★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2017-12-29 10:30:25 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~東京フィル首席指揮者アンドレア・バッティストーニの「春の祭典」&「ウエスト・サイド物語」~

バッティストーニ

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
バーンスタイン :「ウエスト・サイド物語」より“シンフォニック・ダンス”

指揮:アンドレア・バッティストーニ

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

CD:日本コロムビア

録音:2017年5月18日、東京オペラシティコンサートホール(春の祭典)/2014年1月31日、サントリーホール(ウエスト・サイド物語)<ライヴ録音>

 指揮のアンドレア・バッティストーニ(1987年生れ)はイタリア、ヴェローナ出身。2013年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者就任。2016年東京フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任。これまで、スカラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン国立歌劇場などに出演。これから成長が見込める若手指揮者の一人として世界の注目が集まる。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-12-28 16:45:21 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~巨匠アルベルト・ゼッダに捧ぐ! ゼッダから直接教えを受けた4人の歌手が歌の競演を繰り広げる~

ロッシーニ:歌劇「ラ・チェネレントラ」より二重唱、六重唱、ロンド・フィナーレ、ほか

出演:天羽明惠(ソプラノ)
    脇園彩(メゾソプラノ)
    中井亮一(テノール)
    小堀勇介(テノール)

助演:高橋千夏(ソプラノ)
    杉山沙織(メゾソプラノ)
    工藤翔陽、高橋大(テノール)
    市川宥一郎(バリトン)
    田中大輝(バス)

金井紀子(ピアノ)

朝岡聡(ナビゲーター)

会場:浜離宮朝日ホール

日時:2018年1月6日(土) 午後2時

 2018年は、ロッシーニ没後150年。2017年3月に亡くなったイタリア出身の指揮者でロッシーニの研究の権威者であったアルベルト・ゼッダ(1928年ー2017年)に捧げられるコンサート。ゼッダから直接教えを受けた4人の歌手が歌の競演を繰り広げる。 

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-12-27 11:24:16 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~ニューイヤーコンサート2018 神尾真由子と藤岡幸夫指揮東京都交響楽団の共演~

ヨハン・シュトラウスII世:ワルツ「南国のバラ」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲「展覧会の絵」

ヴァイオリン:神尾真由子

指揮:藤岡幸夫

管弦楽:東京都交響楽団

会場:東京文化会館

日時:2018年1月3日(水) 午後3時

 ヴァイオインの神尾真由子(1986年生れ)は、大阪府豊中市出身。10歳でソリストとしてデビュー。2000年ニューヨークへ留学。「ヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション」で第1位を獲得。2002年日本に戻り、桐朋女子高等学校初の特待生となる。2003年第13回「出光音楽賞」を受賞。2004年「ダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクール」で第1位。2007年第13回「チャイコフスキー国際コンクール」ヴァイオリン部門で優勝(ヴァイオリン部門での日本人の優勝は1990年の諏訪内晶子以来2人目)。

 指揮の藤岡幸夫(1962年生れ)は、東京都出身。慶應義塾大学文学部美学美術史学科および英国王立ノーザン音楽大学(RNCM)指揮科卒業。日本フィルハーモニー交響楽団の指揮研究員を経て渡英。1993年BBCフィルハーモニックの定期演奏会に代役でデビュー。1994年ロンドンの夏の風物詩「プロムス」に同オケを指揮しデビュー。マンチェスター室内管弦楽団首席指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団指揮者を歴任、2000年から関西フィルハーモニー管弦楽団正指揮者に就任、2007年から首席指揮者を務める。

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◇クラシック音楽◇NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー

2017-12-26 06:37:55 | NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー

 

<NHK‐FM「ベストオブクラシック」レビュー>

 

~第17回「ショパン国際ピアノコンクール」優勝者 チョ・ソンジン ピアノ・リサイタル~   

   
                         
モーツァルト:ロンド イ短調 K.511
シューベルト:ピアノソナタ ハ短調 D.958
ショパン:24の前奏曲 作品28           
      ポロネーズ 変イ長調 作品53 「英雄」(アンコール)
                  
