★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック◇ミケランジェリのショパンリサイタル ライブ録音

2008-08-29 11:30:44 | 器楽曲(ピアノ)

ショパンリサイタル(マズルカ、ワルツ、バラード他)

ピアノ:アルトゥーロ・ベネデティ・ミケランジェリ

CD:ERM 122 ADD ERMITAGE

 アルトゥーロ・ベネデティ・ミケランジェりは、現在私が最も聴き込んでいるピアニストだ。リヒテルと並び現代を代表する2大ピアニストといって過言でないと思う。シュナーベル、ケンプ、バックハウス、ホロビッツ・・・並み居る巨匠は数多いいが、どれも現代の感覚からすると今一つずれを感じてしまう。しかし、リヒテルとミケランジェリは違う。もう二人ともこの世には居ないが、正に今という感覚で聴くことができる。社会の成り立ちといおうか、社会生活のスピードといおうか、今と昔は何かが感覚として多少違っているのだ。イタリアという国は時々とんでもない天才を世に送りだす国だが、ミケランジェリもその中の一人だと私は思う。

 私は若いころはミケランジェリにはあまり興味はなかった。そのころショパンについてはサンソン・フランソワに熱中していてあまりほかのピアニストには関心がなかった。フランソワは情熱をそのまま鍵盤に向かいぶつけるという演奏ぶりで、若かった私にとっては一番共感を感じた。それに対しミケランジェリの演奏は、ギーゼキングと似ており、曲に対して客観的に向き合うという雰囲気が常にある。透明感といおうか、氷のかけらをその辺に撒き散らしたといった演奏振りはミケランジェリ独特なもので、曲の持つ雰囲気をありのまま表現する。ありのままといっても、やっぱりミケランジェリ風というところが天才のなせる業とでもいおうか。

 このCDは1986年のライブ録音だが音が良く録れているので、演奏会場で聴いている錯覚に陥る。生のピアノ演奏を大ホールで聴くなら自宅でCDを聴いたほうがいいと私は思う。大ホールでのピアノの音は風呂場で聴いているようで、ぼんやりしていて好きではない。歳をとると物事を客観的に捕らえることが多くなる。そんな私にとってはミケランジェリの演奏は最も共感できるピアニストなのだ。(蔵 志津久)

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2008-08-28 11:14:49 | コンサート情報

 

                     <コンサート情報>


都民劇場音楽サークル第560回定期公演

ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番
ヤナーチェク:バイオリンソナタ
ベートーベン:バイオリンソナタ第9番“クロイツェル”

バイオリン:オーギュスタン・デュメイ
ピアノ:小山実稚恵

会場:東京文化会館

日時:08年9月22日(月)

主催:都民劇場

 デュメイは1949年パリに生まれる。10歳でパリ音楽院に入学し、13歳で卒業する神童ぶりを発揮。ミルシュテイン、グリュミオーに学ぶ。現在、グリュミオーを受け継ぐフランコ・ベルギー派の正当な後継者として気品ある演奏で知られる。小山実稚恵は日本人として初めてチャイコフスキー国際コンクールおよびショパン国際コンクールの二大国際コンクールに入賞を果たした、わが国を代表するピアニストの一人。

 

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◇クラシック音楽◇ヌヴーのブラームス:バイオリン協奏曲ライブ録音

2008-08-27 12:11:26 | 協奏曲(ヴァイオリン)

ブラームス:バイオリン協奏曲

バイオリン:ジネット・ヌヴー
指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュミット
管弦楽:北ドイツ放送交響楽団

CD:PHILIPS 30CD-3026

 ジネット・ヌヴーは1949年10月26日、パリから演奏旅行のためアメリカに向かう旅客機が途中海へ墜落し、命を絶った。ポルトガル系フランス人として1919年8月生まれなので、わずか30年の短い生涯だったわけである。11歳でパリ音楽院に入ったが、わずか8カ月でバイオリン科の首席になったほどの天才振りを発揮したという。1939年、16歳のときヴィニアフスキー・コンクールで優勝し、世界的に知られるバイオリニストとなり、以後第2次世界大戦の時期を除き、世界各国へ演奏旅行を行い絶賛を博した。この間録音も行い、それが“伝説の天才”の残された遺産として我々は今聴くことができる。

