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健康長寿 めざしましょう

昭和のプロレス:虎の皮を剥いだ男

2019-05-31 06:29:59 | 日記
反則で大注目

 「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では、ヒーローを輝かせた脇役達の活躍を
振り返っています。
 今週はこのテーマとしては初の日本人、人気絶頂のヒーローを痛めつけて日本中の
憎悪を浴びた男です。
いつ何時でもプロレスラーを演じた「虎ハンター・小林邦明」の登場です。

 小林が新日本プロレスでデビューしたのは1973年の2月1日。
3月開幕のビッグファイトシリーズのパンフレットにプロフィールが紹介されました。
と言っても若手8人の最後に顔写真が載っただけ。
183cm83kg、長野県小諸市出身で得意技はドロップキックと、申し訳程度の
紹介が付いていました。
 下積み生活は長く続き、初の海外遠征としてメキシコに出発したのは1980年。
つまり会社からはほとんど期待されていなかったのでした。

 そんな小林が大注目の悪役に変身するのですが、転機は82年の10月でした。
同じく燻っていた長州力とメキシコから同じ飛行機で帰国し、「かませ犬」発言をする
姿を目の前で見たのでした。
 「あぁこれで長州選手は行くな、一発で光っちまった。
俺は置いて行かれる。」
 輝きを放つ姿を見ながら危機感に苛まれ、そして決断を下します。
「殻を破るには佐山に絡むしかない」、そう決意した小林は当時のマット界で最高の
人気を誇っていた初代タイガーマスクの試合に乱入しました。
 怒ったタイガーとの一騎打ちに持ち込むと、覆面を破る暴挙に出て会場には女性ファン
の悲鳴が響き渡りました。
 日本人なのにどうしてタイガーに反則をするのか、抗議が殺到し実家には生卵が投げ
込まれました。
ファンの憎悪は一身に浴びましたが、一方で誰もが知る程に知名度を高めたのでした。

戻って来い

 しかし引っ張り上げてくれたタイガーマスクが突然引退してしまいます。
事前にその決意を聞かされた小林は驚きました。
「ちょっと待て、俺を置いて行くな」と懸命に説得を続けますが、佐山の決意は揺るぎません。
(セリフの引用は全て 真説・佐山サトル より)

 引退発表の翌週の週刊プロレスには多くのライバルたちの声が掲載されました。
「人間関係に悩んでいた」
「待遇に不満があったのだろう」
「あれだけの才能を失うのは日本マットの損失だ」
そんな真っ当なセリフが並ぶ中、小林の答えは異質でした。
「俺が怖くて逃げやがった、戻って来てもう一度戦え!」
 実社会の軋轢に悩むタイガーに向けて、あくまでプロレス言葉で応じる小林の姿は正直言って
滑稽でした。
しかし敢えてそんな突飛な行動をしてまで、プロレスの虚構を守ろうとしたのは小林しかいません。
だからあのセリフは半世紀経っても記憶に残っているのです。
 あるべきレスラーの姿を貫き通した小林邦明は、「プロのプロレスラー」でした
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日本語のおさらい:イクラとイワシ

2019-05-30 06:29:49 | 日記
これも外来語?

 毎週木曜日はちょっと気になる日本語を取り上げていますが、今週は外国から入って
来た言葉についてです。
今やすっかり日本人に親しまれているけれど実は外国生まれ、そんな言葉がたくさんありました。
 ボタンやタバコやコンペイトウはポルトガルから伝わった言葉、それは昔教科書で読みました。
同様にカルタやカステラも元はポルトガル語。
 貿易が急速に発達した時代に西洋の品物や言葉がどっと流れ込んで来て、何時しか消えて
無くなった物もあれば、しぶとく生き残っていまだに使われている物もあります。
改めてそれらを見ると意外な言葉が混じっています。

 「お転婆」はオランダ語が起源なのだとか。
「ポン酢」も同様にオランダ語、まさか外来語とは思いませんでした。
「ズボン」はフランス語で「セイウチ」はロシア語。
「背広」は英語、「簿記」はBook Keeping、「画廊」はGalleryが転じたこれまた英語と
聞くと驚きます。
 でもその驚きはまだ初心者級、想定外の日本語までもが外国産。
例えば「襦袢」はまさかのアラビア語、「瓦」は仰天のサンスクリット語なのだそうです。
(TABIPPO.NET より)

英語?中国語?