ピアノ:チョ・ソンジン
                              
収録:2016年8月5日、ポーランド、ドゥシニキ、ショパンの家     
                   
提供:ポーランド・ラジオ

放送:2017年12月18日(月) 午後7:30~9:10

 今夜のNHK‐FM「ベストオブクラシック」は、2015年第17回「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝したチョ・ソンジンのポーランドの「ショパンの家」におけるピアノ・リサイタルである。チョ・ソンジン(1994年生れ)は韓国、ソウル市出身。6歳からピアノを始め、2008年「青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール」(モスクワ)で第1位、2009年第7回「浜松国際ピアノコンクール」で最年少(15歳)にして優勝。同時に日本人作品最優秀演奏賞、札幌市長賞も受賞した。2011年、パリ国立高等音楽院に留学し、ミシェル・ベロフに師事。2011年「チャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門にて第3位入賞。2014年「ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール」で第3位。そして2015年第17回「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝、ポロネーズ賞も併せて受賞した。同コンクールでの優勝は、アジア人としては、1980年のベトナムのダン・タイ・ソンそれに2000年の中国のユンディ・リに続き3人目の快挙となった。

 最初の曲は、モーツァルト:ロンド イ短調 K.511。この曲は1787年、モーツァルト31歳の時の作品。前年には歌劇「フィガロの結婚」、同じ年には歌劇「ドン・ジョヴァンニ」という大作を生み出している。モーツァルトのシンプルな伴奏に乗せて哀愁を感じさせる美しいメロディーが奏でられる。曲の構成は、2つの長調のエピソードをはさんで、シチリアーノのリズムを持つ短調の主題が再現される。この曲でのチョ・ソンジンの演奏は、ピュアな精神とそして限りなくピュアなピアノの音質を存分に披露したものとなった。モーツァルトの短調の音楽の持つ、物悲しい雰囲気がよく出た演奏内容であり、抑制の利いたピアニズムがリスナーの胸に豊かに響きわたる。テンポは中庸を得たものであり大変聴き心地が良い。何か聴衆の心をわしづかみような魅力を奥底に漂わせた見事な演奏内容だ。

 次の曲はシューベルト:ピアノソナタ ハ短調 D.958。この曲は、全部で21曲あるシューベルトのピアノソナタの最後の3大ピアノソナタの最初に当たる曲で、全体では第19番目のピアノソナタ。ハ短調というベートーヴェンが好んで用いた調性を使ったことでも分かるように、全体に力強いベートーヴェンのソナタを思い起こさせるような曲に仕上がっている。前作のト長調のソナタからほぼ2年の歳月が過ぎており、シューベルトの死はもうほんの2か月後に迫っていた。当時、シューベルトは貧困の中で、死の病と闘いながら、必死で作曲を続けていたわけである。この前年には、シューベルトが師と仰いだベートーヴェンがこの世を去っている。この曲は、そのようなときに書かれたわけで、ベートーヴェンの後継者でありたいと願ったシューベルトの心情がよく表れた作品と言える。この曲でのチョ・ソンジンの演奏内容は、モーツァルトの時とがらりと変わり、全体の構成をがっちりと組み上げ、一音一音を確かめるように弾き進む。比較的ゆっくりとしたテンポをとり、重々しいピアニズムが一際印象的な展開を見せる。何かチョ・ソンジンの精神がシューベルトに乗り移ったような凄味さえ感じられる優れた演奏内容であった。

 最後の曲は、ショパン:24の前奏曲 作品28。この作品は、24曲がすべて異なる調性で書かれており、これはバッハの平均律クラヴィーア曲集に倣ったものと言われている。全曲通して一つのまとまりがあるため、全曲通して演奏されることが多い。この辺はショパンの天才たる天才の所以であるといっても過言なかろう。曲の配列は、ハ長調、イ短調、ト長調、ホ短調 …と平行短調を間に挟みながら5度ずつ上がっていくという順序をとっている。チョ・ソンジンは、2015年第17回「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝いるだけに、このコンサートでの出来栄えに演奏前から期待が高まる。結論から言うと、一曲、一曲の表情の付け方は、非凡さがよく表れた演奏に終始した。烈しくピアノを鳴らしたかと思うと一方、愁いを含んだ情感あふれるピアノ演奏が、包容力と説得力のあるものに昇華されており申し分ない、のだが・・・。全体を聴き終わり、振り返った時に何か強烈に訴える力といったいうものが、もう一つ欲しかったというのが私の偽らざる感想である。演奏前の期待感があまりに高かったからそう感じるのかもしれない。(蔵 志津久)            

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-12-25 11:11:52 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~サントリーホール・ニューイヤー・コンサート 2018~

ポンキエッリ:オペラ「ジョコンダ」から「時の踊り」
スッペ:オペレッタ「ボッカチオ」から「恋はやさしい野辺の花よ」
J. シュトラウスI:ヴェネツィア人のギャロップop.74
J. シュトラウスII:オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」から「ゴンドラの歌」
マンクージ:ワルツ「ローマ散策」
ロッシーニ:オペラ「ウィリアム・テル」序曲
レハール:オペレッタ「ジュディッタ」から「友よ、人生は生きる価値がある」
J. シュトラウスII:ワルツ「シトロンの花咲くところ」op.364
レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」から「ヴィリアの歌」
フチーク:フィレンツェ行進曲op.214
レハール:オペレッタ「パガニーニ」から「誰も私ほどあなたを愛してはいない」
J. シュトラウスII:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314、ほか

