藪遊び

藪歩きの後、体の表面に付いた見えない
砂鉄のようなもの
小瓶に集めて、眺めてみます。

”えらいこっちゃ~”の谷ルート

2022-11-30 07:54:05 | 山で


晩秋の 清々しい谷筋を辿るつもりで入った
弁天山谷ルートだったのですが・・・



前回(7月)に辿ってから5ヶ月足らずの間に
何と!間伐用の(?)作業道が 縦横無尽に(!!)
山肌をはい回っており・・





谷筋には 間伐材が投げ落とされて ルートは消滅!!
歩く事が出来ません。


  ヒヨドリジョウゴ

”えらいこっちゃ~”の谷ルートを 何とかかんとか這い登ると
途中で作業道が横切り その道に這い上がるのに一苦労です。


  豆電球のようなヤドリギの実


  本体は高い木の上です

とりあえず尾根の取っ付きさえ分かれば 何とか本来の尾根に
登り着けるだろう・・と消え果てたルートを思い浮べながら
山肌の”ある場所”を 目で探して歩きます。



おお!あそこだな? 記憶にある岩石の場所を高みに見つけて
斜面を這い登り・・ようやく廃道となったルートの痕跡から
本来のルートに乗り 山頂へと辿る事が出来ました。


  オオカミ木のいる山頂



三倉富士も往復して弁財天へ下ると 入口の案内板の”谷コース”の上に
”通行止め”と書かれたテープが貼ってありました。

これは明らかに 人為的作業によるルート消滅です。
あの美しい谷ルートは 何処へいってしまったのでしょう❕


  森のヤギ頭


  森の人影

冬季宣告(?)の空

2022-11-29 15:23:25 | 山で


”冬季入山禁止”となっている 兵庫県の蘇武岳へ
ギリギリの11月後半に行きました。



なぜ入山禁止か? 登山口がスキー場なのですから
当然 積雪量は深いはずで・・秋山気分で安易に
ハイカーが入り込まない為なのでしょう。



すっかり葉を落とした巨樹の谷は スッキリとしていて
葉のある時期には見えなかったイロイロ(遠くの稜線や
スキー場の頭など)が見え面白く・・



ブナ林の尾根に入ると その広大な どちらを見ても
葉を落とした清々しいブナしか見えない 山々の斜面に
改めて見入ってしまいました。



山頂での360度の展望と “冬に入ってるぞ!”と宣告しているような
(個人的感想です) 空と雲❕ あぁ・・冬の気配です。



枯葉に埋もれたルートを スリップしないように
四つ山を越えて 大杉山へ そしてロングの
周遊コースを登山口まで戻ったのです。


  《オマケ》 2機のクロス部分だけ飛行機雲は出来なかった。
        Kさんが見つけた空中の不思議!・・の図

冬仕様に・・

2022-11-22 15:15:18 | 山で


脚の様子を見ながら 氷ノ山仙谷へと入ってみました。
相変わらず入口(出口にも)には ”立入禁止”のテープが張られています。



静かな荒れた沢筋を登り詰め 尾根の鼻から
急な斜面を稜線まで出ると・・


  コガラ


  ほぼ誰も通らない谷筋には まだ新しめの鹿骨がありました。

そこからは霜の世界が始まっていました。
陽の光が当たってない場所だけが 融け残って・・





いよいよ冬季の始まりです。



山頂までは誰にも会わなかったのですが 山頂には兵庫県側からも
登山者達が 6・7人も居ました。


  誰にも採られなかった山葡萄

すぐに三ノ丸へ向かい 三ノ丸でランチを済ませて
鳥取側へ下り始めると また静寂なコースになります。



仙谷からの登りと こしき岩から山頂へそして三ノ丸へと辿ったラインを
一望に見渡して 痛まなかった足筋肉に感謝しながら
スキー場上部へと下って行きました。



スキー場のリフトには しっかりと椅子が設置されていて
雪が積もるのを待ち構えていました。



探勝路に入って 静かな山道を車へと帰ったのです。

リベンジ?厄払い?

2022-11-17 17:14:56 | 山で


実は・・・足筋肉を痛める前の事です・・
県境の峠を越えて この山(三久安山)に登る為
車で林道へ入り 間もなくタイヤがパンクしてしまいました。



今頃の車は 替えタイヤを積んでいないので・・
パンク修理剤を使ってみたのですが 傷の場所が悪く修理不可で
保険会社やJAFと電話でやり取りして・・・


  山芍薬の実

ようやく車と人間2名を 鳥取市のディーラーまで運んで貰ったのでした。



その 厄の付いた山へ(結局その時は登るどころでなく 引き返して
いるのですから・・)ようやく気合いを立て直し リベンジに再訪したのです。
前回の同行者 Kさんと共に・・。





林道の同じ場所で ちょっとコタコタありましたが・・
今回は無事に奥まで進み 車を置いて 誰も居ない紅葉の狭間の
美しい景観を充分に堪能して 久々に冬仕様の冷風に凍えながら
山頂までの往復をする事が出来ました。



そして林道の入り口付近の 小さなお不動様へ厄払いを祈り
清々しく リベンジ山行を終了したのでした。


まだ続く山城跡探索

2022-11-13 08:01:24 | 山で

  コウヤボウキ

残っていた気になるエリアの 山城跡周遊をKさんとやりました。
地元の方々が 整備を終えたばかりらしいコースです。


  尾根上にあったヌタ場 この水は何処から来たのか??


  お姫様も登ったらしい(?)大石

何よりも羊歯藪・笹薮が刈り払ってあるのが 有難く
地図とテープ頼りの登りを終え 山頂に着くと・・
こちらも木が刈られて 湖山池から海へと展望が確保されていました。



帰途の下りは ルート沿いにトラロープが張り巡らされており・・興ざめです。
それは”登降補助”という固定の仕方ではなく ”道案内”という固定の仕方で・・


  コムラサキシキブ

『何が何でも 我が地元の山で迷わす訳にはいかない❕』という
意識がありありと浮ぶようで・・・


  サルトリイバラ

う~ん どういう方々を集めて歩かせたいのかなぁ?
複雑な思いのする コース探索でした。