藪遊び

藪歩きの後、体の表面に付いた見えない
砂鉄のようなもの
小瓶に集めて、眺めてみます。

数えて・・

2023-05-25 14:52:42 | 山で


午後からの晴れ予報を頼りにして
午前中は雨のぱらつく中を 登って行きました。


  キンギンカ

山裾には 最盛期のキンギンカやウツギの花がいっぱいです。


  ウツギ

濡れたガレ場を 滑らないよう登り詰め
山頂に着く頃 時々 日が射してきました。



遠くの山々にはまだ雲がかかり 強い風も吹いていますが
爽やかで・・



下を見下ろしながら 現状の幸せをフツフツと思います。
朝起きて・・どこも痛くない 幸せ
本調子でないにしろ・・予定したコースを何とか歩ける 幸せ


  ギンリョウソウ



下りながら 陽炎のように滲み湧く充実感を 両手の平で
小さなお団子にして・・胸ポケットに仕舞える 幸せ

温泉銭湯の湯船に沈み・・身体に安らぎが満ちていく 幸せ
冷たいビールを美味しく飲めて・・ゆっくり眠れる 幸せ


  鬼の洗濯板

小さな幸せを数えていたら きりがありません。
小さな不幸せだって 数えていたらきりがないでしょうから
・・・数えるのは 幸せだけにしておきましょう・・。


  カワラヒワ


ちょっと山 後 温泉

2023-05-17 07:48:04 | 山で


やや調子付いて 山へ向ってしまったので・・
今回は温泉で身体を休める事として
その前に ちょっとだけ入山です。(??)


  リスが胡桃を食べたのでしょう。

気になっていた 山芍薬の花期には間に合わないにしても
どれ位 無事に花を咲かせたのか・・を知りたくて



人目に付かないはずの急斜面ですのに
見つけられた開花終了の株は たった一株だけ
昨年は10株位は 花を付けていたのに・・・



帰りに 通行止ルートに入り 何時もの沢を
裸足になり 冷たい流れに入って渡り
(今の私には 橋積みをする力はありませんので・・)



お気に入りの 水のカーテン壁や夫婦滝・親子滝の空間に
癒されて・・再び沢を渡り 登山靴を履いてフッと沢を見ると



ミソサザイより大きな鳥が 水中に飛び込んで
捕った何かを もう一羽がしきりにねだって貰っています。







これは・・カワガラスの子育て現場です!!
そっと倒木に腰を下ろして カメラを構えて連写するのですが
親も子も 動き回っていてピントが合いません。
何十枚も撮って ようやく数枚だけピントが合いました。


  こちらが元気なひな鳥です。


  そして忙しい親鳥です。

この後 午後からは温泉でのんびりと
傷跡を癒していますから ご安心ください。


  イワタバコの葉も成長してきています。

咲き終わり・・と咲き始め

2023-05-16 07:35:54 | 山で


そして いよいよ・・1000m代です。
藪は当分 懲り懲りですので ようく分かっている
ワイルドで急登ありのコースへ 久し振りに入ります。



ゆっくりとしたペースで 沢沿いを登り詰め
急登の斜面に取り付き・・



ここまで来られたら 後は辛抱して登り着くだけです。





山頂直下で 地面に散らばっているピンクの花は?
おやおや すっかり諦めていた石楠花の花が
山頂付近ではまだ からくも咲き残っていて
思いがけない嬉しさです。





下りに使った尾根筋では 下方の石楠花群生地の花は
もうすっかり落ちて 葉だけの味気無さだったのですけれど・・



その代わり(?)このところ 頭だけ出していたギンリョウソウが
ようやく頭をもたげて 咲き出そうとしていました。





もうすぐ 私の好きな白馬の群れが出現する事でしょう。


病後の初藪探索

2023-05-15 09:08:34 | 山で


気になっていた探索行の一つを 200m代だから・・と
やってみると・・・これが密藪通過の手強いルートで・・
病人あがりにはまだまだ早過ぎたようでした。





何度も引き返す事を考えながら・・猛藪と格闘して
引っ掛かれたり引き戻されたり・・・

ただでさえギクシャクしている身体ですから
一歩も前へ進めなくなると 後ろへも下がれません。


  鹿の寝床らしい所に抜けた白い毛があります。

探索行は(特に藪ルートは!)標高には関係なく
ひたすらハードになります。(病人あがりが踏み込む所ではありません。)



ようやく 目的の三角点までへとへとで
反対側からのルートを繋ぎ 再びその藪ルートを引き返したのでした。


ノッタリ クッタリ・・?

2023-05-12 16:16:55 | 山で


次は 遠見山の見晴台(720m)を目指してみました。
体力も削げているので ノッタリ クッタリ・・です。



何とか見晴台まで登り着き 晴天の中有難くランチとして
もうひと頑張り 山頂(805.9m)まで足を延ばしました。



どちらを向いても新緑の中 気持ちだけは軽いのですが
身体の方は そうもいかず・・



ようやく山頂へ着いたのも そこからの東山と鳴滝山の
懐かしい 山頂ラインを見たかったからです。



誰にも会わないまま ゆっくりと中島口へと下りました。



いつものヌタ場で 何時ものようにオタマジャクシが大発生しており・・
この中のほんの僅かしかカエルに成れないから・・・
大量に発生させるのですね?



大量のオタマジャクシが出ます‼



この山域で初めての 水晶系を拾いました。



久し振りで見かけた ハンショウヅルが沢山の花を下げていました。