韓国ドラマ「逆転の女王」感想

GyaO！配信で観始めた時、たぶんこれは最後まで観ないんじゃないかな～と思っていた。

出てくる人、特に女性主要キャストの性格の悪さと言ったら・・・ここまでする？みたいな。

それから男性キャスト、正直好みのタイプは居ないし～、と。

ところが最後まで観てしまった。

何でかな？

最初の方は何で私は毎週観ているんだろう？と。

人を陥れる性格の悪い人、やる気のないリストラ対象の社員たち、あまりの酷さに・・・どこまで酷いんだ？との興味だったのかな？

でも、途中から、みんなが変わっていくの。

変わっていく人はとても好感のもてる「人」に変わっていく。

その変化の中心に仕事はできるけれど性格の悪い（かった）テヒがいた。

恋愛をし、仕事を奪われ、結婚し、子供もできて、と、その中で変わっていき、再び仕事をする中でまた変わっていく、成長していくテヒ。

トゲトゲしていたテヒが最後の方では温かく優しい、でも仕事もできる人になっている。

周りの人を巻き込み、周りの人も成長していく。

いけ好かない奴らだと思っていた人たちが愛すべき人に変わっていくのを観るのは楽しい。

韓流ドラマを観るようになって1年、脇の俳優さんたちにもお気に入りができてきた。

モク部長役のキム・チャンワン、「コーヒープリンス1号店」でも味のある良い役をやっていたけれど、今回のモク部長役も良かった。

最初の頃のやる気の無さ、余命を知ってからみせる家族愛の深さ、テヒやヨンシクにみせる優しさ、どれをとっても演技に見えない名演技。

ぜんぜんカッコよくない中年オヤジなんだけど、彼の笑顔って、本当に奥深くて温かくて、この人が出演しているだけでドラマの奥行きが広がる感じ。

それから、もう1人気になる人が・・・ヨンシクの秘書カンウ役のイム・ジギュ。

「最高の愛」で、トッコジンのマネジャー役をやっていた時にもなんとなく好きだったな。

カッコいいというほどでもなくて、主役をやるような感じもなくて、でも、ドラマに明るさと軽さを添える人だと思う。

最後まで心ときめく男性には出会わなかったけれど、なかなか味のある男性には出会えたようだわ。

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