中越地震復興「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
寅太の家の庭に咲く山野草などのブログです。

ミズアオイ

2009-09-30 00:15:46 | 山野草

以前は田圃などでよく見たと思うが、最近は見ることがなくなった。水面に広がる葉の様子は、水草のホテイアオイ(布袋葵) とよく似ているが、花や布袋状の袋がなく水底に根を張るところなどは異なる。古名はナギ(菜葱)であるが、仲間に葉や花が細いコナギ(小菜葱)がある
友人のブログで、東京薬科大学にあることがわかったので出かけてみた。

 

水葵/ミズアオイ科/ミズアオイ属。
水辺や田圃に生える水生の一年草。別名ナギ(菜葱)。
葉身は心形で長い柄があり、葉柄は膨らまず、水底に根を張る。頂部に総状花序を出し、青紫色の花を多数付ける。
名前の由来:水辺に生え、葉の形がカンアオイ(寒葵)に似ていることからこの名が付いた。
花期:9~10月。
(東京薬科大学・植物園)
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ムカゴイラクサ

2009-09-29 00:11:27 | 山野草
葉の上の変わった花に興味を魅かれて調べたら、イラクサ科のムカゴイラクサ(珠芽刺草)とわかった。ところが撮った画像には、何処にもムカゴ(珠芽)が見当たらない。
再度、ムカゴの入った画像を撮るのに南高尾に向かった。よく見ると葉の影に隠れていたが、ちゃんとムカゴはあった。このムカゴは毒とは書いてなかったが、食べられないようである。

 
(上から雌花、雄花、ムカゴ) (こちらは葉の下に隠れた雄花)

珠芽刺草/イラクサ科/ムカゴイラクサ属。
山地の陰湿地に生える多年草。雌雄同株。
葉は卵状楕円形で縁に鋸歯があり互生する。茎の上部に雌花、雌花より下の葉腋に雄花が付く。茎の一番上茎や葉に刺毛がある。
名前の由来:イラクサのイラとは刺のことで、イラクサの仲間で葉腋にムカゴができることからこの名が付いた。
花期:8~9月。
(南高尾)
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ミズタマソウ

2009-09-28 00:14:36 | 山野草
花の基部の子房(しぼう)に細い毛が密生して、よく見るとなかなか可愛い花である。南高尾にはかなり生えてはいるのだが、探すとなかなか出てこない。
この水玉のような毛は、何か役割があるのだろうか。

 

水玉草/アカバナ科/ミズタマソウ属。
山野の林の木陰に生える多年草。
葉は長楕円状披針形~卵形で対生する。上部や葉腋から総状花序をだし、白い花を付ける。
名前の由来:球形の子房に白い毛が密生しているのを、露の付いた水玉に例えてこの名が付いた。
花期:8~9月。
(南高尾)
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フユイチゴ

2009-09-27 06:04:00 | 樹木
昨日のカラハナソウ(唐花草)に続き、高尾でも八王子城周辺の植物である。
南高尾周辺では、やや高山帯のミヤマフユイチゴ(深山冬苺)が多かったが、この周辺には低山帯のフユイチゴ( 冬苺)が目立つ。
葉の先端が尖るミヤマフユイチゴに比らべても、葉の先端が丸いので見分けが付く。花の時期なら、フユイチゴが萼が毛で覆われるが、ミヤマフユイチゴはすっきりしているので、すぐに違いがわかる。
どちらも食べられるので、食べ比べをするのも悪くはない。


(葉の先端が丸い)

 
(萼に毛が多いが、右のミヤマフユイチゴはすっきりしている)

冬苺/バラ科/キイチゴ属。
山地に生える蔓性の常緑小低木。
葉は丸く互生し、縁に鋸歯がある。萼の外面や花柄は毛が多く生える。葉腋から花茎を出し、穂状に数花を付け、果実は集合果で赤く熟すと食べられる。
名前の由来:フユイチゴの仲間で冬に熟すことからこの名が付いた。
花期:9~10月。
(高尾山)
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カラハナソウ

