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「砂漠」感想

2016年12月17日 12時07分59秒 | 乱読本感想
「砂漠」
伊坂 幸太郎
新潮社 2010年6月29日

2010年09月23日 21:46
★4
僕(北村)の仲間はなかなか魅力的だ。

僕が一応、主人公なのだろうが、仲間があまりにも強烈な個性を持っている為、ちょっと影が薄いようだ。

でも、超能力者までいる僕の仲間の中に普通に居られるのは、ある意味、魅力的な個性なのかもしれない。

それにしても・・・一見まともなようでいて、荒唐無稽な話。
現実と空想の世界が同居している。
伊坂ワールドだわ。

伊坂作品に出てくる人間は個性的で魅力的だから、「こいつ好き」という人物が必ず出てくる。

今回はやはり西嶋。
実際にいたら、友達になりたいとは思わないだろうけれど・・・観察するととても面白い。

面白いという意味では東堂さんもなかなか良い。

この作品、ドラマになったら楽しいだろうな。
彼や彼女たちをどんな俳優さんが演じたら良いかな?と考えながら読むのも楽しいと思う。

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