藪遊び

藪歩きの後、体の表面に付いた見えない
砂鉄のようなもの
小瓶に集めて、眺めてみます。

こんな秋も・・

2019-10-30 18:37:03 | 山で


大きな台風の 数多く来る年です。
度々 被災された地方の方々に
心からお見舞い申し上げたいと思います。



山へ入っても 何だか実りの秋がすっ飛んで
寂しい冬の始まりが来ているような 気配です。



霧の山中へ 山葡萄を目指して来てみましたが
目的の場所には 一房も残っていず(?)



別の所で なんとかかき集めた房は 実付きが悪く
・・ジャムも少ししか作れませんでした。



まあ こんな秋もあるでしょう
被災地の方々は それどころではなく
日常の生活へ向けて 大変な思いをなさっている
事でしょうから・・・

1日も早く 日常が戻ってきますように!!


 ツルリンドウの実

他に私の見たものは・・

2019-10-24 09:36:38 | 山で


霧の山中で 他に私の見たものは
まず 登山口付近でまだ咲いていた
キバナアキギリ



そして 山道に入って
ツキヨタケ(?)



マメザヤダケ(?)



そして何と ツチアケビの実!
それも数株まとまって・・
もう20年位は 花の開花時期に出会っていません。
こうして目立つ実にだけ 出会っています。



ツリガネダケのかもし出す 秋色の構図にも
出会いましたっけ。

霧を抜けて・・

2019-10-23 20:41:05 | 山で


ところが 稜線上の小さなコブを越えた途端に
この景観!!
標高が上がって 霧を抜けたようです。



稜線の反対側に まだ霧は湧いておらず
山の背で くっきりと分かれています。





こういう日 独特の深みのある展望が
待っていてくれました。
霧の中で Uターンしないで良かった!!



馬の背の 岩場も越えて・・



到着した山頂には 反対側の矢筈ヶ山から来たという
青年が1人居ました。



彼が降りて行った後 1人でゆっくりと景色を堪能し
岩場を下り 戻って行ったのでした。
この日 出会ったのは彼1人だけでした。

藪 後 霧

2019-10-22 16:19:08 | 山で


登山口の駐車場から 小一時間登り
船上神社へお参りして 山道へ踏み込むと・・
いきなり笹薮!です。

ちょっとメゲそうな気持ちを 振り払って
ずんずん進みます・・



進みます・・



進みます・・

頭上を覆うような密藪の中 
わずかな踏み跡を外さないよう 登り続けて
霧の中へ入って行きます。



それはそれで 美しく・・



美しく・・

でも 展望の望めない霧中の稜線や山頂へ
藪を掻き分け 目指す意味(?)があるのか?



揺れる気持ちのまま到達した稜線からは
予想通りに何も見えず・・

ここでUターンかな?
いやいや もっと進みますよ~。

所有しない事

2019-10-11 17:19:44 | 山で
快晴の秋日和・・・
登山口で カメラを忘れて来た事が判明!
こんな事 初めてです。

仕方なく ノーカメラで入山
・・頼りない事限りなし

そしてまあ こんな時に限って
稜線に立って 斜面のブナ林を見下ろしていると・・
枝尾根の向こう側から 何か大きな動物が
カサカサ・・と音をたてながら
こちらへ登って来るではありませんか!

熊?(なら恐いし!)ではなく 猪?でもなく
大きな角を持った 雄鹿でした。

じぃ~っと 木になったつもりで立ち尽くしていると
全くこちらに気付かずに 私の方に
あと20m位のところまで近づき・・

フイッっと顔を上げて 気付いたらしく
跳ね上がって 谷底へと飛び下って行きました。

この間 全てノーカメラ・・残念!!

しかしこの後 山道を辿りながら 昔々 学生だった頃
・・・何も所有せず ただ若さだけを持ち合わせて
頼りなく山々を歩いていた頃を 思い出しました。

何も所有しない 清貧な時間を懐かしんで・・・
もう戻れませんが。

という訳で 初めての写真無しブログです。