 スタジオ録音がほとんどだが、数少ないライブ録音の一つがこのブラームスのバイオリン協奏曲である。ヌヴーはブラームスのバイオリン協奏曲のスタジオ録音を1946年8月に行っている。一方、このCDのライブ録音が行われたのは1948年5月3日、ハンブルク・ムジータハレと記されているので、不慮の死の1年前ということになる。普通この時代のライブ録音というと、音質が極端に悪いのが普通で、演奏内容を云々することは不可能な場合がほとんどだ。ところが、このCDだけは例外で、現在でも十分に鑑賞に堪える音質で録音されており、奇跡的ライブ録音CDとでもいっても過言でないほどである。個人的趣味からいえば、最新のCDの鮮明で分離の良い録音より、やわらかいベールに包まれたようなこのような古い録音のCDの方が、曲の全体像は掴みやすいといえるほどである。

 演奏内容はあらゆるブラームスのバイオリン協奏曲の録音の中でナンバーワンに挙げたいほどの名演中の名演だ。第1楽章の出だしから堂々としており、巨匠風の構成力は他の追随を許さない。第2楽章はがらりと変わって、豊かな感情が心の奥底から沸き起こってくるような優美な世界を描き出す。そして、第3楽章は第1楽章と同様に、巨大な建築物を下から見上げるような雄大な世界を弾きだしている。ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団も熱演している。“ヌヴーのライブ録音聴かずしてブラームスのバイオリン協奏曲を論ずるなかれ”とでも言いたくなるほどだ。ライナーノートで濱田滋郎氏も「飛びっきりの一級品」と賞賛している。何故こんな奇跡的録音が残されたのであろうか。きっと神がヌヴーの無念の死を思い、この録音を残してくれたのだろうとしか考えようがない。(蔵 志津久)

 

 

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2008-08-26 10:43:37 | コンサート情報

 

                     <コンサート情報>


「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2008」
クレメンス・ヘルスベルク楽団長講演会(室内楽付き)

カラヤン(生誕100周年)とウィーン・フィルハーモニー協会設立100周年を迎えて
「二つの生誕100周年」

おはなし:クレメンス・ヘルスベルク ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団楽団長
ゲストトーク:リッカルド・ムーティ
(イヤホンによる日本語同時通訳)

室内楽:曲目は未定

バイオリン:ライナー・キュッヘル/エクハルト・ザイフェルト
チェロ:ゲアハルト・イーベラー他

会場:サントリーホール

日時:08年9月17日(水) 午後7時

主催:サントリーホール/日本ウィーン・フィルハーモニー友の会


 恒例企画の「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」のヘルスベルク楽団長講演会(室内楽付き)の今年のテーマは、ウィーン・フィルにゆかりの深い指揮者・カラヤンの生誕100周年を記念して、「カラヤンとウィーン・フィル」。ゲストには指揮者のムーティ氏を迎える。同時にウィーン・フィルハーモニー協会についても、その歴史を楽団長が語る。


 

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2008-08-26 10:40:32 | コンサート情報

 

                     <コンサート情報>


「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2008」
クレメンス・ヘルスベルク楽団長講演会(室内楽付き)

カラヤン(生誕100周年)とウィーン・フィルハーモニー協会設立100周年を迎えて
「二つの生誕100周年」

おはなし:クレメンス・ヘルスベルク ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団楽団長
ゲストトーク:リッカルド・ムーティ
(イヤホンによる日本語同時通訳)

室内楽:曲目は未定

バイオリン:ライナー・キュッヘル/エクハルト・ザイフェルト
チェロ:ゲアハルト・イーベラー他

会場:サントリーホール

日時:08年9月17日(水) 午後7時

主催:サントリーホール/日本ウィーン・フィルハーモニー友の会


 恒例企画の「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」のヘルスベルク楽団長講演会(室内楽付き)の今年のテーマは、ウィーン・フィルにゆかりの深い指揮者・カラヤンの生誕100周年を記念して、「カラヤンとウィーン・フィル」。ゲストには指揮者のムーティ氏を迎える。同時にウィーン・フィルハーモニー協会についても、その歴史を楽団長が語る。


 

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◇クラシック音楽◇グリュミオーとハスキルのベートーベン/モーツアルトのライブ録音

2008-08-25 10:49:40 | 室内楽曲(ヴァイオリン)

ベートーベン:バイオリンソナタ第4番/第10番
モーツアルト:バイオリンソナタKV378

バイオリン:アルテュール・グリュミオー
ピアノ:クララ・ハスキル

CD:Radiotelevisione della Svizzera italiana/Rete 2  ERMITAGE

 グリュミオーハスキルの名コンビの録音は有名だが、それらはスタジオ録音だと思う。このCDはライブ録音であるところに価値がある。ただ、聴衆の大きな咳声が入っていて、プライベートに聴くならいいが、一般のCDと同列には置けない。しかし、二人の演奏が実際にどんなものだったかが窺えて、大変興味深いCDではある。基本的に演奏スタイルはスタジオ録音と変わりはないが、モーツアルトのソナタの後半から両者の演奏に熱がこもり、最後のベートーベンの第10番のソナタではスタジオ録音では聴くことができない熱気ある演奏に引き込まれる。データには1960年の録音と記されている。ハスキルは1960年に亡くなっているので、このCDは死の直前の演奏会の録音ということになる。

