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読書感想「終末のフール」

2016年12月19日 16時23分26秒 | 乱読本感想
「終末のフール」
伊坂幸太郎
集英社 2009年6月26日

2009年10月15日 14:10
★4
感動の大巨編が好きな私としては、これはちょっと違うんだけど、伊坂作品・・・やっぱり読んでおくか~という気持ちで読んだ。

短編集だが、1つの長編と考えても良いと思う。

終末がせまっている中で人はどう生きるのかというのがテーマだと思うが・・・色々な作家がこれをテーマに作品を書いているが・・・

さすが伊坂幸太郎。
終末の設定が普通と違う。
彼の作り出した終末は小惑星が地球にぶつかるのだそうだ。

ぶつかったら・・・太古、繁栄していた恐竜たちが滅んだように人類も滅びる。
終末を迎えるのだそうだ。

壮大な滅びが前提だが、滅びるのはひとりひとりの人間ってことで、伊坂ゆかりの仙台に住む人たちの群像を描いている。

伊坂作品、私はストーリーよりもそこに登場する人物のキャラに引かれる。
そして、彼らが吐く言葉に納得したり、感動したりする。
今回も、いい(善人という意味にはあらず)キャラがおりますな~
そして、名言もあったなぁ~

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