ぴちとかこ

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アニメ、RCグライダー、ゴルフコース、ネコなどをネタにしますが、どっちかって言えばヲタク系

救急救命講習

2009年08月23日 10時32分51秒 | Weblog


久しぶりの更新となります。


昨日、以前から受けたいと思っていた救急救命講習(初級)を受講してきました。




午前中にやっているゴルフ場の仕事をしていて感じていたのですが、ゴルフ場に来場されるお客さんはどちらかと言えば年配のお客さんの方が多く、中には前日夜遅くまで仕事や飲酒などで睡眠不足のまま早起きして来られるお客さんもいます。
こんな状態で運動不足の体で芝の上を走り回り、昼食にビールを飲んで午後の暑さの中をプレーしたら‥‥

ナイスショット!→ウッ苦しい‥バタン!

になっても不思議ではありません。
そしてそんな場面に遭遇する確率が多いのがキャディさんやマーシャル(プレー進行に遅れが無いか見回っている人)か、私がやっているコース管理でしょう。
会社では何年か前に救急救命講習を実施したそうですが、次はいつやるか分からず会社もそういうことにあまり関心が無いようです。
なので自分でネットで調べて近くの消防署で受講してきました。

場所は山に近い消防署で午前中の9時から12時半まで。
それまで知らなかった事や間違った認識、人形を使った心肺蘇生法(人工呼吸・心臓マッサージ)、AED(電気ショック)の正しい操作方法などを学び、とても有意義な講習会でした。


この講習会でわかった事はAEDは万能ではないという事です。

止まった心臓をAEDの電気ショックで再び動かす。

今まではこのように認識していましたが、これは厳密には間違いでした。
AEDの正式名称は‘自動体外式除細動器’
心臓の細かい動きを電気ショックで取り除く機械です。

心肺停止状態の心臓は細かく震えている状態(痙攣みたいなものか?)になっている事が多いそうで、この震えを電気ショックで止め、そこから人工呼吸と心臓マッサージの繰り返しで心臓が正常な鼓動を取り戻すようにするものだそうです。
まれに電気ショックの後に正常な動きが戻る事もあるそうですが、基本は心臓マッサージ(胸骨圧迫)が重要だそうです。

強く、早く、絶え間なく
心臓が止まっていれば血液が循環せず、脳細胞は1分ほどで死滅し始めます。
たとえ命を取り留めたとしても重い後遺症が残ったり、植物状態になってしまいます。
心臓マッサージ(胸骨圧迫)は心臓が動き出すきっかけを与えるとともに外からの圧迫によって血液を循環させ、脳細胞に酸素を補給する行為だと認識しました。

その他止血法や気道の異物除去などを講習し半日の初級救急救命講習が終わりました。


もしも自分の目の前でお客さんが倒れたら‥
そして自分を含めまわりに救命処置をできる人がいなかったら‥
自分に人口呼吸や心臓マッサージ、AEDの知識があったら助けられたのに‥‥
きっと後悔するはずです。
私がこの救急救命講習を受講したのはもちろんお客さんの為でもありますが、助けられなくて後悔しないよう自分の為でもあります。

本当はこんな事が目の前で起きなければ良いのですが、もしも起こってしまっても慌てず講習で教わった事をよく思い出して対処できるようにしたいですね。