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「地下鉄(メトロ)に乗って」感想

2016年12月12日 15時17分09秒 | 乱読本感想
「地下鉄(メトロ)に乗って」
浅田 次郎
講談社 1999

2013年02月18日 08:23
★4
以前「椿山課長の七日間」を読んでから興味は持っていたが、浅田氏にダーティーなイメージもあり次がなかなか読めなかった。

読む前に映画を観てしまった。
良い出来の映画だった。
多分、良い原作だったからだろう、と。

今回、やっと読めた。
読むと、映画の場面が浮かんでくる。

異空間のような地下鉄が結ぶ本当の異空間の物語。
切ない愛の物語。
男女の愛、親子の愛が強すぎてこんな奇跡が起こったのかな?
結末を知ってしまって読んだのがちょっと残念な気がする。
でも、良い物語だった。

結末が無条件のハッピーエンドではなかったが、お時とみち子の強い愛と意志で変わった未来を彼女たちの為に良かったねと言ってあげないといけないような気がした。


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