藪歩きの後、体の表面に付いた見えない
砂鉄のようなもの
小瓶に集めて、眺めてみます。
先日の 泉山探索コースでは また
アカゲラのラブコールに遭遇してしまい
聞き入りながら 写真を撮りました。
そして 昨年実を採った サルナシの花が
そろそろ実になりかけています。
ギンリョウソウも まだ所々に残っていました。
下山路では 笹の新葉があまりにも美味しそう（？）
なので 沢山摘み取って持ち帰り
粽を作ったりもしたのでした・・・。
久し振りに 岡山県の山へ入りました。
鏡野町の泉山です。
人気の山ですから 今までは必ず数人の
登山者に出会っていますけれど 今回は
稜線で 一人の男性に会っただけでした。
登りで 気になっていた健脚向き探索コースを
辿ってみたので 稜線へ出て
あちらこちらで咲いている ちょうど見ごろの
ささゆりを見て 満足して
山頂へは行かずに 下りて来ました。
今度は 大阪で大きな地震がありました。
こうして 私達は 何処に居ても 何が起こっても
不思議は無い時間を生きている事を
思い出させられます・・・。
そして いつも通りに過ぎる
日常時間の 有り難さや幸せ感を・・・
何でもない日常の 大切な部分を
生き生きと抱えて 生きていたい・・と
改めて思い直すのです。
今年初の ササユリが一本
しっかりと綺麗に 咲いていました。
稜線の木陰の下です。
淡いピンクが 可愛い・・です。
下の方では ウツボグサが
あちこちで 花を咲かせています。
木の先端や枝先では
ホオジロが囀り続けていて・・
名前は知りませんが（キアゲハ？）
蝶の綺麗な色彩に 目を奪われたのでした。
萱原や笹原の続く 篭山の稜線も
ぐっと草深くなってきていました。
遅出の蕨を ポチポチと摘みながら
稜線を登って行くと・・強い日差しに
ジリジリと焼かれていくのを感じます。
風は爽やかで 気持ちいいのですけれど・・
サルトリイバラの実が もう大きく付いて
後は 秋に向かって赤くなるだけです。
滝の神様（？）の側の ホオの大木の前に
包み込むような ヤマボウシの開花です。
梅雨の合間の しっとりと潤った山中で
ギギッギギッっと アカゲラが頻繁に鳴き
誘われてやって来た雌と 近場の木々を隔てて
鳴き交わしています 長々と・・
下から それを見上げている私も
何やら 人間時間から フイッっと外れて・・
彼方に望まれる 人々の世界を
不思議な気持ちになって
見つめたり・・・したのでした。
