文化の道・名古屋市市政資料館~高岳町・泉の大寒桜
Enya - Amarantine
名古屋市市政資料館
名古屋市市政資料館の建物は、大正11年(1922)に当時の名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設されて以来、昭和54年(1979)に名古屋高等・地方裁判所が中区三の丸一丁目に移転するまで、中部地方における司法の中心として60年近い歴史を積み重ねてきました。
赤い煉瓦と白い花崗岩、緑の銅版、そしてスレートの黒を組み合わせた荘重で華やかなネオ・バロック様式の外観は、建物が建っている外堀界隈の景観を引き立て、地域のシンボルとして長く人々の印象に刻み込まれてきました。
敷地内にツバキカンザクラなど10種類の桜があり、春先には長い期間に渡って花を楽しむ事が出来る。 今の時期は椿寒桜と大寒桜ですが、裏側に咲いているのはどうも河津桜ではないかと思われますが不明です。ここは名古屋で唯一の八重桜が多い場所で4月中旬過ぎには綺麗に咲きます。
≪ 大寒桜 ≫
≪ 椿寒桜 ≫
≪ 文化のみち ≫
名古屋城から徳川園に至る一帯は「文化のみち」として、特に名古屋市役所の東側に位置する主悦町(ちからまち)を中心とした地区では、貴重な建築遺産の保存・活用などが進められている。江戸時代は武家屋敷が連なり、明治から昭和の初めにかけては近代産業の担い手となる起業家、宗教家、ジャーナリストなどの人々が集い交流する場所となった地域。
≪ カトリック主税町教会 ≫
名古屋・岐阜地方に初めてカトリックの教えを広めた井上秀斎がテュルパン神父と共に造った教会。名古屋・岐阜他方のカトリック教伝道の歴史の上で非常に重要な意味をもっています。伊勢湾台風後、入り口と外陣両側が増築されたため、側廊ができ、三廊式となりました。礼拝堂正面の3連アーチが優美。鐘楼(復元)の鐘は百年前の仏製。町並み保存地区の伝統的建造物/都市景観重要建築物
≪ 故春田鉄次郎邸 ≫
陶磁器貿易商として成功し、太洋商工株式会社を設立した春田鉄次郎が武田五一に依頼し建てたと言われています。春田邸は、洋館と奥にある和館で構成されており、昭和22年から26年まで米軍第五航空隊司令部により一時接収されました。現在は、洋館部分が創作フランス料理のレストランとして使用されています。
≪ 旧豊田佐助邸 ≫
豊田佐助は、発明王・豊田佐吉の弟で佐吉を支えた実業家です。当時、長塀町に佐吉邸、白壁町に豊田喜一郎邸と豊田利三郎邸もありましたが、現存するのはこの佐助邸のみで、利三郎邸は門と塀だけが残っています。佐助邸は、大正12年(4年の説も)に建てられた白いタイル張りの木造の洋館と広い間取りの和館で構成されています。洋館の1階には、蓮の蕾の形の照明。吊元の装飾、鶴にトヨタの文字をデザインした換気口が見られます。
≪ 二葉館 ≫
ひときわ目立つオレンジ色の洋風屋根、ステンドグラスの光がこぼれる大広間、そして落ち着いた伝統的な和室――東洋と西洋の文化が溶け合った大正ロマンの香り高い館が、名古屋城から徳川園にいたる「文化のみち」の拠点施設として甦りました。日本初の女優と謳われた川上貞奴と、電力王と称された福沢桃介が、大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅を移築・復元し、貞奴の関連資料を展示するとともに、郷土ゆかりの文学資料の保存・展示を行っています。
「日本の女優第1号」の川上貞奴と「電力王」福沢桃介が、大正時代に居住していた和洋折衷の建物で、当時は「二葉御殿」と呼ばれた。創建当時の姿に移築復元し、平成17年2月に開館。川上貞奴関連の資料や郷土ゆかりの文学資料、当時のステンドグラスや照明器具など調度品も展示されている。
文化の道「二葉館」
≪ 橦木館 ≫
大正末から昭和初期(1926年頃)に、陶磁器の加工問屋として財を為した井元為三郎が建てた屋敷で、2階建ての洋館、平屋の和館と東西2棟の蔵、さらに京都から移築された茶席で構成される。平成8年(1996年)に名古屋市有形文化財指定。
≪ 文化のみち百貨百草 ≫
大正9年(1920)に建てられた書院・茶室・土蔵を改修し、また、多目的ホールを新築して平成19年4月に開館しました。徳川美術館所蔵の百貨百草図屏風(重要文化財)にちなんだ庭園は、四季を通じて楽しめます。ホールでは、庭園を見ながらお茶やピアノ演奏が楽しめます。
≪ 高岳町・泉の大寒桜 ≫
名古屋市東区高岳のオオカンザクラ(大寒桜)とカンヒザクラ(寒緋桜)は、ソメイヨシノがこれから満開を迎える名古屋市内で2~3週間早く満開を迎えます。
例年だと3月中旬くらいでしょうか。地下鉄桜通線「高岳」2番出口を出て、1つ目の信号(桜通泉2丁目)を左に曲がると・・・そこは桜の世界が広がります。
近所に住む方や通勤などで通る方など、毎年楽しみにしている人も多いことでしょう。
≪ 寒緋桜 ≫
≪ 大寒桜 ≫
今回名古屋城で椿展があるとのことで帰りに寄ってみましたが市制資料館やカトリック主税町教会では結婚式が行われ中をじっくり見ることができなかったので再度ゆっくりと文化の道を散策して紹介したいと思ってます。