時

 指揮の小林研一郎(1940年生まれ)は、父、福島県いわき市小名浜出身。東京芸術大学作曲科、指揮科を卒業。1974年第1回ブタペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞を受賞。都響正指揮者、東響客演指揮者、京都市響常任指揮者、ハンガリー国立響音楽総監督・常任指揮者、チェコ・フィル常任客演指揮者、日本フィル音楽監督、東京藝術大学指揮科教授などを歴任。ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章を受賞。1994年には「星付中十字勲章」という民間人としては最高の勲章を授与された。現在、アーネム・フィル常任指揮者、ハンガリー国立フィル、名古屋フィル桂冠指揮者、マタヴ・ハンガリー交響楽団、九響の首席客演、東京音楽大学客員教授。

 ピアノの仲道郁代は、桐朋学園大学1年在学中に、第51回日本音楽コンクール第1位、あわせて増沢賞を受賞。数々の国内外での受賞を経て、1987年にヨーロッパと日本で本格的な演奏活動をスタートさせた。99年にはカーネギーホールでリサイタル・デビュー、2001年にはサンクトペテルブルグ、ベルリン・フィルハーモニーホールでコンチェルト・デビューを果たした。 リサイタルも全国各地で開催しており、「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会」では“ベートーヴェン弾き、仲道郁代”という評価を確固たるものとした。CDの最新盤は「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」で、「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれた。

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◇クラシック音楽◇NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー

2014-07-29 09:53:27 | NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー

 

<NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー>

 

~アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル~

メンデルスゾーン:厳格な変奏曲
                              
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番
                              
メンデルスゾーン:幻想曲Op.28
                              
シューマン:交響的練習曲(1852年改訂版)
                              
メンデルスゾーン:無言歌「甘い思い出」「紡ぎ歌」(アンコール)

ピアノ:アンドラーシュ・シフ

収録:2014年3月19日、東京オペラシティ・コンサートホール

放送:2014年6月30日(月) 午後7:30~午後9:10

 今夜のNHK‐FM「ベストオブクラシック」は、2014年3月19日、東京オペラシティ・コンサートホールで行われた「アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル」の放送。アンドラーシュ・シフ(1953年生まれ)は、ハンガリー出身のピアニスト。リスト・フェレンツ音楽大学で学ぶ。これまで1974年第5回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門第4位入賞、1975年リーズ国際コンクール第3位入賞、1991年バルトーク賞受賞、1996年ハンガリー最高の栄誉であるコシュート賞受賞、1997年コペンハーゲンでレオニー・ゾンニング音楽賞受賞など、数々の受賞歴を誇る。シフは、コチシュおよびラーンキとン並びハンガリーを代表する若手ピアニストとして注目を集めたが、当初シフは、ほかの2人と比べて地味な存在であったようだが、大器晩成型らしくその後徐々に実力を発揮し、現在では、世界を代表するピアニストの一人に数えられている。妻でありバイオリニストの塩川悠子が第一バイオリン奏者を務める室内楽団「カペラ・アンドレア・バルカ」の創設者、指揮者でもある。録音にも熱心に取り組んでおり、これまでモーツァルトのピアノ・ソナタ全集、バッハの一連の作品、シューベルトのピアノソナタ、バルトークのピアノ協奏曲全曲、そして最近ではベートーヴェンのピアノソナタ全曲の録音で高い評価を得ている。シフの演奏は、演奏する曲を一旦自分の中に取り込み、それを基に再構築するように演奏するので、決して平板に流れることなく、常に演奏内容が新鮮で、深みがある。

 今夜は、メンデルスゾーンとシューマンの二人の作曲家に絞ったプログラムとなった。これについてシフは「二人ともほぼ同年代の作曲家で、互いに係わりをもっている。そしてこれらの作品はその価値の高さの割には、十分に評価されていないことから取り上げた」と語っている。最初演奏されたのは、メンデルスゾーン:厳格な変奏曲とシューマン:ピアノ・ソナタ第1番。メンデルスゾーン:厳格な変奏曲は、1841年に作曲されたピアノ独奏曲で、バロック的な形式に基づいた作品で、その演奏には難易度が高いことで知られる。主題の提示とロマン的な雰囲気を漂わす17の変奏とコーダからなる。ここでのシフの演奏は、明快に、一つ一つ曲想をほぐしていくようにゆっくりと進めていく。17の変奏は、ロマン派のメンデルスゾーンの作品らしく、ファンタジーが鍵盤から零れ落ちるような気分が感じられ、シフの本領が如何なく発揮された演奏を聴かせてくれる。一方、シューマン:ピアノ・ソナタ第1番は、1832年から1835年にかけて作曲され、1836年に出版されたもので、シューマンの初めてのソナタ形式の大作。初版には「フロレスタンとオイゼビウスによるピアノソナタ、クララに献呈」と題され、如何にもシューマンらしく、文学と音楽の融合を狙った曲となっている。全部で4つの楽章からなる。観念的で技巧にはしり過ぎた曲と批判を受けたこともあるが、現在では正統な評価がなされている。この曲のシフの演奏は、シューマンを得意としていることがひしひしと感じさせられる内容だ。細部にわたり磨き抜かれ、彫の深い演奏内容に彩られ、さすがシフだけのことはあると、納得させられる内容だ。一音一音が引き締まり、躍動感ある印象を強く受ける。この曲は、しばしば巨大で威圧的な演奏をするピアニストが少なくないが、シフは、それらとは、まるで無縁であり、心の通った、温かくも厚みを持った演奏を繰り広げ、リスナーを夢心地に誘うかのようであった。

