前日、カジカエデ(梶楓)を勘違いしたのは、このイロハモミジ(いろは紅葉)である。秋の紅葉シーズンの中でも、最も目立つのがイロハモミジである。 いろは紅葉/カエデ科/カエデ属。
低い山に生えるカエデ科の落葉高木。雌雄同株。
葉は単葉で対生し、5~9つに掌状に分かれ、やや荒い鋸歯がある。一つの花序に雄花と両性花が付き、暗赤色の花が垂れる。果実は翼果でほぼ水平に開く。
名前の由来:葉の裂片をイロハニホヘトと数えたため、この名が付いた。
花期4~5月。
(多摩丘陵)
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梶楓/カエデ科/カエデ属。
カエデ科の落葉高木。別名オニモミジ(鬼紅葉)、オニカエデ(鬼楓)。
葉は掌状に5中裂し、縁に粗い鋸歯があり、対生する。雄花は総状花序で下垂する。雌雄異株。
名前の由来:クワ科のカジノキに葉っぱが似ているところからこの名が付いた。
花期:4~5月。
(裏高尾)
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我が家のムサシアブミ(武蔵鐙)は、今年は元気である。昨年は1本で小さかったが、1年間で逞しく成長し、画像ではわかりにくいが、鐙の形をした仏炎苞は5本になった。
これだと来年は25本が期待できそうだが、自然界はそんなに甘くはない。
きのうの県立相模原公園は、「エビネと山野草展」を開催していたが、メインの飾り付けの右端に同じようなムサシアブミがあった。
個々の比較では劣ってはいないが、相手は大勢の人に見られることに慣れている。化粧を施して、飾り付けの右端を固めていた。
厚木市の荻野運動公園の中に野草園があるというので、小雨の中を出かけてみた。厚木を訪ねるのは、数年前の毛利のルーツを調べに来て以来である。
里山あいの自然の土地を生かした野草園で、規模も大きく遊歩道などでよく整備されていた。
この季節の花では、ユキモチソウ(雪餅草)、クマガイソウ(熊谷草)、ヤマシャクヤク(山芍薬)、エビネ(海老根)、シラユキゲシ(白雪芥子)などの花が最盛期を迎えていた。
入場は無料であるが、タダでは悪いと思い、見学させてもらったお礼に、表示のおかしなところについてメモに残してきた。この手の行為は、役所からはあまり歓迎されないが、窓口の人は熱心に耳を傾け、担当に伝えると言ってくれた。
このあとどうなるかはあまり関心がないが、どんなことかというと次のような内容である。
① バイカイカリソウ(梅花碇草)の表示に、イカリソウ(碇草)の説明がしてある。花は碇の形をしているとなっている。(最後の画像)
② セリバオウレン(芹葉黄蓮)が、セリバオレンの表示。
③ 一年草の西洋サクラソウに、サクラソウの表示があり、説明文にニホンサクラソウのことであると書いてある。
④ キエビネ(黄海老根)の表示が、キイロエビネになっている。
(キンランとバイカイカリソウの表示)
黐の木/モチノキ科/モチノキ属。公園などに植えられる常緑広葉樹。雌雄異株。
葉は革質で楕円形で先端はやや尖り全縁。果実は秋に赤く熟す。
名前の由来:樹皮からトリモチを採ったことからこの名が付いた。
花期:4~5月。
(相模原市立相模川ふれあい科学館)
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