2009-09-26 03:22:36 | 山野草
ホップの名で知られるセイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)の、日本産の野生種がカラハナソウ(唐花草)であるが、諦めかけた矢先に高尾山で見つけた。
しかも見つけた場所はかなりの群生地で、帰りは同行した山の友達と、カラハナソウの発見を祝して、ホップの苦味を味わいながらビールで乾杯をした。

 

唐花草/クワ科/カラハナソウ属。
山野に生える蔓生の多年草。雌雄異株。
葉は卵状円心形で対生し、松かさ状に苞が重なる葉は対生し、茎は蔓状で、大きな木などにからまり伸びる。雄花は淡黄緑色で集散状に多数付け、雌花は熟すと淡黄緑色の松笠状になる。
名前の由来:果穂が唐草模様に似ているからこの名が付いた。
花期8~9月。
(高尾山)
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お彼岸の八王子城

2009-09-25 00:48:40 | 四季

JR高尾駅の近くには多摩御陵だけでなく、一般の墓地も多く、彼岸の時期には墓のお参りなどでかなりの賑わいである。
墓参客に混ざり墓地の入口でバスを降りれば、八王子城はすぐ近くである。先ずは土手に咲いたヒガンバナ(彼岸花)が出迎えてくれた。


(八王子城近くに咲いていたヒガンバナ)

 
(八王子城入口の管理棟と橋の上に立つ北条の末裔)

シルバーウィークなどという耳慣れない連休で、高尾山にハイキングに来る人も多く、高尾駅はラッシュ並みの込み合いである。八王子城もその余波でいつもより人影が多い。八王子城は小田原城の支城の一つであるが、一夜にして落ち、その後は廃城となったが、荒らされないでそのまま残っている貴重な城跡である。
大手門に抜ける橋の上に武将がと立っているが、目が笑っているから勝負しなくても通り抜けることはできる。どうも一般の人のようだが、歴史に浸ろうとすれば、ここでは武将の姿が相応しいのかも知れない。

 
(大手門から巨大な曳橋に向かう)

八王子城は平成に入ってから、大規模な発掘が行われ、石垣や巨大な建造物を支える土台などが出てきた。しかし、現状保存のため一部の石垣を除き埋め戻してしまった。本丸ははるか上の山頂にあり、全山が守りの堅い山城であるが、麓に御主殿と呼ばれる平坦地がある。
御主殿跡も埋め戻したが、整然と並んだ土台が大きさ建物があったことを語っている。
バネチアのガラス容器や鮮やかな陶器類が、北条一族の繁栄が見える。一日にして堅固な城は落ち、武将は討ち死、子女は御主殿の滝に身を投げた。

 
(安土城を参考にして造った石垣と石段)

 
(この下に整然と並んだ御主殿の土台と近くの御主殿の滝)

 
(北条家菩提寺の閑窓寺の前回左と今回右の言葉)

八王子城の詳細は前のブログで、
天地人(八王子城その1)  天地人(八王子城その2)  天地人(八王子城その3)
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ヤマジノホトトギス

2009-09-24 06:48:09 | 山野草
ここ数年、この季節に高尾山で見つけたかったヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)に、思わぬ形で幕を引くことになった。結論から言えば、高尾山にはヤマホトトギス(山杜鵑草)はたくさん生えているが、ヤマジノホトトギスは自生してないということである。
庭の片隅に数年ぶりに、ヤマジノホトトギスの花が咲いた。 ヤマジノホトトギスの見本にしたいような花で、①花被片がスプーン状ではなく膨らむ、②水平に開き強く反り返らない、③茎には下向きの毛が密生する、④花は茎先か葉腋に1~2個付く、⑤紫紅色の斑点が小さい、⑥雄蕊の付け根に斑点がない、など見分けるポイントを全て備えている。
でも高尾でこの特徴をいくつか持つ花は何度も見ている。いつも持ち歩いているポケットブックをよく見ると、高尾にはヤマジノホトトギスは自生してないと書いてある。「ヤマジノホトトギス」と「高尾山」の2つで検索すると、載っている画像はほとんどが違っているいるようである。


(花被片は中高で茎に毛が密生しているのが見える)

 
(右はヤマホトトギスで花被片はスプーン状で反り返る)