 3曲目は、メンデルスゾーン:幻想曲Op.28。この曲は、メンデルスゾーンとしては、あまり知られた曲ではないが、「スコットランド・ソナタ」と名づけられ、哀愁のある内容の充実した作品。メンデルスゾーンは、幾度となくイギリスに行ったが、その時に受けたイギリスやスコットランドからのイメージを基に書かれたものであり、あの「スコットランド交響曲」と軌を一にする作品。最初、1828年に書かれたが、その後、5年間書き直しを続け、1833年に完成、1834年に出版された。全3楽章からなる。第1楽章は、物語を始めるかのようなゆっくりとしたテンポで始まる。この辺のシフの語り口の上手さに思わず耳は自然とピアノに集中する。次第にテンポが速まり、シフは、風景画を眺めるような遠近感を持った演奏を繰り広げる。第2楽章は、あたかもピアノが歌を歌が如く、滑らかに進む。シフの歌心が前面に溢れ、清々しい。第3楽章は、古典的な構成の楽章で、メンデルスゾーンが持つ古典的な側面を覗かせる。シフの演奏もそのような楽章に相応しく、激しく厳格に展開していく。安定したシフの演奏技術が聴いていて心地よい。この第3楽章によって、この曲全体がスケールが大きいものに感じられる。シフがこのコンサートでこの曲を選んだ理由が、聴き終えてみると分かる。

 最後の曲は、シューマン:交響的練習曲(1852年改訂版)。この曲は、1834年から1837年にかけて作曲され、主題と12の練習曲からなり、ピアノのための練習曲であると同時に、変奏曲の傑作として広く知られている。シューマンと交際関係にあったエルネスティーネ・フォン・フリッケンの父フリッケン男爵の「フルートとピアノのための『主題と変奏』」の旋律を主題としている(出版に際しては「あるアマチュアの主題による」とだけ表記)。1852年の第2版では主題とは関連をもたない第3番と第9番がカットされ、「変奏曲形式による練習曲」のタイトルが付けられた。さらに、ブラームスの校訂により1890年に出版された第3版では、第1版に入らなかった5曲が「遺作」として加えられた。現在はほとんどが第1版か第3版のいずれかで演奏されるようであるが、今回のコンサートでは、シフは、敢えて第2版の「1852年改訂版」採用した。この辺にシューマンに愛着を持つシフの強い意志が感じられ、興味深い。「交響的練習曲」と名づけられている通り、全体にピアノの響きというより、交響曲を思わせるような、力強く、スケールの大きなピアノ演奏が特徴の曲だ。その間に挟まったように、繊細な変奏曲が出てきて、演奏効果を一層高める。シフの演奏は、正に乾坤一擲と言った全力投入の演奏が印象的。ただこんな場合でもシフは、ただいたずらに鍵盤を強打しない。背景には詩が常に流れているのだ。文学をこよなく愛したシューマンのように、シフの演奏もその背景には、常に文学的な響きが強く漂う。やはり、シフは一流のピアニストであることを強く印象づけられた。アンコールで弾かれた2曲のメンデルスゾーン:無言歌は絶品ともいえる演奏内容であった。(蔵 志津久)

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2014-07-28 10:23:36 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~下野竜也プレゼンツ!音楽の魅力発見プロジェクト第1回 「夏だ!祭りだ!オーケストラだ!」

                                     下野が踊る!音楽のまち、すみだも踊る!~

ヘンデル(マッケラス版):「王宮の花火の音楽」より「序曲」
小林研一郎:「パッサカリア」より「夏祭り」
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
バーンスタイン:「ウェストサイド・ストーリー」より「シンフォニック・ダンス」

ピアノ:山中千尋

指揮・話:下野竜也

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

会場:すみだトリフォニーホール

日時:2014年8月16日(土) 午後4時

 指揮の下野竜也(1969年生まれ)は、鹿児島市出身。桐朋学園大学音楽学部附属指揮教室で指揮を学ぶ。イタリアキジアーナ音楽院指揮科のディプロマ取得。1999年文化庁派遣芸術家在外研修員に選ばれ、1年間ウィーン国立音楽大学に留学、その後も2001年6月まで在籍。2001年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。2011年広島市を拠点に活動する吹奏楽団である広島ウインドオーケストラの音楽監督に就任。2013年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。上野学園大学教授。

