高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

オシロイバナ

2007-06-30 11:00:32 | 山野草
耐寒性が弱く春巻きの一年草のように思われているが、本来は多年草で、我が家では庭の一角に毎年のように大きな茂みを作り沢山の花が咲く。
数年前まではピンクと黄色の花が咲いていたが、黄色はいつの間にかなくなった。夕方に花を咲かせることからユウゲショウ(夕化粧)の別名がある。
英語では夕方4時頃に開花することから「フォーオクロック」と呼ぶらしい。

 

御白粉花/オシロイバナ科/ユウゲショウ属。
南アメリカ原産の多年草で江戸時代に渡来した。別名ユウゲショウ。
園芸用に庭に植えられているが、人里の道端や空地に自生している。
名前の由来:種子の中の胚乳(はいにゅう)で、子供が白粉遊びをしたことからこの名が付いた。
花期:6~10月。
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ヤブコウジ

2007-06-29 09:37:25 | 樹木
ヤブコウジの赤い果実はよく知られているが、花を見た記憶がない。今年はじっくりと花の観察をすることにする。
白い花は結構可愛らしく、思ったよりも数も多く咲く。でも秋に赤い果実になるのは多くても2~3個、ほとんど果実が付かないのはどうしてなのだろう。


(うつむいて咲くヤブコウジの花)

 
(ヤブコウジの花の拡大)      (多摩丘陵の群生)

薮柑子/ヤブコウジ科/ヤブコウジ属。
野山の林の中や森のへりに生えている常緑低木。
白からやや薄赤い花が咲き、花後に実がなって秋に赤くなる。
名前の由来:草姿がコウジミカンに似て、藪に自生するのでこの名が付いた。
花期:6~7月。果期:10~1月。
(寅太の庭)
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ミヤコグサ

2007-06-28 11:25:58 | 山野草
近くを歩いていたらシバに混ざって黄色いマメ科の花を見つけた。
どの植物にも負けないミヤコグサというよい名前を頂戴している。同じ黄色い花でもヘビイチゴとは、最初に聞いた印象が随分違う。
花に生まれてくるなら、ヘビ、マムシ、ノミ、シラミそしてヘクソカズラ、ヌスビトハギやママコノシリヌグイなどと呼ばれたくない。

 

都草/マメ科/ミヤコグサ属。
草原や海岸に生える多年草。別名コガネバナ。
葉腋から長い花柄をだし、先に黄色い小さな蝶形花を咲かせる。
名前の由来:むかし京都に多かったことからこの名が付いた。
花期:5~7月。
(多摩丘陵)
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モミジイチゴ

2007-06-27 00:30:39 | 樹木
どんなに美味しいイチゴを口にしても、子供のころに黄色い実をほおばった記憶を忘れることはない。
クワイチゴ(桑の実)とモミジイチゴしか知らなかったので、今でも最も美味しいイチゴだと思っている。 このように黄色に熟すとつい手がでる。

 
(モミジイチゴの花:4月)     (半熟の桑の実、5月撮影)

紅葉苺/バラ科/イチゴ属。別名キイチゴ。
山地に生える落葉低木。葉は深く切れ込みモミジの葉に似て、5弁の白い花を下向きに付ける。果実は集合果で6月ころに黄色に熟す。
名前の由来:葉の様子がモミジに似たイチゴであることからこの名が付いた。
花期:4~5月。
(多摩丘陵)
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チゴザサ

2007-06-26 06:07:09 | 山野草
穂がでて花が咲き始めたが、虫めがねでないと見えないほど小さい。
2年前の山野草教室の教材に使用したものだがかなり増えてきた。
2枚目の画像の拡大しない状態でほぼ現尺ですが、拡大すると紫の花が見えますか?