 外国の言葉だと思わずに使っているのは日本人だけでは無いようです。
<魚のイワシはロシアでも「イワシ」と言うそうです。
日本語由来のロシア語ですが、あちらのほとんどの人々は純粋なロシア語だと思っている様です。
 反対にロシア語由来の言葉で日本に定着しているものもあります。
大正時代にロシアから製法が伝わった「イクラ」です。
ただしロシアでは魚の卵全般をそう呼ぶので、日本のイクラは「赤イクラ」、キャビアなら
「黒イクラ」と言い分けるのだそうです。>
(NHK気になることば見とく知っとくナットク! より)
 ロシア人よ鰯は立派な日本語だよ、何を言うか日本人、イクラは純粋なロシア語だぞ、
そんなやり取りがありそうな気がします。

 世代によっては意味の通じない言葉もあります。
現役サラリーマンだった十数年前、後輩に「ロートルだから~」と言ったらきょとんとされました。
自分では年寄りを表す英語由来の外来語だと思って使ったのですが。
 今回この言葉を調べたら、私の認識は間違っていました。
<中国語で老人を意味する「老頭児」からきたもの。
中国では親しみを込めて使われるが、日本では使い物にならない等の否定的なニュアンスで
用いられる。
昭和の後期には使われなくなった。>(日本語俗語辞書 より)
 そんな消え行く昭和の言葉を平成の時代に使っていたとは、何ともロートルなオヤジです。
令和の時代には、使い物にならない「ポンコツ」を返上して、「愛される」風なロートルを目指すと
しますか。


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身近な生き物:モモンガの嘆き

2019-05-29 06:29:49 | 日記
近場にいるけれど出会えない

 今週末はもう6月ですが、ここで突然の問題です。
「6月3日」はどんな動物の日でしょうか?
 昨年の信濃毎日新聞に答えが載っていました。
<小諸市動物園では同日を「ムササビの日」と名付け、来園者に紹介するイベントを開いた。>
 狙いは飼育しているのを広く知ってもらうこと、ネーミングは語呂合わせ。
軽井沢町内で保護された幼獣などをお披露目していると書かれていました。
 名前は知っているし身近な場所に生息もしている筈、しかし案外とその姿を見る機会の
無いのがムササビです。

 国内に棲むリス科の動物としては最大で、体長80cm、体重900g程、猫くらいの
大きさがあります。
 被膜を使って滑空しますが、それには大小の2種類があります。
左右の前肢と後ろ脚の間にあるのが大きな被膜、尾の基部辺りにあるのが小さな被膜、それと
尻尾を舵取りに使って宙を舞います。
無風状態なら20m、風に乗れば200mも移動することが可能です。
(Private Zoo Garden より)

 基本的には本州・四国・九州の山地や平野部の森林に生息していますが、人間の生活圏
にも意外と平気に進出します。
神社の大木の洞を住処にしていたり、民家の屋根裏に巣を作ることもあります。
 生息域では100メートル程度毎に1匹確認されるとの調査結果もあるようです。
それなのに余り姿を見ないのは、夜行性かつ樹上の生活が主だから。
 日の入りの30分後あたりからエサを求めて活動を始めます。
1年を通じて植物食で、アラカシ等の葉を二つ折りにして中心部をかじりとります。
樹の下を観察して真ん中に穴が開いた葉があればビンゴ!
「食痕」や俵状のフンが見つかれば、きっと闇夜に宙を滑るムササビに出会えます。

可愛い目つき

 同じ様に滑空する生き物がモモンガ。
尾までの長さが30cm、体重は180g程度とこちらは随分小振りです。
 違いは<目が可愛くて体が小さいのがモモンガ、目つきが悪くてガタイが大きいのがムササビ。>
(目がテン!ライブラリー より)
そう言われても樹上の生き物の目つきまではなかなか分かりません。
 飛んでいる姿ならば、ひらりと舞うハンカチがモモンガ、ゆったりと落ちる座布団がムササビ、
と見分けます。

 もしかしたらハンカチがボヤいているかもしれません。
「モモ」は百にするとしても残りの「ンガ」は何ともならぬ、強引な語呂合わせも手詰まりです。
 どうして「モモンガの日」がないの、もしもボヤかれても応えようがありません。 

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雑草の日:アルプス生まれの毛深い奴

2019-05-28 07:35:56 | 日記
荒野を目指す

 今日は長い間正体を掴めなかった草の話です。
4年も前に見つけ、以来特徴的な姿を手掛かりに図鑑やネットを探って来ましたが答えが
得られません。
半分諦めていましたが、先日知り合いが名前を探り当ててくれました。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 キク科 ヤナギタンポポ属 チシマタンポポ です。

 長楕円形の葉をロゼットにして冬を越し、4月の終り頃からタンポポに似た黄色い花を
咲かせます。
葉にはタンポポの様な切れ目がなく、代わりに白くて長い毛が密生しています。
 知人のSさんも以前からこの姿が気になっていたのだとか。
先日スマホをいじくっている際に偶然毛むくじゃらの写真を見つけ、チシマタンポポの名前
に至ったのだと教えてくれました。