 ジャズ・ピアニストの山中千尋は、群馬県桐生市出身。バークリー音楽大学を首席で卒業後、ニューヨークを拠点に活動。2001年アメリカのジャズ専門誌ダウンビートから「アウトスタンディング・アワード」を贈られた。2011年名門デッカ・レーベル初の日本人ジャズ・アーティストとして全米デビューを果たした。ヨーロッパ・ジャズの次世代を担うマリオ・ガルガーノ(ベース)、ミケーレ・サルガレッロ(ドラムス)とヨーロピアン・トリオを結成。自身の音楽活動10周年を記念したアルバム「レミニセンス」を発表し、全米CDデビューを果たす。

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2014-07-25 11:35:04 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~2015年、ミラノ・スカラ座音楽総監督に就任予定のシャイーのメンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」ほか~

メンデルスゾーン:序曲 「ルイ・ブラス」 (1839年初稿、クリストファー・ホグウッドによる校訂版、世界初録音)
           劇音楽「真夏の夜の夢」から序曲/スケルツォ/間奏曲/夜想曲/結婚行進曲
            ピアノ協奏曲第1番&第2番

指揮:リッカルド・シャイー

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

ピアノ:サリーム・アブード・アシュカール

CD:ユニバーサル ミュージック UCCD1398

 リッカルド・シャイー(1953年生まれ)は、イタリア出身の指揮者。14歳で指揮者としてデビュー。1988年ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任指揮者に就任。2005年からはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第19代カペルマイスターに就任した。2015年より、ミラノ・スカラ座の音楽総監督に就任する予定。このCDは、リッカルド・シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンビによるメンデルスゾーン作品集第3弾。ピアノ協奏曲では、イスラエル出身の若手ピアニストのサリーム・アブード・アシュカールが演奏。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2014-07-24 10:41:12 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

オーボエの祭典~Oboe Festa~リサイタルの日
               
       ~「国際オーボエコンクール・東京/軽井沢」最高位入賞者による~

シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
バッハ:教会カンタータ「片足は墓穴にありてわれは立つ」 BWV156より (シンフォニア)
シュニーダー:オーボエ・ソナタ
クープラン:「趣味の融合または新しいコンセール」より (コンセール第14番)
デランドル:序奏とポロネーズ
ボザ:ファンタジー・パストラール Op.37
メシアン:ヴォカリーズ・エチュード 第151番
ハース:オーボエとピアノのための組曲 Op.17
ブリテン:テンポラル・ヴァリエーション

オーボエ:カク・ヨンヒ (第5回最高位<第2位>)
      ヴィレム・ヴェヴェルカ (第7回第1位)/
      アレクサンドル・ガテ
      イヴァン・ポディヨモフ
      ルーカス・マシアス・ナバロ

ピアノ:今仁喜美子/ 江口雅子

チェンバロ:形亜樹子
 
会場:トッパンホール

日時:2014年8月2日(土) 午後3時

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◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2014-07-22 11:20:48 | 新譜DVD情報

 

<新譜DVD情報>

 

~26歳で夭折した天才童謡作家・金子みすゞの生涯を描いた新作オペラ「みすゞ」の初演ライブ盤~

石黒 晶:オペラ「みすゞ」(全3幕)

台本原案・構成・指揮:樋本英一

演出:岩田達宗

金子みすゞ:伊藤 晴

出演:上杉清仁、藤原海考、柴山正宣、伊藤 純、相澤磨由、松山いくお、青素晴、田辺いづみ、齋藤澄佳、山邊聖美、渡辺文子

管弦楽:フィルハーモニア東京

合唱:Hi's Opera Chorus

収録:2014年1月12日、新国立劇場(ライヴ)

DVD:HIOC-002

 これは、26歳で夭折した天才童謡作家の金子みすゞ(1903年―1930年)の生涯をもとに、石黒 晶が新たに作曲したオペラ「みすゞ」の新国立劇場での初演の模様を収録したDVD。金子みすゞは、西條八十から“若き童謡詩人の中の巨星”とまで賞賛された童謡作家であったが、その存在は、長い間忘れ去られていた。しかし、詩人の矢崎節夫らの努力で遺稿集が発掘され、1984年に出版されると、一躍、広く知られることとなった。さらに、東日本大震災の際に放送された「こだまでしょうか」で、多くの日本国民の胸にその名が刻み込まれることになった。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2014-07-21 09:52:26 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2014 オープニングコンサート~

ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
シューマン:チェロ協奏曲 
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」

