細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

供給力

2016-01-25 06:02:10 | 人生論

私の信頼する経済評論家である三橋貴明さんは、本当に毎日ブログを更新しておられます。本もたくさん執筆しておられ、その生産能力には感嘆します。

私もこのブログを結構な頻度で更新していますが、とてもかないません。

三橋さんは、「毎日書いているからこそ鍛えられる。毎日ブログを書いているからこそ、本も執筆することができる。」という趣旨のことを言われます。

また、少子高齢化はチャンスであると言います。全体の人口減は割合としてはそれほど大きくないために国家の需要はそれほど変わらないのだけれど、生産年齢人口の減少の割合が大きいので、需要を満たすための供給力が急減してくる。したがって、供給する立場の人の希少価値が上がり、給料も向上する。究極の人手不足に陥るわけなので。そうなるのはもはや時間の問題で、不適切な政策さえ行わなければ(外国からの移民の受入れ拡大など)、若者にとっても非常にやりがいのある社会になるはずである。また、供給力を向上するためにも、様々なインフラの整備は必須。効率を高めて、需要に対応していかなければなりません。そのような社会では、仕事に携わる方々は、良質の仕事で徹底的に鍛えらえるので、能力も向上します。

仕事で鍛えられるのですね。

私も年末年始から、原稿執筆や論文執筆・添削、講演資料の作成等にずっと追われているような気分でしたが、何とか今朝までのノルマをこなしました。

論文執筆の過程では、これまで現場等で実践してきたことを、しっかりとした図表や文章に固めていきます。もちろん、これも仕事です。そして、このような作業を経ることで、それらの成果を講演や原稿等に活用することができます。良質の情報を提供できるようになることで、さらに活動の舞台が拡がっていくことになります。

10月からの秋学期の最繁忙期に差し掛かり、今週、来週と重要業務・出張が目白押しです。それら一つ一つにより鍛えられ、供給力が向上し、多少なりとも社会の需要に応え、社会に貢献していけるものと思います。精進、ですね。