玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*囲碁の美しい形

2021年03月08日 | 捨て猫の独り言

 日本の囲碁界で活躍する台湾出身のプロ棋士は多い。男性では張栩九段、女性では謝依旻六段がそれぞれタイトルを総なめにした時期もあった。タイトルこそ失ったが両者は現在も活躍中である。

 台湾出身の王銘琬九段の毎日新聞コラム(月一回)がある。「囲碁の美しい形とは」と題したものを読んだ。「効率のいい石の形は伸びやかにしてしなやか、うまく打った時の石は、バレーダンサーのごとく、盤の上で踊っているように感じられます」と書いていた。

 台湾棋院の黑嘉嘉(26歳)七段は昨年4月からNHKの囲碁番組「囲碁フォーカス」の中でミニ講座「黑嘉嘉の美しい形」を担当している。この講座では効率のいい石の形を毎週一つづつ知ることができる。彼女はオーストラリア人の父と台湾人の母との間に生まれている。

 王銘琬九段はユーモアあふれる解説で人気がる。「趣味は女房孝行」と公言する愛妻家でもある。また黑嘉嘉七段はモデルなどもこなす夢多き女性だ。最近、中国は台湾からのパイナップルの輸入を禁止する嫌がらせを始めた。そのうち他の農産物にも輸入禁止を拡大するという脅しだ。中国の行為を囲碁では「愚形」と呼ぶ。

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