 グリュミオーの演奏スタイルはあくまで丹精で優美なバイオリンを奏でる。一方、ハスキルの演奏スタイルもグリュミオーに似て非常に整った優雅なピアノ演奏を特徴とする。この二人がコンビを組んだのは、ある意味で必然性があったということが理解できる。“典雅”という言葉があるが、二人の組み合わせは正に典雅そのものといって過言はない。これからグリュミオーとハスキルを上回るバイオリンとピアノのデュオーはそう簡単には出てはきまい。こんなコンビの奏でるベートーベンのバイオリンソナタは、普通我々が聴くベートーベンとは一線を画し、バイオリンとピアノが格闘するのではなく、あくまでバイオリンとピアノが縺れ合いながら、穏やかな会話を繰り広げる。モーツアルトの場合は、曲そのものが二人の特徴とぴたりと合い、まるで二人のためにモーツアルトが作曲したかのような錯覚に陥るほどだ。(蔵 志津久)

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◇クラシック音楽◇スゼーのシューベルト歌曲集

2008-08-22 16:55:14 | 歌曲(男声)

シューベルト:歌曲集「美しき水車屋の娘」「冬に旅」「白鳥の歌」他

バリトン:ジェラール・スゼー
ピアノ:ダルトン・ボールドウィン

CD:日本フォノグラフ(PHILIPS) PHCP-5078~81

 シューベルト(1797-1828年)は31歳という若さでこの世を去っている。このあまりにも短い生涯の中でつくられた作品は、今でもまったく輝きを失っていないということは驚嘆に値すると同時に、人生における時間というものはいったい何なのか、改めて考えさせられてしまう。天才といわれる人の生涯は大体短いものだが、その間の仕事の凝縮度は限りなく濃い。その濃い凝縮度の中でもさらに一層濃いのがこの歌曲集「美しき水車屋の娘」と「冬の旅」それに連作の「白鳥の歌」ではなかろうか。「美しき水車屋の娘」は青春のほのぼのとした憧れが歌われていて、聴いていても現実の厳しさといったことを、しばし忘れさせてくれる。それに対し「冬の旅」は暗く、重く、聴いていても心が閉ざされていく思いがする。だから、私は「冬の旅」全曲を通して聴いたことは実はこれまであまり多くはない。「白鳥の歌」は死に直面していたためか、暗さというよりは何か悟りの心境のような感じが強くする。

 このCDは“ジェラール・スゼーの芸術”と銘打たれ、CD4枚に収められている。スゼーは私のお気に入りのフランスのバリトンだ。残念なことに2004年にその生涯を終えてしまった。“ビロードの歌声”と讃えられていた通り、聴いていて何か夢の中にいるような心地よさがなんともいえない。私はスゼーの歌ったシューマンの「詩人の恋」のCDを何回も何回も、これまで数えられないほど聴いてきた。ところで、ドイツ音楽とフランス音楽はどうしてこんなに違うのと思えるほど雰囲気が異なるが、フランス人がドイツ音楽を演奏すると不思議にドイツ人以上のものに仕上がるケースがある。スゼーの歌うシューベルトは正にこの典型的事例だろう。私はスゼーの歌った「美しき水車屋の娘」が一番好きだ。ビロードの歌声に曲想がぴたりと合うからだ。それに対し「冬の旅」はフィッシャー・ディスカウの印象が余りに強すぎて、ほかの歌手が歌ってももう一つぴんとこない。

 シューベルトの作品はクラシック音楽の中で革命を成し遂げた。今あるリートの形をつくり上げたのもシューベルトだ。ベートーベンも交響曲の世界に革命をもたらしたが、私はシューベルトの方が革命的という点では、その存在が一層大きいのではないかと思う。ところで、モーツアルト、シューベルト、ベートーベンなき、これからのクラシック音楽は一体どうなっていくのであろうか。一時、現代音楽がクラシック音楽のこれからを作り出すのだと思われていた。「あと何十年もすると、誰でも現代音楽で鼻歌を歌ってるさ」という現代音楽の作曲家が昔いた。しかし今、現代音楽の将来は明るくない。先細りしつつあるようにも感じられる。民族音楽ももう出尽くした感がある。今のクラシック音楽界は過去の遺産だけで食べているようなもので、このままでは将来死滅しかねない。このことは現在のクラシック音楽のコンサート会場を見れば一目瞭然。年寄りが圧倒的で、若者の姿はちらほらだ。クラシック音楽界にまたシューベルトのような天才が現れて、再生してくれることを祈るばかりである。(蔵 志津久)

