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「白い巨塔」感想

2012年11月05日 10時13分22秒 | 韓国ドラマ感想

「白い巨塔」感想。

こう書いた場合、この「白い巨塔」とは一般的には何を、どれを指すのだろうかな?

原作である山崎豊子の小説?

映画?

ドラマ?・・・日本の?韓国の?

私が知っているのは原作と2003年のドラマだけだったんだけど、一般的にもこのあたりだよね。

知っている2つ・・・それを読んだ時、観た時、こうして感想を書くという習慣が無かったので自分がその時にどう思ったか、細かいことはもう覚えていないけれど、組織の理不尽さに憤り、涙し、息詰まる展開を身を固くして見守り、最後には何だか無常感が残った・・・ような。

無常感は残ったけれど印象としては強烈だったなと。

韓流歴1年。

レンタルショップで「白い巨塔」のDVDをみつけた時に、いつか機会があったら観てみようと。

全20話、10本。

最初に5本借りた。

借りた時、今まで意識したことが無かったけれど、この「白い巨塔」(原作)って、韓国ドラマに通じるものがあるよな~と。

緻密に重厚に人間模様を描くあたりが一緒だから、原作を韓国の制作陣がどう料理したか、俄然興味がわいてきた。

キャスト・・・ここ1年観てきて顔を知っている役者さんたちが勢揃い。

良い人役も悪い人役も、内なる感情をうま~く出してくれて・・・特にオヤジたちの、タヌキおやじ的演技が観ていて面白い。

とはいえ、前半の科長選挙は駆け引きが色々あるのは解るけれど、ちょっとダラダラしすぎだったな。

緻密な原作に韓国の緻密さがプラスされ、ちょっとtoo much。

選挙の場面、日本の2003年ドラマはスピード感があって、ハラハラドキドキしたなぁ~と、思い出された。

韓国ドラマに山崎豊子は合わないのか!?と思ってしまった。

け・れ・ど・・・

後半、裁判が始まると、さすが山崎豊子!さすが韓国!

原作は1960年代だし、韓国は現代(2007年)だから設定は同じではないが上手く処理してある。

原作の世界観はちゃんと出ていた。

と、原作ファンである私は思ったのであります。

この作品が韓国でどう評価されたのかは今の時点で調べていないから分らないけれど、ストーリー、キャスト、私は満足してる。

財前(チャン・ジュンヒョク)役のキム・ミョンミン・・・今、ベートーベンウィルスを観ているんだけど、カン・マエと同じように尊大、かつ繊細な感じがThe財前で、良い。

里見(チェ・ドヨン)役のイ・ソンギュン・・・最初に出会ったのが「コーヒープリンス1号店」のハンソンさんで、好きだったの。

でも、「パスタ」はちょっと・・・って感じで、再び優しく温かいドヨン役でお会いできて良かったわ。

こんな感じで、同じ山崎豊子作品の「沈まぬ太陽」を韓国版で作って欲しいと思うけれど・・・

きっと面白いと思うんだけど・・・

日本で難航した諸事情。

韓国の諸事情は解らないけれど・・・難しいのかな?

と、いうことで、

相変わらず、脇道に逸れている感想でございました。

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