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日々の愚問:悩ましいIT化

2024-03-09 06:29:49 | 日記
とぼけた通知

 毎週土曜日は日々の暮らしで生じた極々小さな、ドーデもいい愚問を
取り上げています。
今週は「個人情報の漏れたその後」です。
 2月20日の紙面の片隅に<トヨタ系リース会社 利用者の情報流出か 
不正アクセスで2万5千人分>の短い記事がありました。
<データを保管するサーバーに不正アクセスされ登録したメールアドレス
や顔写真などが削除された疑いがある。>(信濃毎日新聞 より)
 記事には「現時点では不正利用は確認されていない」の決まり文句が
書かれていましたが、嘘だあ、と思わず突っ込みました。
毎日届く迷惑メールは対策をしても一向に減りません。
頼んでもいないのにせっせと送って来るのは送信リストがあるから。
漏れた個人情報が基になっていると推察するのはそれ程見当はずれじゃない筈です。

 NTT関連会社から928万件、九州電力から290万件の個人情報流出、
最近報じられた事例です。
 下手を打った企業には最大1億円の刑事罰が適用されるそうですが、罰則
を受けたなんて話はとんと聞きません。
 その一方で情報流出は途切れません。
<2019年のサイバー犯罪による被害者はアメリカで1億人、日本で
2460万人。>(Security Bank より)
 そう言えば4年前に「あなたの個人情報が流出した疑いがあります」なんて
他人事みたいな通知が保険会社から届きました。
となれば私だって2460万人のひとりになる可能性大です。

国税庁からのメール 

 毎日届く迷惑メール。
具体的な被害が無いと思っているだけで、見えない所で実害があっても不思議
じゃない世の中です。
 気付いてから警察に被害届を出しても解決じゃありません。
被害額が少ない、証拠がない、詐欺師を特定できないなどなどの理由から、
ほとんどの事件に解決の未来が見えないそうで。
ならば自己防衛するしか手はありません。
 心当たりのないメールは決して開かないこと。
これが被害を未然に防ぐ最低限の対応とは分かっています。
けれどタイミングよく届いたメールには不用意に手を伸ばしてしまいがち。

 先日も国税庁を名乗るメールがパソコンとスマホに同時に届きました。
パソコン版は「ここをクリックしてください」、スマホ版は「e-taxは以下の
発信元から送信されますが、類似したメールが届いた場合はクリックしない
様に」の注意喚起。
 この時はパソコン版が偽物でしたが、次はスマホ版を真似た巧妙な罠が来る
かもしれません。
 確定申告を前にしたこの時季に国税庁を名乗るメールを無視するのはなかなか
勇気のいる話。
更に巧妙なメールがこちらを目指して飛んで来るかと思うと、パソコンも
スマホも起動するのが躊躇われます。
 IT音痴は頭を抱えてしまいます。

コメント
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