 

 

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2008-08-21 10:56:08 | コンサート情報

 

                     
                     <コンサート情報>



NHK交響楽団 第1625回定期公演

デニソフ:絵画
マーラー:交響曲第5番

指揮:ハンス・ドレヴァンツ

管弦楽:NHK交響楽団

会場:NHKホール

日時:08年9月13日(土) 午後6時
    08年9月14日(日) 午後3時

主催:NHK/NHK交響楽団

 指揮者のハンス・ドレヴァンツは1929年に独ドレスデンに生まれる。1963年ダルムシュタット市の音楽総監督に就任。ドイツの伝統を受け継ぐ指揮者であるが、レパートリーは古典派から現代音楽まで幅広い。N響には1976年2月に初登場し、その後1998年までたびたび指揮をした。今回は10年ぶりの登場となる。

 


 

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◇クラシック音楽◇宗次郎のオカリナ・ベスト・セレクション

2008-08-20 11:40:50 | 器楽曲

Sojiro Best Selection
まほろば/UMI-YURA/リュートのための古い舞曲とアリアより/アヴェ・マリア/大黄河他

オカリナ:宗次郎

CD:ユニバーサルミュージック

 オカリナの音色を聴くと何故か郷愁を感じてしまう。遠い遠い昔に戻って、野鳥の鳴き声を聴きながら、田んぼのあぜ道を歩いている。遠くには青く煙った山々のてっぺんが見える。懐かしくてのどかで、平和な一日がゆっくりと時を刻む。オカリナの音楽はそんな風景を思い起こさせる。今の都会生活では絶対に味わえない一瞬だ。オカリナは19世紀のイタリアで現在の形になったそうだが、それ以前も長い、長い歴史を持った素朴な楽器である。86年、NHKの特集「大黄河」の音楽を担当して一躍脚光を浴びた宗次郎は、シンセサイザーだけでなくて、オカリナでも優れた仕事を残している。そのオカリナの作品を集めたのがこのCDである。

 宗次郎はこのCDのライナーノートに「風景というのは人がいて初めてあたたかくなるのです。だから、人が見えて来るような音楽でありたいと思うのです」という文章を寄せている。私が若かりしころ、たしかニューヨークだと思うのだが、街中を歩いていて、ふと上を見たとき、宗次郎の大きな広告看板が掲げられていたビルに出くわした。そのとき私は「なぜ宗次郎なんだ」と思わず呟いてしまった。

 当時は日本全体が右肩上がりの時代で、“日本=工業製品”のイメージが定着し、我々もそれを誇りにしていた。そんなときにいきなり“宗次郎=アメリカ”という図式には正直なじめなかった。その謎が解けたのはだいぶ経ってからのことだった。宗次郎が米国で公演を行うと、多くの米国人が涙を流しながらその音楽に聴き入るという話を聞いて初めて理解できたのである。反論もあろうかと思うが米国は“強い者=正しい”が原則の社会だ。逆を言えば“弱い者=敗者”である。そんな競争社会の中で傷ついた人々にとって、宗次郎の奏でる音楽は、今考えるとどんなに救いになったかと思う。

 このCDは“Sojiro Best Selection”と銘打ってある通り、宗次郎のオカリナの魅力がたっぷりと味わえるCDに仕上がっている。お馴染みのレスピーギの「リュートのための古い舞曲とアリア」もこうやってオカリナで聴くとまた違った味わいがして面白い。バッハ=グノーの「アヴェ・マリア」にも同じことがいえる。特に夜中、しみじみと聴くには最適なCDである。このCDはある人からプレゼントされたもので、私にとってはとっても大切なCDだ。(蔵 志津久)

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2008-08-19 11:08:09 | コンサート情報

 

                     <コンサート情報>


読売日本交響楽団第474回定期演奏会

ブラームス:交響曲第3番
シマノフスキ:バイオリン協奏曲第1番
ショスタコヴィッチ:交響曲第1番

指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ

バイオリン:アリョーナ・バーエワ

管弦楽:読売日本交響楽団

会場:サントリーホール

日時:08年9月10日(水) 午後7時

主催:読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビ、読売日本交響楽団

 指揮者のスクロヴァチェフスキ氏は、1923年10月、ポーランドに生まれる。1960年からミネソタ管弦楽団(旧ミネアポリス交響楽団)の音楽監督を務め、現在は同楽団の桂冠指揮者。米国籍を得て、今はミネアポリス在住。読売日響とは1978年に初共演して以来演奏を重ね、07年4月、第8代常任指揮者に就任。

 

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