高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ワニグチソウ

2010-06-01 00:15:58 | 山野草
元々は高尾の山を、一人で行動する一匹オオカミ型なので、たいていの山野草は自力で見つけてきた。しかし、いくつかの山野草は、どうしても生えている場所がわからない。その一つがワニグチソウ( 鰐口草)である。
友人が生えている場所の地図を書いてくれたので、簡単に見付かった。今まで数え切れないほど通っている道の脇に、探していたワニグチソウは生えていた。アマドコロ(甘野老)の花を2枚の苞で包んでいるが、ちょうど雨の後だったので、まるで花が笠を被っているようであった。
高尾で発見された植物に、タカオワニグチソウ(高尾 鰐口草)があるが、ワニグチソウとミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)の雑種と言われている。タカオワニグチソウ、そしてナルコユリ(鳴子百合)とミヤマナルコユリの相違は、また新たな課題が見付かった。

 

鰐口草/ユリ科/アマドコロ属。
山地の林内に生える多年草。
葉は倒卵状楕円形で、葉腋から下垂する花柄の先に2個の苞が付き、包まれるように淡緑色の筒状花が1~2個付く。
名前の由来:花を包む2個の苞が、神社の軒につるす鰐口に似ていることからこの名が付いた。
花期:5~6月。
(高尾山)
【山野草の索引(2)へ】

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホタルカズラ | トップ | ゼニゴケ »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (信徳)
2010-06-01 10:00:21
動物の鰐の口かと思っていましたのでイメージがずれてしまいました。ガマグチソウなどは有りませんね。
返信する
またまた、素晴らしい!! (hanatetsu)
2010-06-01 11:16:43
ワニグチソウ、高尾にあるとは聞いていましたが、未だに逢ってはいない憧れの君のひとつでもあります。
ユリ科のミドリヨウラクと似ている花のようですが、今回の画像、3枚ともピント・露出が最高で★五つでーす。
薬大のホウチャクソウモドキは、なかなか花開きません。
返信する
ガマグチソウは捨てがたい (寅太)
2010-06-01 20:40:09
信徳さん、こんばんは。
高尾で新種を見つけたら、ガマグチソウと命名します。
名前の言われは、花を発見するまでに、かなり注ぎ込んだからとしましょう。 
返信する
ほとんどが失敗作 (寅太)
2010-06-01 22:10:25
hanatetsuさん、こんばんは。
おほめいただきましたが、ちょっと薄暗い感じで、ピントがややあまいんです。
20枚は撮りましたが、見れるのは2~3枚だけです。
返信する
吊るし飾り属 (デコウォーカ)
2010-06-08 18:35:03
私もワニの口かなと思ってしまいました。今度、神社を訪れたら、鰐口を探してみます。ホウチャクソウの宝鐸とも違うのですね?
返信する
日本古来の仏具 (寅太)
2010-06-09 16:54:46
デコウォーカさん、こんにちは。
神社の賽銭箱の上にあるのは、鈴か鰐口ですが、鰐口は日本古来の仏具です。
鈴が揺らせて音をだしますが、こちらは下げてある綱で打ち鳴らします。
獣のワニは口が大きいことから、鰐口の鰐を取ったのでしょうか。
返信する

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事