指揮:グイド・マンクージ

管弦楽:ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団

ソプラノ:アドリアーナ・クチェローワ
テノール:メルツァード・モンタゼーリ

舞踏:バレエ・アンサンブルSVOウィーン

会場:サントリーホール

日時2018年1月1日(月・祝)/2日(火)、3日(水)  午後2時

 サントリーホールのニューイヤー・コンサート。オペレッタの殿堂として名高いフォルクスオーパー(国民劇場)のオーケストラのウィーン・フォルクスオーパー交響楽団による本家本元のオペレッタやウィンナ・ワルツの演奏に加え、舞台をより華やかに彩るバレエ。 サントリーホールのニューイヤー・コンサート初登場となるソプラノのアドリアーナ・クチェローワ。テノールのメルツァード・モンタゼーリはフォルクスオーパー交響楽団と15年以来6度目の共演。 

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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2017-12-22 10:48:22 | 新譜CD情報

 

<新譜CD情報>

 

~日本から世界へ発する若き才能 第6回「仙台国際音楽コンクール」ピアノ部門優勝者 キム・ヒョンジュン~ 

OVCT_00113_H14

モーツァルト:ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.280
シューマン:謝肉祭 作品9
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 作品14
グリュンフェルト:「ウィーンの夜会」~ヨハン・シュトラウスのワルツ主題による演奏会用パラフレーズ

ピアノ:キム・ヒョンジュン

録音:2017年6月26~27日、日立システムズホール仙台(仙台市青少年文化センター)にてライヴ録音

CD:オクタヴィアレコード OVCT-00138

 ピアノのキム・ヒョンジュンは韓国出身。2010年「パデレフスキ国際ピアノコンクール」で2位及び審査委員特別賞を受賞し、ヨーロッパの主要都市で演奏活動を展開。そして2016年に第6回「仙台国際音楽コンクール」で優勝。仙台のコンクールで優勝した後、翌年には日本全国でのリサイタルツアーを行い、日本の聴衆にも高い評価を受けた。現在、ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院でムン・ヨンヒに師事。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-12-21 10:35:29 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~サントリーホール “ジルヴェスター・コンサート2017-2018”~

<第1部>

ロッシーニ:オペラ「ウィリアム・テル」序曲
ポンキエッリ:オペラ「ジョコンダ」から「時の踊り」
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「騎手」op.278
マンクージ:ワルツ「ローマ散策」

<第2部>

ヨハン・シュトラウスII:オペレッタ「こうもり」(抜粋)

 「こうもり」をギュギュッと凝縮。音楽とセリフで進むお話は、今も昔も変わらない、男と女の人間模様。
 スッキリと新年を迎えることができるのか、カウントダウンを乞うご期待!


指揮:グイド・マンクージ

ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団

ソプラノ:アドリアーナ・クチェローワ、天羽明惠、鷲尾麻衣
メゾソプラノ:米谷朋子
テノール:メルツァード・モンタゼーリ、又吉秀樹、糸賀修平
バリトン:吉川健一、町英和

バレエ・アンサンブルSVOウィーン

会場:サントリーホール

日時:2017年12月31日(日)  午後10時(0:30終演予定)

 

 これが、ウィーンとサントリーホールの年越し!聴衆と出演者、2,000人で作る年越しコンサート。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-12-20 11:18:25 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~MUZA ジルベスターコンサート2017~

<第1部>

オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」より 序曲
ヨハン・シュトラウスⅡ世 :ワルツ 「酒、女、歌」
ヨハン・シュトラウスⅡ世 :チク・タク・ポルカ
レハール:ワルツ「金と銀」

<第2部> 
 
「サンセット大通り」より オーヴァーチュア
僕の願い(ノートルダムの鐘)
ホール・ニュー・ワールド(アラジン)
カラー・オブ・ザ・ウインド(ポカホンタス)
「オペラ座の怪人」より オーヴァーチュア
ミュージック・オブ・ザ・ナイト(オペラ座の怪人)
オン・マイ・オウン(レ・ミゼラブル)
ディス・イズ・ザ・モーメント(ジキル&ハイド)
スターズ(レ・ミゼラブル)
私だけに(エリザベート)
アズ・イフ・ウィー・ネバー・セッド・グッバイ(サンセット大通り)
アイ・ガット・リズム(クレイジー・フォー・ユー)

演出:原 純

指揮:秋山和慶

管弦楽:東京交響楽団

ヴォーカル:岡幸二郎、土居裕子、石井一孝、木下晴香

会場:ミューザ川崎シンフォニーホール

日時:2017年12月31日 (日) 午後3時(午後5時15分終演予定)


今年の聴き納め。年末にふさわしい、華やかなステージに乞うご期待!