指揮:ユベール・スダーン

管弦楽:東京交響楽団

チェロ:ダーヴィド・ゲリンガス

オルガン:松居直美

会場:ミューザ川崎シンフォニーホール

日時:2014年7月26日(土) 午後3時

 チェロのダヴィド・ゲリンガス(1946年生まれ)は、リトアニアのヴィリニュス出身(現在はドイツ国籍)。1963年にモスクワ音楽院に入学、ロストロポーヴィチのもとで学ぶ。1970年チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、世界的な注目を浴びる。1975年からは西ドイツに移住。北ドイツ放送交響楽団のソロ・チェリストを務めるかたわら、ハンブルク音楽院の教授として後進の指導に当たる。

 オルガンの松居直美は、1981年:国立音楽大学音楽学部オルガン専攻修士課程修了。在学中の1979年に日本オルガンコンクール1位。1982年西ドイツ国立フライブルク音楽大学に入学。1983年第21回リスト記念国際音楽コンクールのオルガン部門で優勝。1985年ニュルンベルク国際音楽コンクールのオルガン部門で優勝。現在、日本各地のパイプオルガンで演奏演奏会を開催している。

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2014-07-18 11:31:05 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~横山幸雄、初のシューマン・ピアノ・アルバム~

 

シューマン:クライスレリアーナ
        ピアノ・ソナタ第1番

ピアノ:横山幸雄

CD:ソニー・ミュージックダイレクト MECO‐1020

 横山幸雄(1971年生まれ)は、1987年東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中にパリ国立高等音楽院にフランス政府給費留学生として留学。1989年ロン=ティボー国際コンクールピアノ部門第3位。1990年パリ国立高等音楽院卒業。1990年第12回ショパン国際ピアノコンクール第3位およびソナタ賞を受賞。1999年文化庁芸術選奨新人賞(音楽部門)受賞。2003年上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授に就任。このCDは、自身初のシューマン・ピアノ・アルバム。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2014-07-17 10:00:54 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~日独で大活躍の日下紗矢子 ヴァイオリン・リサイタル~

ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品
イザイ:悲劇的な詩
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 他

ヴァイオリン:日下紗矢子

ピアノ:日下知奈

会場:川口総合文化センター・リリア

日時:2014年7月24日(木)  午後7時

 ヴァイオリンの日下紗矢子は、パガニーニ国際コンクール第2位、日本音楽コンクール第1位。2008年ベルリン・コンツェルトハウス管第1コンサートマスターに就任、また2013年4月より読売日響コンサートマスターに就任するなど、日独両オーケストラを兼務する、活躍目覚ましい実力派ヴァイオリニスト。

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◇クラシック音楽◇新刊情報

2014-07-15 12:38:50 | 新刊情報



 <新刊情報>

 

書名:リッカルド・ムーティ、イタリアの心 ヴェルディを語る

著者:リッカルド・ムーティ

訳者:田口道子

発行:音楽の友社

 2013年出版の「リッカルド・ムーティ自伝」に続く第2弾。ヴェルディをこよなく愛し、この作曲家に音楽家人生を捧げてきた世界的名指揮者ムーティ自らが語るヴェルディのオペラの真実。付録に、鑑賞に便利なヴェルディのオペラ作品ミニ事典付き。

書名:グレン・グールドと32人のピアニスト~不滅のクラシック~
  
著者:真嶋雄大著

発行:PHP研究所

 グレン・グールドがデビューした1955年を境に、世界のピアニズムは明らかに変貌した。19世紀ロマン派を象徴するような詩情豊かな奏法とは一線を画し、さりとてチェンバロ奏法や古楽復興ムーヴメントとも方向性を異にするピアニスト、それがグレン・グールドであった。同書は、グールド以降、ピアノ音楽を革新した32人のピアニストを取り上げ、グールドの演奏との比較を通じて、ピアノ演奏の最前線を紹介する。


                                   

書名:伊福部昭の音楽史

著者:木部与巴仁

発行:春秋社

 伊福部昭91年の人生がここにある――音楽と芸術に捧げた創造精神の息吹き。いまなお絶大な人気を誇る伊福部音楽の真骨頂。北の大地から生まれた、魂をゆさぶる圧倒的な音響と詩的な佇まい…。作曲家の肉声を収録しつつ、伊福部音楽の思想と人生を活写した渾身のドキュメント。

書名:音楽家 近衞秀麿の遺産

編者:藤田由之

発行:音楽の友社

 日本のオーケストラ界、音楽界に多大な貢献をした指揮者、作曲家・近衞秀麿(1898-1973)。昨年の没後40年を機会に再評価されはじめた。これまでセンセーショナルな伝記的物語しか出ていなかったが、近衞版といわれる編集楽譜の解説を主に「音楽家」としての全貌を改めて把握しその軌跡と作品をまとめたもの。

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