山路の杜鵑草/ユリ科/ホトトギス属。
山野の湿った林内に生える多年草。
楕円形の葉が互生し、茎には下向きの毛が密生する。花は茎の先端や葉腋に付き、花被片には紅紫色の斑点がある。
名前の由来:山路に生えるホトトギスという意味で、白地に紫紅色の斑点が鳥のホトトギスの胸の斑に似ているところからこの名が付いた。
花期:8~10月。
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シュウブンソウ

2009-09-23 00:06:31 | 山野草
きのうは八王子城の近くを歩いた。カラハナソウ(唐花草)を一旦あきらめて、クマシデ(熊四手)の果実をブログに載せた後で出かけたのであるが、なんとカラハナソウに出会った。でもきょうは秋分の日で、すでにこの日に相応しいシュウブンソウ(秋分草)と決めてあるので、カラハナソウは数日後回しである。
さて、秋分の日に因む植物は、ヒガンバナ(彼岸花)とこのシュウブンソウがある。でもシュウブンソウは秋分の日を代表する花にしては、あまりにも地味である。
ヤブタバコ(藪煙草)ガンクビソウ(雁首草)と、同じ場所に生えていて形も極めて似ているので、初心者だと見分けが厄介である。
今回歩いた地点では、3つの植物が重なり合うように生えていた。

 
(右は上からヤブタバコ、シュウブンソウ、ガンクビソウ)

秋分草/キク科/シュウブンソウ属。
山地の林内に生える多年草。枝は長さ1m近くにもなり、斜上または水平に広がる。葉はし披針形で縁にまばらに鋸歯があり互生する。枝先や葉腋に花を付けるが淡黄緑色で目立たない。
名前の由来:秋分の頃に咲くことからこの名が付いた。
花期8~10月。
(高尾山)
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クマシデの果実

2009-09-22 06:34:28 | 山野草
高尾にはビールの原料になるホップ(セイヨウカラハナソウ:西洋唐花草)の変種のカラハナソウ(唐花草)があるというので、川沿いの道を注意深く見ながら歩いた。似た植物があるのでちか寄って見ると、なんとクマシデ(熊四手)の果実である。
シデにはアカシデ(赤四手)、イヌシデ(犬四手)などがあるが、果実が立派なのはこのクマシデである。
四手は神社の注連縄(しめなわ)などから下る紙垂(しで)が語源で、大相撲の横綱の綱に、数本ぶら下がっているのも紙垂である。
きょうはこれから友人と高尾であるが、いつものコースと少し違うので、カラハナソウなどの新しい発見があるかもしれないので楽しみにしている。

熊四手/カバノキ科/クマシデ属。
山地帯や谷沿いに生える落葉高木。雌雄同株。
葉は単葉で互生し、葉身は狭卵形または卵状楕円形で葉縁に重鋸歯がある。花は葉の展開と同時に咲き、雄花序は前年枝に、雌花序は本年枝の先端か短枝に垂れ下がる。
名前の由来:花穂の垂れ下がる様子が連縄(しめなわ)などに使われる紙垂(しで)に似て、全体が大きいことから熊が付いた。
花期:4~5月。
(南高尾)
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オキナワスズメウリ

2009-09-21 00:37:12 | 山野草

裏高尾の民家の軒下にぶら下がっていた蔓性の植物であるが、カラスウリ(烏瓜)のウリボウに似た実を付けていた。 調べるとオキナワスズメウリ(沖縄雀瓜)で、西南諸島では自生しているが、最近園芸植物として人気が出ているようである。
スズメウリは果実が小さいことからこの名がある。秋に熟すと緑色から真っ赤になり、白い縞模様はそのままなので、紅白の可愛らしい実になる。これから裏高尾のこの民家を通る楽しみが増えた。

沖縄雀瓜/ウリ科/オキナワスズメウリ属。
熱帯と亜熱帯に生え、日本では園芸用に栽培される蔓性一年草。雌雄同株。
葉は心形で、掌状に5~7裂し、裂片は卵形から卵状披針形で先は尖り、縁には細かい鋸歯がある。花は淡黄色で葉腋に付き、果実(液果)は球形で緑色に白色の縦縞模様がある。果実は秋に赤く熟す。
名前の由来:沖縄などの西南諸島に自生するスズメウリからこの名が付いた。
花期7~9月。
(裏高尾)
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