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◇クラシック音楽◇新刊情報

2017-12-19 07:34:00 | 新刊情報

 

<新刊情報>

 

書名:メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン~音楽界の至宝が語る、芸術的な演奏へのヒント~

著者:ウィリアム・ブラウン

訳者:瀧川 淳

発行:音楽之友社

 クラシック界の至宝、巨匠メナヘム・プレスラーの芸術的ピアノ演奏の神髄を伝える1冊。70年以上のキャリアを誇り、ドイツとフランスから勲章も授与されているプレスラー。彼が1955年に結成したボザール・トリオは世界屈指の室内楽団として長年称賛を集め、世界各地で年間100以上のコンサートをこなし、レコーディングではピアノ室内楽の曲をほぼ網羅するなどしていたが、2008年に解散。以後プレスラーはソリストとしての活動を行う。「Part Ⅰ」では、半生や演奏論、練習方法(自作練習譜付き)など。「Part Ⅱ」は、マスタークラスやレッスンで扱った23曲について、彼が発したコメントやアドヴァイスを小節ごとに細かくまとめ紹介。


 
書名:ウィーン・フィル コンサートマスターの楽屋から

語り:ウェルナー・ヒンク

構成・訳者:小宮正安

発行:アルテスパブリッシング

 名指揮者バーンスタインが「ヒンケルレ(ヒンクちゃん)」と呼んで愛した、 「ウィーン・フィルの音」を体現する元コンサートマスター、ウェルナー・ヒンクが語り下ろした名門・名手の素顔!クライバー、ベーム、カラヤン、小澤征爾ほか名指揮者たちとのエピソード、室内楽の喜び、コンマス登用試験の秘話、日本ツアーの思い出、演奏仲間や家族への想いー。「コンサートマスターの仕事とはどのようなものか、音楽をするとはどういうことか、そして私を育んでくれたウィーンの音楽文化とは何か」日本オリジナル企画。

 

 
書名:いまに生きるベートーヴェン~生涯・作品と演奏法の変遷~

編者:音楽の友、レコード芸術

発行:音楽之友社(ONTOMO MOOK)

 2015年刊行のONTOMO MOOK「ベートーヴェン 不滅の音楽をめぐる演奏家たちの挑戦」以降、ベートーヴェン研究の世界も、またとりわけ演奏分野も活況を呈し続けている。3年後の2020年はいよいよ“生誕250年”の一大メモリアルイヤー。その記念年に向け、ベートーヴェンを大整理&大予習するための最新MOOK。ベートーヴェン・フリークも、これからベートーヴェンにハマろうという方も必携。


 

書名:和声法がさくさく理解できる本

著者:土田 京子

発行:ヤマハミュージックエンターテインメント(1冊でわかるポケット教養シリーズ)

 「音楽をやるうえで和声は覚えておいたほうがいいけど、複雑で難しくて大変!」そんな声に応えた1冊が登場。著者のユーモラスでわかりやすい語り口調で和声を知ろう。難解とされる和声を、基礎からていねいに解説。譜例と実践練習を間に差し込むことで、理解度アップ。気軽に読める語り口調でするする進められる。

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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-12-18 10:53:13 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~“世界のオオノ”、音楽監督を務める東京都交響楽団の「第九」を振る~

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

指揮:大野和士

管弦楽:東京都交響楽団

ソプラノ:林 正子
メゾソプラノ:脇園 彩
テノール:西村 悟
バリトン:大沼 徹

合唱:二期会合唱団
  
会場:サントリーホール

日時:2017年12月26日(火) 午後7時

 指揮の大野和士(1960年生れ)は、東京都出身。東京芸術大学指揮科に入学。大学卒業後、25歳の時欧州に渡る。1987年「アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール」で優勝。1988年ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者・音楽監督に就任。その後、カールスルーエ・バーデン州立歌劇場の音楽総監督、ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督を務めた。2008年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者、2012年アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。2015年東京都交響楽団の音楽監督、また同年バルセロナ交響楽団の音楽監督を務める。2018年より新国立劇場のオペラ部門の芸術監督に就任予定。2010年日本芸術院賞・恩賜賞受賞。サントリー音楽賞受賞。文化功労者に選ばれる。2017年フランス共和国より芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲。同時にリヨン市からリヨン市特別メダル授与。

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