レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

「死者の日曜日」

2008-11-23 14:28:40 | ドイツ
 --と訳すとなにやらホラーのようなタイトル。
 ドイツのカレンダーには、今日の日付にそう(Totensonntag)書いてある。このカレンダーはなぜか今年から英語表記も一緒で(それよりも、州ごとの休日の別を書いてあるほうが私には面白かったのに)、英語では「メモリアルデイ」、ぜんぜん聞こえが違うな。
 独和辞書には、「(プロテスタント) 永眠者記念日、死者をしのぶ日(教会歴最後の(アドヴェントの前の)日曜日)」と書いてある。「教会暦」とはアドヴェントから始まるらしい。今年は11月30日からだ。
 この際なので、Buss- und Bettagもひいてみる。(プロテスタント)「贖罪と祈りの日」「贖罪祈祷日」、「教会暦最後の日曜日の前の水曜日」。Busstagは「(カトリック)償いの日」とある。今年はこれが19日だった。1990年の秋にボッパルトで過ごしたときのノートを見ると、それは講座も終わりに近いころで、休日になっていた。フライブルクで過ごした98年秋にはどうだったろう?と当時のメモを見ても、休みであったかどうかわからない。どちらかといえばカトリック圏であることは共通のはずだけど。
 いま検索したところ、「ウィキペディア」(100%信用はできないけど)の「ドイツの祝日」では、
「贖罪の日(贖罪祈祷日) 介護保険制度の導入とともにザクセン州を除き廃止された。」となっている。わからん。
 冬間近であることを感じる季節だ、それは間違いない。
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