 元々はヨーロッパアルプス山脈の2000mから3000m級の高山の岩場や砂礫に
自生する多年草。
園芸種として日本に持ち込まれましたが、<高山植物としてこれ程育てやすいものは無い
というくらいに丈夫。>(山野草を育てるNori&Wako より)なのだそうです。
 その元気さ故に野生回帰を目指すものが現れて、一端がウォーキングコースの公園に
根付いて群生したのだと勝手に想像しています。

名前の由来

 チシマタンポポを見る度に、どうしてこれ程毛深いのか?と不思議です。
調べてみると植物なりに毛を生やす理由があるのだそうです。
 <葉や茎や花にある細かい毛をトライコームと呼ぶ。
この毛状突起は強い光から身を守り、強風時には気孔から水分が過度に蒸発するのを防いでいる。
小さな虫などが本体に近づきにくくする役目もある。>
 更には植物体の中で密かに行われている企みもあるそうです。
<多くの植物のトライコームでは特殊な物質を貯めている。
例えばハーブの匂い物質はここに貯えられて害虫を予防する。>
(引用はいずれも 植物Q&A より)

 ならばチシマタンポポの細くて白い毛はどんな役割を担っているのか気になるところです。
色々検索してみましたが、残念ながら今のところ答えには至りません。
 素人考えをするならば、出自のアルプスの厳しい寒風から身を守っていたのでは。
もしもそうだとすれば、5月に真夏日を迎えたこの暑さにはきっとうんざりしているでしょう。
 どうしてチシマの名前になったのかも気になるところです。
北の方の島々にも自生しているからと考えますが、そちら方面に生息域は無いそうです。
 <日本に持ち込まれた当初の名前の「ヒエラキウム」や「アルピニウム」では売りにくいので、
園芸業者がこの名を思いついただけ、特に意味は無い。>(e-yakusou.com より)
 そう聞かされると、「正体が掴みにくい奴」改めてそう思います。

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健康長寿:2メートル、車でダイブ

2019-05-27 07:22:57 | 日記
衝突事故

 知人のYさんの健康法はウォーキング。
雪が積もって足元がツルツルの時期も、猛暑の夏日も、適切な時間を選んでは週に3日歩く
元気な72歳です。
 そんなYさんに突然の不幸が襲ったのは今月の7日でした。

 毎週月曜日は専門知識の欠片も持たない私が、ウォーキングを通じて健康長寿を手に入れようと
奮闘するお話です。
今週は「むち打ちとウォーキング」を。

 その日走り馴れた道をドライブしていたYさんは、わき道から突然飛び出した車に衝突
されて、車ごと2メートル下の田んぼに叩き落とされました。
車は大破したけれど幸いなことにYさんに目立つ傷は無し。
 その後の交渉で相手方の過失が主な原因と認定されて安堵しましたが、2日ほど経つと
首の周りの痛みを感じるようになりました。
いわゆるむち打ち症です。

 <追突事故などで頭部が鞭の動きの様に前後に過度に屈伸し、首の組織に損傷が生じる為
に起こる症状。
病名では無いので医師の診断は「頸椎捻挫・頸部損傷」などになる。
頭や背中の痛み、しびれや嘔吐などが生じる。>(神奈川県内の交通事故でお悩みの方へ より)
 これがむち打ち症ですが、怖いのは場合によってはその後も長く影響が続くこと。

浮かない顔

 外科的には次の様な治療が行われます。
<首を固定するカラーキーパーを着用して、首への負担を軽減し安静を保つ。
こうすると2~3週間で自然に治ることも多い。
しかし症状が残る様ならば、温熱療法やマッサージ、内服薬やシップも用いる。>
(健康プラザ より)
 うなだれた姿勢での長時間の作業を続けないなどの患部への注意は当然必要ですが、これに
加えて大事なのは心のケア。
その為の心構えが書かれていました。
 <「なぜ自分だけが・・」といった被害者意識や、「治らないかも」の重病感を持たない。
引っ込み思案にならずに、プラス思考で前向きに考える。>(健康プラザ より)
 何より大事なのはストレスを溜めないこと。

そこで役に立つのがウォーキングです。
<医師の指導のもとに、ある時期からは積極的に自分の好きなスポーツで適度な運動をする
ことも必要。
その目的は首への意識をそらす為。>(健康プラザ より)
 患部に注意をしつつも、できる限り意識しないことが求められると言います。
外に出れば気分転換にもなるし、日を浴びて緑を眺めれば前向きな気持ちが芽生えるかもしれません。
こんなアドバイスを、しょげているだろうYさんにしてあげよう。

 ウォーキングに出かけたら、何時ものコースに意気揚々と歩くYさんがいたりして。
「どうしたい、浮かない顔をして」
逆に励まされたりして。

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