藪遊び

藪歩きの後、体の表面に付いた見えない
砂鉄のようなもの
小瓶に集めて、眺めてみます。

おっ!見合い?

2021-01-25 15:34:05 | 山で


若桜の町は 毎年積雪量の多い所なのですが
今季の大雪で 町も山も雪だらけです。

町の裏山にあたる 鬼ヶ城跡への登山口は
雪の壁状で踏み込めないので 何時も雪道ルートとして使う
尾根の突端から 尾根上へ這い登りました。


 鹿(?)のねぐら跡?

尾根上の深雪にビックリしながら あちこちの倒木を迂回して





ようやく 三の丸まで登り付くと 晴天の元 
はるか向かいの 氷ノ山山頂の避難小屋が
クッキリと見えています。



風も無く ポカポカと日溜まりでランチとして
のんびりと 『空は”くう”で 何も無い・・って事で
空色の青は 何も無い場所の色なんだなぁ・・』なんて(?)
考えながら ゆっくりと立ち上がると同時に

すぐ目の下の斜面から 2頭の鹿が飛び出して来ました。
1頭はそのまま走り去りましたが もう1頭は立ち止まりました。

『私は”木”です・・ここにある”木”です・・』っと
生き物としての気配を消し(?)ピクリともしないで立っている
私を 明らかに気にして こちらを見ているその鹿は・・

”木”の私と 明らかに視線を合わせているはずなのに
動こうとしないのです。”木”でない私は 指先だけソロソロと
動かして 腰のカメラを取り出して静かに何枚かシャッターを切りました。







5分位は 見合っていたのですが・・
私がアングルを変えようと 少し足場を動かした途端に
飛び去って行ってしまいました。
野生動物たちにも 必ず好奇心があるのだと思います。



その後 中代山へ向けて登り 1時のタイムリミットで
Uターンして下りて 下山コースはスリリングな
川へ向かう谷コースをとってみましたが・・・
ルートは雪に埋もれ 倒木だらけのガレ場斜面はスリル満点❕

勿論 山中に人けは皆無で ワカンが無ければ
全く踏み込めない世界でした。低山なんですけれど・・。

再び

2021-01-23 07:54:34 | 山で


で・・1日おいて3日目に 再チャレンジです。
前々日に6合目まで付けてある 自分のワカン跡を利用すれば
山頂まで行けるかもしれません。



そして 無事に見晴台へ登り着き
どっと深くなった 山頂への稜線を一人ラッセルで奮闘し



ようやく山頂へ❕ やはり完登は充実感が湧きます。



下山ルートに 雪崩の危険がありそうで 
登りルートとして避けた 北側斜面トラバースルートを
恐る恐る下り始めてみると・・・

予想通りに雪崩の巣!! あちこちに雪崩の跡が残っており
上部に雪もタップリ付いていて・・ビビッて再び登り直して
登ってきた安全ルートを そのまま下ったのでした。









今回は熊の足跡らしいものも 何か所かで見ました。
冬ごもり中でも この辺りでは時々 冬眠から覚めて
ウロウロするのかな❓





そして これは何の足跡なんでしょう?


途中まで

2021-01-22 20:17:32 | 山で


今季は山も大雪で 1月2月は私の体力では
時間切れ!の途中山が続きそうです。

久々の晴れ間に 遠見山へ入ってみましたが・・
入口の獣除けフェンスの周りの 雪かきから始めなければ
山道へ入ることも出来ませんでした。



そして ワカンでズボリズボリと急斜面を登り
送電線鉄塔付近では 腰まで落ち込んだりしながら
まっさらな斜面に ワカン跡を付けて行きました。



元気に食べ物をついばんでいるのは
コガラやエナガの群れ ゴジュウガラも時々見かけます。


 ヤマガラ

雪面には 鹿 猪 兎 それに テンや狐やリスらしい
足跡がいっぱい残っていました。

尾根筋に出ると 積雪量が少し浅い所もあり
急登を頑張って登ってみましたが
風が強くなって来たので 6合目付近で
Uターンして下ってしまいました。


 まだ新しい 熊の爪傷

温泉銭湯

2021-01-08 19:16:46 | 雑感


今回の寒波は 本当に冷え込んで・・・
こちらでの積雪量は さほど多くはなかったのですが
サラサラの粉雪で 除雪跡などカチカチのツルツルです。

昨夜はついに 今季初の湯たんぽを作ってしまった位です。
お風呂にお湯を溜めようとして 湯が出ない!
のも仕方ない きっと何処かが凍っているのでしょう。

今日 業者さんに来てもらったのですが・・
寒さが緩んで溶けるまで待つしかない!って・・そんなのアリ?

それでも 我が家から車で5分の地域には
温泉銭湯が4軒もあるのです❕

早速行って お湯に浸かり・・そういえばこの地域の温泉銭湯は
その昔(70年近くも・・)借家暮らしだった 若い父母が
幼い私を連れて通った場所であった事を 思い起こして
しみじみと見回してしまいました。

湯気の向こうに 元気で乗り越えなければならないものを
沢山抱えた 若い母と 真っ白な未来に包まれた 幼い私の
気配が モワモワ・・とあるようで・・。

そして 何にしても 凍結が緩むまでしばらくは
温泉銭湯通いなのです。

お初山

2021-01-07 16:55:54 | 山で


コロナ コロナ・・でバタバタしているうちに
あれよあれよ・・と新しい年が明けました。

そこで(?)本年も例年通り 初山として
鷲峰山へ向かってみました。
今季の初ワカンを楽しみにしている Iさんも一緒です。

ところが 今季の積雪量は 年末年始の大雪で
なかなかに多く まず 道路から駐車スペースに
雪の垣で(除雪車の作った・・)全く入れません。
仕方なく少し引き返して バス停の空間の隅に車を置きました。



当然 山道への踏み込みから ワカン装着です。

雪に倒れ込んだ木々や藪を かい潜りながら登るにつれ
積雪量は増えていき 時々ラッセルを交代しながら・・

お互いに 先頭と二番手との体力消耗の差の大きさを
改めて痛感し・・



3時間奮闘して ようやく半分の地点です。
積雪量は 登るにつれて増えていきますから
山頂まで あと4時間はかかる!とみて 撤退を決めて
ゆっくりと 日溜まりでランチを済ませて



ザクザクと 登りの三分の一の時間で下り
温泉に直行!!の お初山となりました。

今季の積雪量では 1月2月は なかなか山頂まで
行けそうにありません。