朝7時半に 家を車で出発
通勤ラッシュ(と言っても車数が多いだけの田舎街)の
皆様方とは逆に 山へ向けて走ります。
登山口付近の空地に 車を停めて 身支度を整え
ザックを背に歩き出すのが 9時
谷筋に踏み込むと 前夜の平地での雨が
山では新雪となって降り積もっています。
積雪に消されたルートを 考え考え辿り
数年前の大雨でえぐれてしまった 急斜面を
倒木を避けながら 難行して登り・・
ようやく 山頂に飛び出ると
そこは 白銀の別世界!!
今までは 白銀の中をモゾモゾ動いていたのが
ここに来てようやく 上から俯瞰できるのです。
霧の中に見え隠れする 遠くの山々
樹氷で飾り付けられた 近くの山々
そして 稜線を今しがた通過して行ったような
生々しい キツネ?の足跡。
ここにも 春に美しい花々を付けるシャクナゲが
雪の中で 花芽をスタンバイさせています。
風も無く穏やかな山頂で ただ一人 充分に楽しんで
下りは急な尾根コースの為 アイゼンを付けました。
ザクザクと慎重に下り続けて
車へ帰着したのが 13時半
街へ帰って 温泉銭湯へ入ったのが15時前で
脱衣場で喋っていた 湯上りのオバーチャン2人の他は
皆無で たった一人でのんびりと湯舟に浸かったのでした。
こんな 田舎街での”山遊び暮らし”って
とんでもなく贅沢な時間だ・・って
つくづく思っています。
何か 申し訳ないような・・・。