稚児笹/イネ科/チゴザサ属。
日当たりのよい湿地に生える多年草。
細い花序を出し、淡紫色の小さな小穂をたくさん咲せる。
名前の由来:小さくて葉が笹ににていることからこの名が付いた。
花期:6~8月。
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オキザリス

2007-06-25 12:22:07 | 山野草
カタバミ属の中で球根性の品種をオキザリスというようだ。
オキザリスは種類が多く、葉は赤紫をはじめ斑入り、そして花の色も多彩にある。
我が家の庭にあるものは、葉は赤紫で花が薄いピンクのよく見かける種類である。

 

カタバミ科/カタバミ属。
主に中南米や南アフリカを原産地とする多年草。別名ハナカタバミ。
花の色は、黄、ピンク、赤、白などで、開花の季節も種類によって異なる。
名前の由来:ギシシャ語の「oxys(酸っぱい)」が語源で葉や茎にシュウ酸を含み酸味があることからきている。
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ムラサキカタバミ

2007-06-24 01:16:02 | 山野草
最近、家の周りにムラサキカタバミが生えてくるようになった。花は綺麗だが、かなり繁殖力も強そうなので、そろそろ間引かねばならないようだ。

 

紫片喰/カタバミ科/カタバミ属。
江戸時代に観賞用として渡来し帰化した南米原産の多年草。
葉はハート形の3葉で、葉茎より少し長い花茎の先に散状花序を出し、花は淡紅色で濃色の筋がある。
イモカタバミと酷似しているが、雄しべの葯の色が白い(イモカタバミは黄色)。
名前の由来:紫色をしたカタバミからこの名が付いた。
花期:5~7月。
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トキワツユクサ

2007-06-23 09:32:12 | 山野草
知人のブログにトキワツユクサが紹介されていたが、画像を見ると茎が緑色であった。
我が家の庭のトキワツユクサは、茎と花茎の色は暗紫色である。
先日、相模川の岸辺を歩いていたら、緑色と暗紫色の両方が野生化していた。しかも緑色はかなりの群生で、草丈も花も一回り大きい。
葉の裏面の色は茎が緑のものは緑色、茎が暗紫色のものは若い葉は紫色で、しばらくすると緑に変化する。
ブライダルベールも葉の形は似ているが、裏面は紫色から変化しない。

トキワツユクサは本にもほとんど載っていないし、ネットの情報も少し曖昧のようだ。あるネットでは暗紫色をトキワツユクサとし、緑色をオオトキワツユクサに分類している。
また別のネットでは、緑色をオオトキワツユクサとし、緑色で少し小さいものをトキワツユクサとし、暗紫色は名前を不明としている。
寅太のブログでは、茎の色が暗紫色のものをトキワツユクサにしておこう。

 
(相模川の岸辺に野生化)

常盤露草/ツユクサ科/ムラサキツユクサ属。
昭和の初めに園芸植物として入ってきた多年草で、繁殖力が強く野生化している。別名ノハタカラグサ、トラカン。
葉はツユクサに似ているが、3弁の白い清楚な花を咲かせる。
名前の由来:葉がツユクサに似て、常緑であることからこの名が付いた。
花期:6~8月。
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サボンソウ

2007-06-22 09:45:54 | 山野草
10年近く我が家の庭にあり、冬場も枯れない丈夫な植物であるが、ほとんどの本に載っておらず今まで名前が分からなかった。
今年もたくさんの花が咲き始め、この機会に再度調べたらサボンソウと判明し、ネットで検索すると確かにある。 帰化植物で洗剤や入浴剤として利用できるようだ。

 

石鹸草/ナデシコ科/サボンソウ属。
ヨーロッパ原産で明治の初めに園芸品として渡来し、人里近くの道端に野生化している多年草。別名ソープワート。
茎は50cmほどで、先端にサクラソウに似た白色または淡紅色の花を付ける。
名前の由来:葉や根にサポニンを含み、石鹸のように泡立つことからこの名が付いた。
花期:6~8月。
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アカバナユウゲショウ

2007-06-21 05:59:43 | 山野草
アカバナユウゲショウは庭に生えているものと、野生化しているものの両方が見られる。
帰化植物で野生化するものは嫌われる傾向が強いが、ピンク色の可愛い花を咲かせるアカバナユウゲショウは、庭でも市民権を得ている。

 
(花の拡大)

赤花夕化粧/アカバナ科/マツヨイグサ属。
アメリカ原産のマツヨイグサの仲間の二年草。別名ユウゲショウ(夕化粧)。明治時代に観賞用として渡来し、野原や道端に野生化している。
上部の葉の脇にピンク色の淡い花を付ける。
名前の由来:夕方にピンク色の花を咲かせることからこの名が付いた。
花期:5~9月。
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